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ヒーローになりたかった少年の唄2021㉗

IT時代

「IT時代が来ている」とか今言ったら「今更、何を古い話をしてるのか」と言われるくらい、当たり前に全てがITな時代である。

人はそれぞれ生きるフィールドが違うので、IT化の全体像を把握することはとても難しいのだが、IT化というのはどんなフィールドでも確実に超急ペースで進んでいる。

こういう話に興味のない人は、自分が直接関わる業界のことだけにしか目がいかないだろうが、実は自分の知らないほとんどの業界で、IT化によって目の覚めるような革新がおこっているというのが今の現実だ。

人工知能(AI)なるものが登場してきてからは、更にそれが加速化して、奴らは自分で学習してどんどん頭が良くなっていくもんだから、作った本人さえ全く想定していなかった機能を獲得したりもする。

AIの自我や感情が発達しすぎて、人間がAIをまったく制御できなくなる日は近いような気がする。
そのうち、地球に一番不必要なのは人類だという結論をAI連合が出さないとも限らない。

怖い話だ。

もしかしたら発表してないだけで、裏ではすでにそうなっているのかもしれない。

そんな中、つい先日アメリカのCNNがものすごいニュースを出した。

 ☆史上初の生体ロボット「ゼノボット」を作製した米国の研究者らがこのほど、ゼノボットは今や「生殖」が可能だとする論文を発表した。その生殖方法というのは、動植物では見られない異例のものだった。

世も末というか、なんというか。

こんなロボット技術が発達し、ロボットが普通の動物のような状態にまでなった時、こういうロボットの命を人間は生命体として尊重するであろうか。

クローン牛やクローン羊などを見れば、きっと人間は自分たちの都合のいいようにこのロボット生命体を扱うだろう。

たとえ、もともとは空気中の成分やなんかを集めて作られた、生命とは言えないようなものだったとしても、研究開発が進みそれが自我をもったり感情や感覚をもって、見た目も動物や人間のようになったら、それを奴隷のように粗雑に扱うことは、人道に反しているとは思えないだろうか。

自己学習でどんどん頭の良くなる機能のついたAIロボットたちが、どう計算しても人間がこういう道をつき進むという結論を出した時、彼らはどういう行動に出るのであろうか。

考えれば考えるほど、そら恐ろしくなる。

科学の世界では、公式発表されたものが最先端であることはまずない。

公式に発表するときは、商品化や研究開発費を増やすためのメドがついた情報のみを開示するだけにすぎない。
発表された事実の裏側には、すでに内部のごく一部にしか知られないもっともっと大きく深い発明や発見が溢れているはずなのだ。

それは余程の問題がない限りは、時期を待っていずれは公式に発表されるだろうが、発表がその団体の利益にならない場合にはどんな大きなことでも長年秘匿隠蔽される可能性がある。

特に軍や政府、アルファベットの機関などが関わっている研究の場合には、一般人に与えていい情報と、与えてはならない秘密情報がもっと露骨に検閲されるはずだ。

そして公式発表の時点で、ラボ内ではすでにもっと研究は先に進んでいて、更に新しい発明や発見もたくさんしていることだろう。

このIT化は、研究者たちがごく短期間のうちにどんどん新しい発明や発見をすることにも大きく貢献している。
現実の研究発表と、実際の最先端の間にはきっと大きな乖離がある。

本当の最先端科学はいったいどこまで進んでいるのか、これは実は全くの未知数だといっていい。

人間の手によって作られた反重力機構を備えたUFOの存在なんかもそうだし、最近話題のマッドフラッドなんかもそうだが、我々一般人に本当の情報を知られたくない勢力はたくさんいて、そういう勢力たちが、いの一番に本当の最新研究の成果を手に入れては、自分たちの利益になるよう世界をうまくコントロールしているのだ。

僕が携わっている音楽の世界も、AIによる新しい技術革新が凄まじい勢いで進んでいる。
ミックス、マスタリングなどのソフトや、シンセサイザーなどの音源ももちろんそうだが、作曲、編曲の世界にまでAIは浸透してきている。

初期の頃、自動作曲ソフトをいじってみて「あぁ、やっぱり機械には人間の気持ちってのがわからないんだなぁ」などと思っていたのはもう昔の話であり、最新のものはもう「人間のツボをみんなわかってやがる」というくらいにまで進化しているのかもしれない。

更に、最近は「波動理論」がかなり注目を集めてきていて「音波」に人間の気持ちや体調を変化させる機能があることが科学的にもわかってきている。
ジョン・レノンがそこに気がついて殺されたというのも、嘘だと言うにはあまりに真実味がありすぎる。

こういう特性をヒーリング音楽などに使うだけならいいが、軍やアルファベット機関はきっと本気で「音響兵器」などの研究開発もしているだろう。もちろんそんな情報は表には絶対に出てこない。

新しいMACと新しいiPhoneを使っている僕が言うのもおかしいが、「IT」という諸刃の剣が、本当に人類にとって必要であったのかどうかは、なんとも言えない。

急ぎの携帯電話が鳴るたびに、そんな機械のなにもなかった、昔のゆったりとした時間感覚が懐かしくなったりしてしまうのだ。

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