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[アズレン]ニュージャージーの魅力を伝えたい

 この記事では、ニュージャージーの魅力について自分の思うことを書いてみたい。今まで様々なゲームをしてきたが、ここまで虜になったキャラはニュージャージーの他にいなかったので、その魅力を書いてみたいと思っていた。
 …と、ちょうどニュージャージーのイベントが復刻するとの情報を聞いたので、この機会に自分の思うところを書いてみたいと思う。この記事を通して、多くの人が彼女を好きになってもらえると幸いである。

 なお、アニメやゲームのキャラクターは自由に解釈すべきものであり、ここの記述もあくまで僕の思うところに過ぎないのははじめに注意しておきたい。また、オタク特有の煮詰まり方をしているので、文章が気持ち悪くて耐えられない場合、即退散を推奨する。

この記事の進め方

 とりあえず予防線を張っておいたので、はじめにこの記事のおおまかな進め方をあらかじめ説明しておきたい。
 まず基本情報を概説したうえで、以下のような順序で進めていきたい。

  1. 史実
    …「最大最強のブラックドラゴン」たる所以と戦艦ニュージャージーの歴史概説

  2. 容姿
    …彼女の魅力的なポイントを解説

  3. 性格
    …ただの陽キャに収まらない、彼女特有の性格の掘り下げ

  4. 性能
    …スペック、スキルについて

 まず、彼女の歴史について最初に説明する。キャラの魅力を語りたいのなら2と3の説明で足りるのかもしれない。しかし、彼女の歴史を(断片的にだが)掘り下げることでみえてくる魅力もある。もしかしたら、新たな視点を提供してくれるかもしれない。
 そして逆に、ゲーム内性能を最後に紹介する。というのも、性能云々いうのもあまり好まない人もいるだろうし、アズレンの魅力のひとつは性能を強調しない空気感にあると思われるからである。他方、ゲーム上の性能も彼女の魅力のひとつなのは否めず、むしろ彼女の個性とも結びついている側面もある。そこで、性能紹介を読むか否かは読者の選択に委ね、干渉の起きにくい最後に配置することにした。


前置きが長くなったが、早速始めます。

※2023/9/21追記 大幅リニューアル
 全体的な読みやすさ向上のため、従前の追記を含め、全体を通じて内容の見直しを行い、表現の追加・修正、段落の変更等を行った。表現の変更によって一部表現内容が変化している可能性があるが、芯となる方向性は一切変更していないつもり。
※2024/4/25追記 大幅リニューアルその2
 方針は9月同様。全体的なものとして、段落前にスペースの追加、より適切かつ読みやすい言葉への言い換え・取捨選択を行った。細部では、基本情報の細分化、史実・容姿の記述の位置づけの整理、性格項に簡単なまとめの追加、性能項のスキル1の情報追加、整理を行った。
※その後の追記まとめ
2023/10/25、メモリーズに関する情報を追加。実装に伴い、11/3再追記。2024/1/4、常設化についての情報を追加。1/7、データダイエットのため別記事に内容を移植した。1/18、同日アップデートの内容を反映した。4/6、4/13、ゲーム外情報を追加、整理した。また、追記の記載方法を簡略化した。
※本記事の情報は2024年4月のもの

基本情報

概要

  • 陣営:ユニオン
    アメリカ海軍のアイオワ級戦艦2番艦(BB-62)

  • レア度:UR
    信濃に続き、史上二人目のガチャ産UR

  • 実装:2021年5月末~6月初旬
    大陸版4周年イベント「照らす螺旋の鏡海」で実装
    なお同イベントは2023年6月中旬にライト復刻、2024年1月18日より常設化

  • 入手方法:常設済
    (①期間限定建造:上記イベント期間中にて入手可能だった)
     ②大型艦・特型艦建造にて入手可
     ③「Pt交換」にて400ptで交換
     ※②③については、下記「入手方法(常設化について)」にて後述。

  • 絵師:YYY_( ´・ᴗ・` )(@zelda10010)先生
    チェシャーや樫野、最近だと肇和や応瑞のキャラデザも担当。
    ※表記これで合ってますか…?

  • CV:富田美憂さん
    現状アズレンでは本キャラのみ。

  • 着せ替え:現状3着
    バニーガール衣装「リッピング・ステージ!」(常設)
    ケッコン衣装:「スノーブライトラブ」
    水着衣装:「盛夏のレジャータイム」(Live2D)(特殊ギミックが2つ)

  • メモリーズ
    「舌先に溶ける、甘さ」(常設)

 ユニオン初のガチャ産UR艦船にして、かのアイオワ級戦艦のひとり。自称「最大最強のブラックドラゴン」であり、世界観的にもその名に恥じぬ強力な砲火力を有しているようだ。「こういうのが、好きなんでしょ?」は彼女の代名詞ともいえる台詞。
 好きな物はアイスや果物系、苦手な物はコーヒー。

交友関係

 交友関係について、明確に言及されているものは少ない。台詞のほとんどが指揮官向けなので…ただ、委託完了時の台詞などみるに、彼女自身は仲間思いな性格である。なので、誰とでも仲良くなれそうではある。
 特に言及しているのは、同イベントで実装されたタイコンデロガ。アイスを持ってきてもらったりしているようだ。他キャラの台詞では、キアサージのバニー衣装で言及されている。

掛け合い

 戦闘時の掛け合いは3つ。
 まず、ジョージアとの掛け合いがある。「口径の大きいアイオワ?ちょっと違う…」という台詞。これはジョージアがアイオワ級戦艦のありうる可能性のひとつ(火力特化型)として特別計画艦となった設定を反映している。ジョージアはいわば生き別れの姉妹みたいなものである。
 また、エンタープライズとの掛け合いもある。「英雄さん」と呼んでいるようである。互いにバトルスターTOP繋がり、ユニオンの双頭ともいえるこの2人…好敵手なのかしら…
 意外なところでは、ソビエツカヤ・ベラルーシアとの掛け合いがある。青髪で策士な戦艦繋がり…?
 いずれにせよ俺得ではある

メモリーズ「舌先に融ける、甘さ」

 ゲーム内コンテンツである「メモリーズ」(ASMR(?)ボイスショートストーリー)にニュージャージーのエピソードが早速追加された。しかも常設!
入手するには月1で入手可能なチケット3枚又は120ダイヤが必要となる。また、アセットダウンロードのため、92.5MBの容量が必要となる。
 内容はいわゆる観覧車シチュ。彼女の魅力そのままに、新たな側面も見えてくる良エピソード。映像も動くし、緊密度高めのボイスもあるし、凄くキュンキュンする作品になっているので、ぜひ。

ゲーム外の活躍

 実装後もかなり人気がある。
 件のバニーガール衣装の人気が高く、着せ替え販売数ランキングでも高順位だった。
 また、2021年末に行われた人気投票では大陸版でもTOP3に、EN版では見事トップに輝いている。そのためか、ケッコン衣装が初登場から1年という短期間で実装されている。(ちなみに日本版では、2021年末の人気投票は14位、2023年末は12位である)
 これ以降もEN版の公式XやYoutubeチャンネルを見ると彼女をよく見かける。本国ユーザーには根強い人気があるようだ。
 さらに、秋葉原駅中央改札前にオープンしたYostar Official Shop、その頭上にある超巨大モニターで流れるアズレンの宣伝でもニュージャージーちゃんが登場している。かなり大々的に。等身大、いやそれ以上のダイナミックさで、彼女をリアルに拝むことができる。

 ゲーム外での商品展開も多い。
 フィギュアに関しては、バニーガール衣装とケッコン衣装の2種類ある。また、バニーガール衣装はねんどろいども発売されていた。さらに、5周年のグッズ販売にて、公式が病気シリーズのお尻マウスパッドが販売されていた。
 書籍関連としては、公式スピンオフの「びそくぜんしんっ!」(71話)(3巻)と「クイーンズオーダーズ」(145-148話)(5巻)でも既に出演済。
 また、アズレン6周年テーマ曲であるオーイシマサヨシさんの「黄金航路」、そのパッケージには、ゲソきんぐ先生(@Gesoking06)が描かれたニュージャージーのイラストが採用されている。このイラストは6周年記念の公式イラスト集にも掲載されている。
 外部とのコラボに関しては、2022年の銭湯コラボで抜擢されていた。また、恒例のモチーフリングも販売されていた。2023年にはZOZOコラボでも抜擢された。2024年にはオンラインくじの目玉キャラの1人となっている。

 UR艦船ということを抜きにしても、彼女の明るい性格と近未来的な雰囲気は、現実世界にも明るい雰囲気をもたらしてくれるといえよう。

※とりあえず、ゲソきんぐ先生のイラストは必見。ニュージャージーちゃんのダイナミックな胸の描写とちょっとしたタイツ破れも魅惑的だが、SDでのみ表現されていたライトセーバー電撃を掴んでいたりと近未来感が前面に押し出されていてかっこいい。

入手方法(常設化について)

 ニュージャージーは、信濃に続くアズレン史上2人目のUR艦として実装された。2023年6月にイベントの復刻も終え、いつの間にかUR艦のなかでも古参になっていたニュージャージーだが、2024年1月18日メンテ後、ついに信濃とともに常設化されることになった。
 最近始めた方含め、多くの方にニュージャージーちゃんを入手してもらいたいので、常設化に関する公式情報を解説…した記事に代えさせていただきます。

 とはいえ、何も書かないのもあれなので、ここでは要点を箇条書きするだけにとどめる。

 まず、建造についての要点は以下の通り。

  1. 大型艦・特型艦建造の両方で入手可能

  2. 確率はUR艦合計で1.2%(ニュージャージー単体はもっと低い)

  3. ただし、イベント建造では一切排出されない

 次に、Pt交換についての要点は以下の通り。

  1. ポイント対象となる建造は以下の2つ

    1. 常設建造(小型・大型・特型)

    2. UR艦が出現しないイベント建造

  2. ポイントレートは、建造で消費した「キューブの数」につき1pt

  3. 交換に必要なポイントは400pt

  4. ただし、ポイント保有上限は400pt

1 彼女が「最大最強のブラックドラゴン」たる所以(歴史)

 いざ彼女の歴史を書くとはいっても、残念ながら僕はミリオタでも歴史家でもない。また、戦艦ニュージャージーの生涯については、アズレンの公式が三笠大先輩シリーズで紹介しているので、三笠大先輩の講義を聞く方がよっぽど面白いと思う。
(下にリンク貼っておきます)

https://www.youtube.com/watch?v=K5jkmNPSvNc&list=PLKPqu9WRnKdDgMJn2AAJ1p1uWu3oZIzOm&index=7

 この記事においては、なぜ彼女が「最大最強のブラックドラゴン」なのか、という点に着目し、史実の観点から解き明かすことにしたい。とりわけ「最大最強」にフォーカスを当て、個人的な見解を述べてみたい。
 …とはいっても基本的な情報くらいは箇条書きで載せておきます(wiki調べ)

  • 進水日:1942年12月7日(真珠湾攻撃から丸1年(アメリカ時間基準))

  • 就役時期:21.5年
    ①1943年5月23日~1948年6月30日(第二次世界大戦~戦後)
    ②1950年11月21日~1957年8月21日(朝鮮戦争)
    ③1968年4月6日~1969年8月22日(ベトナム戦争)
    ④1982年12月28日~1991年2月8日(新冷戦~湾岸戦争)

  • 退役日:1991年2月8日

  • 現在:記念艦として、フィラデルフィア付近、デラウェア川沖にて公開中
    (ちなみに、住所はペンシルベニア州ではなくニュージャージー州である)

  • 艦名:ニュージャージー州が由来
    …アメリカ東海岸に位置し、ニューヨーク州とペンシルベニア州の間にある。独立13州のひとつ。州都はトレントン。

  • 愛称:「Big J(ビックジェイ)」・ブラックドラゴンなど

それでは始めます。

⑴なぜ「ブラックドラゴン」なのか

 これについては有名な逸話がある。第二次大戦中のニュージャージーは黒い迷彩を纏っていた。そして、戦艦なので主砲による砲撃を行う。その様子が、まるで黒いドラゴンが口から火を吹いているように将校達に見えたようだ。そこから戦艦ニュージャージーを「ブラックドラゴン」と呼ぶようになったらしい。
 彼女のブラックドラゴンという自称はこの逸話に基づくものである。別にシュレイドの伝説だとかカードゲームの黒いドラゴンが元ネタではない。それを反映してか、ニュージャージーのイラストは全体的に暗い青色や黒色を基調としたイラストになっている。

⑵なぜ「最大最強」なのか

…とのことです

 「最大最強」と言われると、ぱっと考えることはこうだろう。「あぁアイオワ級戦艦は大和型戦艦と比較される程だし、そりゃ最強だよね」と。確かにアイオワ級戦艦というだけで史上最強の戦艦という感じはある。
 しかし、彼女の自己紹介をよーく読んで頂きたい。これ「アイオワ級は最強」ではなく「私は最強」という意味に読めないだろうか。自信家故の豪語かもしれないが、そうであるならば尚更その自信を裏付ける事実があるはずである。
 では、ニュージャージーのなにが「最大最強」なのか?他のアイオワ級とは何が異なるのか?ここでは歴史を踏まえてこのことを掘り下げてみたい。


 彼女が最強たる所以は何か。立場上この世で一番戦艦ニュージャージーを魅力的に紹介しているであろう、Battleship New JersyのホームページのFull Historyのページ(Full History - Battleship New Jersey)をみてみると、最強たるアイオワ級のなかでも最強たる所以が紹介されている。
 パラグラフリーディングの要領でいくつか引用してみると…

All four Iowa-class battleships served in World War II, the Korean War, and the Cold War, and some fought in the Gulf War. Only USS New Jersey served in the Vietnam War and the conflict in Lebanon, and she served in the Persian Gulf.…
No Iowa-class battleship gave more distinguished service than USS New Jersey. In World War II, Korea, Vietnam, Lebanon, and the Persian Gulf, the New Jersey earned a total of 19 Battle and Campaign stars,…
The New Jersey rendered more active service than any other Iowa-class ship.
……USS New Jersey was in active service for over 21.5 years – 2.5 years more than Iowa, 5 years more than Missouri, and 8.5 years more than Wisconsin. For several years – more than her three sisters combined – she was the world’s only operational battleship.
USS New Jersey also saw more combat in World War II than any other Iowa-class battleship…
Moreover, USS New Jersey surpassed the other Iowa-class battleships as a flagship of America’s fleets.…
Furthermore, USS New Jersey engaged in more shore bombardment than the other Iowa-class ships.…
President Ronald Reagan echoed that remark in 1982 when he personally recommissioned USS New Jersey – the only battleship ever commissioned by a sitting president.…
For length of service, combat service, shore bombardment, fleet leadership, and decorations, USS New Jersey is second to none.

USS NEW JERSEY AND THE IOWA-CLASS: THE BEST OF THE BEST
Full History-Battleship New Jersey
(https://www.battleshipnewjersey.org/the-ship/full-history/)

 (あまり英語は得意ではないが)以上を和訳しながら要約すると、ニュージャージと他のアイオワ級との違いは以下の通りである。
 (間違いがあったら指摘してほしいです)

  • アイオワ級は第二次大戦、朝鮮戦争、冷戦、湾岸戦争に参加したが、ニュージャージーだけはベトナム戦争、レバノン紛争、ペルシャ湾での紛争にも参戦している

  • 目覚ましい活躍の末、バトルスターを19個授与されている(最大の授与数(20個)を誇るのはもちろんあのエンタープライズ(CV-6))

  • 退役するまでの約50年のうち、就役期間が21.5年。これはアイオワ級のなかでも最長

  • 第二次大戦ではアイオワ級の中でもっとも多くの戦闘を経験している

  • 他のアイオワ級よりアメリカ海軍の旗艦として活躍している

  • 他のアイオワ級よりも沿岸砲撃の経験も多い
    (※日本人的には複雑な気分ではあるが…)

  • 1982年、時のレーガン大統領直々に再就役がされる。(このことは、アメリカ海軍の戦艦で唯一)

 さすがに戦艦の紹介とあって、なかなか言葉が強いな…
 このなかでとりわけ注目されやすいのは、①海軍での就役時期が長く、実際アイオワ級で唯一ベトナム戦争にも参加していること、また戦闘経験も多いこと、②バトルスター19個、③レーガン大統領の逸話であろうか。今回調べて気づいたのは、④アメリカ海軍の旗艦として活躍していた時期があったこと(内容を読むに、戦前~戦後直後の時期か?)である。このような歴史を振り返ると、彼女がユニオンを牽引する立場であり、「ユニオン艦船全体」にバフをかける初めての艦船となったのも納得できる。

 以上から、最強たるアイオワ級戦艦のなかでも「最強」たる所以は、以下の3点にまとめられるだろう。なるほどなぁ…

  • 21.5年というアイオワ級最長の就役時期

  • 多くの戦闘経験の数

  • 以上の経歴から生じた合衆国からの信頼

⑶まとめ

カン☆コーン

 アイオワ級は冷戦における軍拡競争の影響を大きく受けた。彼女たちが活躍した時代はもはや大艦巨砲主義の時代ではなく、主戦力が空母やミサイルに移行していく激動の時代だった。そんななか、アイオワ級はミサイル兵装などを装備するなどして、時代に合わせた進化を遂げてきた。彼女のいう「戦艦は戦艦で進化する」というのはこういうことなのだろう。

 この台詞、ニュージャージーが言うとかなり説得力があるように感じる。というのも、先程の引用文の第一段落で省略した部分にて、以下のような表現をしているからだ。

the New Jersey led her three sisters into the Missile Age

USS NEW JERSEY AND THE IOWA-CLASS: THE BEST OF THE BEST
Full History-Battleship New Jersey
(https://www.battleshipnewjersey.org/the-ship/full-history/)


 「led」というのは「lead」(引っ張る)の過去形である。あのワンちゃんの首につけるやつ。このような表現を用いた理由は、恐らくニュージャージーが多くの戦歴のなかで新兵装を用いて戦い、その戦闘経験が他のアイオワ級の兵装強化に応用された旨の記述だろう。僕はミリオタではないから正確な情報はわからないが、もしもこの表現を鵜吞みにするならば、ニュージャージーは姉妹艦に先立って新兵装を装備し調整していったわけである。「戦艦の進化」の最先端をいっていた彼女はまさに生き証人というわけだ。
 ちなみにこの史実は、近未来的な艤装や、戦艦主砲の投射範囲を大きく下げられるスキルに反映されているし、また彼女が周りを引っ張っていく性格にも繋がるものがありそうである。
 このようにして、冷戦という時代における様々な変化に対応するため、彼女は先陣を切って最新鋭の装備を施し、アメリカ海軍にとって最適な軍艦であろうとした。彼女の代表的な台詞といえば「こういうのが好きなんでしょ?」だが、以上の歴史的文脈を踏まえると、以上で説明したような、最適であろうとした彼女の姿を表した台詞といえよう。

2 容姿

 次はニュージャージーちゃんの魅力的な容姿について説明していきたい。全体的な印象と細部に分けて説明したい。
 なお、いろいろ書きたいのは山々だが、細々と書きすぎると、元々のゲームがとてもセンシティブ故、記事内容が公序良俗に反しかねない。節度を持って書くことに努めたい。

⑴全体的な印象

全体像
全身写しても収まってないっすね

 まず色彩としては、全体的に暗い青や黒が多いイメージ。髪の色や目の色はどちらかといえば紺色に近い。黒色のインナー、水色の手袋、水色や銀色の装飾もある。これは「ブラックドラゴン」の名をそのまま反映させたものだろう。

 次に艤装について。とにかくでかい。秘書艦画面に収まらない。そして、近未来的な艤装の数々。例えば、背中にある円形の青い電流、電気で作られた翼的なシークエンス、うさ耳にも見える頭部の円盤などなど。特に、翼的なシークエンスや頭部の円盤については、彼女がブラックドラゴンであることを踏まえると、それぞれドラゴンの翼と角と見ることもできる。近未来的な要素とドラゴン要素の合作ともいえるデザインといえよう。
(僕含めて、殆どの人が天然うさ耳にしか見えなかった気がするけど…)

 このように、彼女の大きな特徴はこの近未来感である。彼女の近未来的艤装によって多くの指揮官が虜にされていった。彼女の雰囲気の理由として思い当たるのは、第二次大戦当時としては最新鋭だった、冷戦期も常に最新の兵装を搭載アップデートしていた、つい30年前まで現役だった、といった史実だろうか。とにかくニュージャージーちゃんに時代の先取りという雰囲気は良く似合う。

 SDも概ね同じような雰囲気。寮舎内にて、ライトセーバー電撃を手に持ち、双剣の如く振り回してる。


 以上ニュージャージーちゃんの全体像を説明した。ここからはニュージャージーちゃんの細部を3点に分けて(節度を持って)見ていくことにする。

⑵具体例① 表情の豊かさ・うさ耳

最高の笑顔をありがとうございます
待ち受けに設定すると、つらい時に立ち直れます(筆者の体験談)

 彼女の顔の大きな特徴のひとつは、とにかく表情が豊かであること。猫口のようなドヤ顔を基本に、笑ったり、目を輝かせたり、くの字型の目になったり、ハート目したり。表情差分が多く、多彩である。これは絵師さんの癖なのかもしれないが(チェシャーや樫野も表情差分が多いイメージ)、それでもニュージャージーの表情はチェシャーに負けず劣らずの多彩さである。とにかく、この多彩さは自信家で陽キャな彼女には似合う。

ぎょぇぇぇ

 また、SDも表情が豊かである。いや豊かすぎる。デフォルトはドヤ顔が基本であるが、タッチボイスで設定されているSDは「ギョエェェ!」とでも言いそうな表情であり、また寮舎の持ち上げや戦闘失敗時の表情は目が点である。意外と感情の起伏の変化が大きいのかもしれない。


 また、頭の円盤もあってか、天然バニーキャラとなっている。初登場時の同時実装着せ替えがバニーガールだったのも、そのイメージに拍車をかけている。着せ替えを見るに円盤の取り外しは可能なようだが、その代わり必ずうさ耳をつけている。どうやらうさ耳キャラが定着しているようだ。
 (個人的にはうさ耳要素のない彼女も見てみたいといえば見てみたいが)
 なお、よくよく考えるとモチーフはドラゴンの角だと思われるのは前述の通り。

⑶具体例② 全身黒タイツ・白い手袋

 ニュージャージーちゃんの第二の特徴は、全身黒タイツであること。具体的には、下半身はストッキング、上半身は肩まで黒タイツ(構造はDIOのそれと一緒)といったふう。彼女はブラックドラゴンなので、黒タイツは色合い的にマッチしている。
 しかし黒タイツは、彼女を魅力的に見せてくる要素でもある。全身タイツはボディラインを強調するので、彼女のスタイルの良さをくっきり魅せてくる。また、剥離衝動を抑えられない人も多いんだそう。罪深い服装…

 他にも、彼女の腕まわりも魅惑的。黒タイツは肩までであり、彼女の白い手袋も肘までなので、肩から肘にかけて肌が露出する。このちょい肌もなかなかチャーミング。チラ見せというやつである。

※ちなみに、2021年6月から7月は、黒タイツが強く推された時期だった。5月末~6月中旬のイベントにてニュージャージーとインディペンデンス改が、約1ヶ月後の7月に全身黒タイツ筆頭のエーギルが実装され、この1~2か月間に魅惑的な黒タイツキャラが多く実装された。3人合わせて黒い三連星とは誰も呼んでない。

⑷具体例③ 魅惑的な部分チャーミング・ポイント

おそらく全ての元凶のバニー衣装
この画像大丈夫かな…水着よりは大丈夫か…

 「ニュージャージー最大の魅力は?」と聞いたら、恐らく多くの人が「尻!」と答えるだろう。彼女はお尻が強調されることが多い。というのも、現在実装されている着せ替えはいずれもお尻にフォーカスしているし、例の珍商品もおっぱいマウスパッドの先例があったにも関わらずお尻マウスパッドで発売している。とにかく公式はお尻を推している。推しりだけに
 確かにチャーミングなお尻は彼女の魅力のひとつであることは否定できない。しかし、個人的には胸派なので、ニュージャージーの胸も彼女の魅力だと思うのだ。もう少しこのことを周知させたく、この魅力を少しばかり語らせていただきたい。

 ニュージャージーは高速戦艦であり、細長い戦艦である(実際もそうだったらしい)。これをキャラに反映するならば、高身長のナイススタイルになるはずである。そうであるならば、必ずしも巨乳である必要はなく、むしろ巨乳は高身長スタイルを崩す危険すらある。しかしこのゲームはアズレンであるから、お姉さんキャラは半ば巨乳になるのが宿命である。要は、ニュージャージーは高身長スタイルと巨乳という相反する要素を備える運命にあるわけだ。
 ニュージャージーのイラストは、このなんともいえない胸の大きさをうまく表現されている。まず、①彼女の胸の大きさはこの2つの要求にうまく応えたものであり、スタイルの良さに溶け込みつつも存在感をかもし出している。加えて、②腹部の水色の装飾が、更にその存在感を強調する。要は、水色の装飾が腹部の黒タイツ部分を隠して彼女を更に細身に見せることで、オール黒タイツの胸部の大きさが更に大きく見えるわけだ。さらに、③先述の通り、黒タイツがボディラインを強調する。

 長々説明してきたが、まぁ結局「ボッキュッボンは最高だ」ということ。軽くまとめると、彼女は史実的に高身長スタイルを志向していたと推察されること、彼女の胸がナイススタイルと巨乳という相反する要素をうまく凝縮したものであり、加えて服装により胸の存在感をかもし出され、より彼女の胸を魅惑的にしている、と思われるのだ。深読みし過ぎているかもしれないが、なんともいえないエロスを感じるのは僕だけであろうか。

3 性格

 アズレンの他のキャラの例に溺れず、ニュージャージーもかなり個性的な性格をしている。多くの人の彼女に対する第一印象は「陽キャ」であろう。しかし、彼女の魅力は、いわゆる「陽キャ」に収まらないところにある、と僕は思う。ここではその点を語っていきたい。

⑴自信家ニュージャージーちゃん

 彼女を「陽キャ」と感じるのは一般的な評価だと思う。僕もそう思う。
ただ、なぜそのように感じるのか?と言われると、具体的な言葉にするのは難しい。改めて理由を考えてみると、「彼女は相当な自信家である」ということだろうか。以下では、具体的な台詞を追ってみたい。

①「最大最強のブラックドラゴン」
 まず、自称「最大最強のブラックドラゴン」と名乗ること自体、自分の実力に自信があることを感じさせる。その自信の根拠は史実で説明した通り。
なお、この自称に対しては、秘書艦にすると「誇張しすぎたかしら」と話してくれることに、彼女のしたたかさが見て取れる。かわいい

②失敗時台詞

NJの性格を知るには大事な失敗台詞
しっかし、左下のSDよ

 しかし、これ以上に彼女が自信家ということを裏付けるのは、クエスト失敗の時のこの台詞だろう。失敗する場面というのは自信持ってやったことが折れる場面。失敗に対する対応は様々であるが、この台詞から彼女は「もうダメだ…おしまいだぁ…」と怖気付くのではなく、失敗の原因を突き止め、切り返そうとすることがわかる(これは最新鋭の装備を調整していった史実の表れともいえよう)。
 彼女のプライドの高さも背景にあるのかもしれないが、積み上げてきた自信が簡単に折れるキャラではないということを裏付けているようにも読める。ついでに、UR艦船故にこの台詞を聞く機会が殆どないというゲーム環境が彼女の自信の高さを演出しているようにも感じる。

 ちなみに、SDキャラはすんげぇ虚無の顔をしながら艤装が崩れ落ちている。もしかしたら失敗した瞬間は意外と打たれ弱いのかも。超人ニュージャージーちゃんの弱い一面の表れかもしれない。
 ただそうだとしても、その後失敗の原因を突き止めようとする姿勢は自信家そのもののように感じるのは僕だけであろうか。


 以上のようにして、彼女は相当な自信家であることが見て取れるだろう。ドヤ顔で様々な作戦をやり切ってくれるのはなんとも頼りがいがある。

⑵単なる「陽キャ」ではない?

 しかし、彼女最大の魅力は、ただの「陽キャ」では収まらない部分にあると思う。すなわち、彼女には本当に指揮官のことが好きでないと取り得ない行動の数々が見受けられるのだ。
 以下では、具体的な台詞から紐解いていきたい。

(えっ、自ら「アイツ俺の事が好きなんだ」と書いてて気持ち悪い?んでも後述するように、好感度は始めから高めっすよ彼女)

①秘書艦時の台詞(メイン4)

尊重もしてくれるけど、忖度するわけでもない
ちなみにココ、後でテストに出ます

 まずこの台詞。彼女は自信満々で様々なことをするが、こちらの意見をしっかり聞いてくれる。もちろんその心は指揮官の意見を尊重するためであろう。ここから、少なくとも彼女は自分の意見を押し付けるタイプではないということがわかるだろう。

 これだけならば礼儀正しい優秀な部下だなぁという印象であろう。つまり、指揮官の意を妨げないという意味で指揮官を尊重してくれる。ジョブライクってやつ?
 しかし、好感度を上げることで、この関係性に少し積極的な側面が生じてくる。

②好感度を上げると…

これは「好き」の台詞です
初見で1番度肝を抜かされた台詞です
これで完全に堕ちました

 あまりネタバレにならないように、好感度「好き」の台詞を上記に挙げておく(つまり類似シチュは他にもある)。この台詞は、こちらがぐったりしている際に、体調を察して、甘やかしてくれるというシチュエーション。なんだよ最高か!
 このように、彼女は積極的な行動によって指揮官の望みを叶えてくれるわけだ。

 もう少しこの台詞を掘り下げてみよう。「疲れた」「休みたい」「甘えたい」というのは、人によっては我慢なり羞恥なりで表面化しづらい(少なくとも僕は苦手です)。彼女はそれを察してアクションを起こし、彼女の考える指揮官の望む癒しを与えてくれるのだ。指揮官の隠れた本心を見抜く洞察力も目を見張るものがあるが、そもそもこのような行動に着手できるのは、彼女が奥手ではなく、かつ、指揮官に好感を持っているから、ではなかろうか。こういうの、好きでした。

 なおこの台詞は、癒しの方法として赤ちゃんプレイに似たなにかをされるわけだが、そのことに癪に障る人もいるだろう。しかし、以上の考察を踏まえると、赤ちゃんプレイ的な方法が嫌であれば、彼女はそれを察して他のアプローチを仕掛け、指揮官の望む癒しを与えてくれるはずである。この台詞はあくまで一例に過ぎない、と位置づけられると思う。その点安心して欲しい。


③まとめ
 
このように見ていくと、ニュージャージーちゃんは様々な形でこちらの意思を尊重してくれる性格の持ち主といえる。彼女は指揮官の意思を妨げないし、指揮官の願いを叶えてくれたりもする。そのため、一方的な意思の押し付けによってこちらの立場がないがしろにされる、といった事態は生じにくいと思われる。
 もちろん彼女だってテレパシーが使えるわけじゃないから、ニュージャージーと指揮官の意思のすれ違いは生じうる。ただ、もしそうなったとしても、彼女のことだから軌道修正を行って、「こういうのが、好きなんでしょ?」と言ってくれるだろう。

 なぜここまで断言できるかって?そりゃあ、彼女は指揮官の望むことをしたいはずだから。詳しくは⑶で考察しよう。

※余談
 
ちなみに、個人的にはこのくらいの関係がちょうどいい距離感に感じる。僕は典型的な陰キャで相当な奥手なので、積極的にアプローチしてもらいたいと思う一方、個性を踏みにじられたくない、むしろ認められたいと思ってたりする(承認欲求ってやつですかね)。だから、気配りのできる陽キャくらいが、突き放され過ぎず、介入され過ぎず、ちょうどいい関係なんだろうなぁと。夢見過ぎですかね…

⑶「こういうの、好きなんでしょ?」

 最後に、彼女の代名詞たるこの台詞についてもいろいろ説明していきたい。
 ここでは、以下の2つの観点から考察して、彼女の性格を更に紐解いていきたい。

①この台詞のシチュエーション
 この台詞の登場する状況は概ね以下の通りに分節できる、と思われる。

  1. なにか魅力的な行動をしたいと思う(動機)
    …ちょっかいからサプライズまで

  2. 魅力的な行動をする(行動)
    …指揮官好みと考える行動のハズ

  3. 「こういうの、好きなんでしょ?」(決まった…!)

 この台詞に「こういうの」という指示語が含まれている以上、この台詞はなにかしらの「行動」をした後の決め台詞と位置づけられよう。そして、行動を起こすには、なにかしらの動機があるはずである。
 また、「好きなんでしょ?」ということは、「(さっきの行動は)指揮官が好きなことだよね?」ということを確認する(念押し)台詞と読める。つまり、指揮官好みの行動をして、この台詞を決めてドヤ顔をするまでが、この台詞のシチュエーションと推測できるだろう。

 このような状況を前提にして分析すると、次のようなことがいえるのではなかろうか。

  • 彼女の自信家としての側面(2の場面)

  • 恐らく最初から指揮官への好感度が高い(1の場面)

  • どんな行動をするか、指揮官の好みは何か、考えてくれている(1と2の間)

 まず第一に、このシチュエーション自体が彼女の自信家の側面を強調する。決め台詞で「好きなんでしょ?」と言って念押ししてくること自体も自信の高さを感じさせてくれるが、行動そのものに着目しても自信家の側面を感じさせる。つまり、ひとくちに「魅力的な行動をする」といっても、①過去に好まれた行動を繰り返すことだけかもしれないし、②今までやった事ないけど指揮官が好きであろうと思う行動をすることかもしれない。注目すべきは②の方で、指揮官が本当に好きかどうかわからない段階で、「好きであるはず」と推量を働かしてそれを行動に移していることになる。確実かわからない段階でも行動に移せる点、彼女は相当な自信があるといえよう。

 第二に、魅力的な行動に移す動機があること自体から、彼女の好感度の高さをうかがえる。たとえちょっかい程度の動機であっても指揮官好みの行動をしようと思い立つのは、少なからず指揮官に興味があるといえそうである。そして、「こういうの、好きなんでしょ?」という台詞がはじめて登場するのは入手時という一番最初のタイミング。だとすると、彼女は最初から少なからず指揮官が気になっている、といえるのではなかろうか。彼女は元々好感度高めなのである。だからNJが俺の事好きなんだというのはあながち間違ってないし、俺の妄言というわけでは必ずしもないはず、多分。

 そして第三に、思い立ってから行動を移すまでの間、ニュージャージーちゃんが自分のために考えてくれていることを妄想すると、なんだかすごく萌える。自分のために時間を割いて思考を巡らせている人がいるって、自分のことを認められているようで幸せだと思いませんか。


②誰が為に彼女は尽くせん
 さて、前章は台詞の分析を通じて、彼女が指揮官好みの行動をしてくれることを説明してきた。ここでは彼女が尽くしてくれる「指揮官」についても掘り下げていきたい。特に2点から検討する。
 (タイトルで勘違いする可能性があるので念のため留意するが、寝取り要素はまったくないです)

 まず、「史実」の項でこの台詞のひとつの解釈を示してみた。概略すると、「冷戦という時代における様々な変化のなかで、その変化に対応するため、アメリカ海軍にとって最適な軍艦であろうとした史実を踏まえている」というものだった。
 とはいえ、ニュージャージーちゃんのいる舞台はアズレン世界、冷戦もアメリカもない。これをアズレン世界に置き換えて読むと、「状況や時代の変化のなかで、その変化に対応するために、指揮官にとって最適な艦船であろうとしている」といえそうである。要は、彼女の上司は指揮官になっているのであって、上司が変われば「最適」の形も変わる。そうであれば、彼女は誰が指揮官であるかによって、異なる態度を取ってくる可能性がある。

 また、アズールレーンというゲーム自体が、プレイヤー自身が主人公たる指揮官として世界観に溶け込んでおり、キャラクターとプレイヤーの距離が近いゲーム性をしている。ゲームのキャラの装備や編成は個々の指揮官が自由に選べるし、最近のアプデでストーリー内にプレイヤー名が表示されるようになった。このこともニュージャージーと指揮官(プレイヤー)の距離が近いといえる。

 結局この2点から何が言いたいかというと、以下の2つ。まず①彼女の尽くしてくれる「指揮官」とは、抽象的な指揮官像ではなく、各々のプレイヤーのことを指していると考えられること。そして、②ニュージャージーの場合、彼女自身の振る舞いも指揮官の好みに左右されること。
 このことからいえるのは、各々の指揮官の個性がニュージャージーちゃんの振る舞いに反映される、ということである。そして、各々の指揮官は各々好みが違う以上、個々人の思うニュージャージー像は、個々の指揮官の好みによって、様々なバリエーションが生じるはずである。つまり、彼女の性格や行動は、我々の自由な妄想でどこまでも補完できるわけだ。
 なにか絶対的なニュージャージー像があるわけではないし、押し付けられる義理もない(この記事も例外ではない。ひとりのファンの妄言として読んでもらいたいわけで)。みんな違って、みんないい。この「自由さ」こそが彼女の魅力である。


③まとめ

 ここまで「こういうの、好きなんでしょ?」という代名詞といえる台詞を掘り下げてきたが、彼女の自信家としての側面、彼女の好感度の高さ、そして各々の指揮官の望む行動をしてくれる彼女の多様性が垣間見えたのではないだろうか。
 これに加えて、「好き」台詞にみられる洞察力の高さ、失敗時の台詞にみられるような原因追求への貪欲な姿勢を踏まえると、彼女はかなりの精度で指揮官の好みを当ててくれそうである。

  1. 指揮官好みの行動をしてくれる
    …彼女の好感度の高さ、「こういうの、好きなんでしょ?」(①参照)

  2. かなりの精度で指揮官の好みを当ててくれる
    …洞察力の高さ(「好き」台詞)、自信家ゆえの自己研鑽をする性格(失敗時の台詞)(⑴⑵も参照)

  3. 各々のプレイヤーの好みに合わせてくれる
    …史実を踏まえた解釈、アズレンの密着度の高いゲーム性(②参照)

 なお、彼女はいわゆる依存系彼女とも違うことは留意していただきたい。彼女の性格は指揮官の好みによっていくらでも補完できるものの、彼女自身が確固たる自我を持っているのも確かである。例えば、先程紹介したメイン4の台詞(⑵参照)は、大好きな指揮官に対しても忖度せず自分の意見を言ってくれる。
 自分のことは好きであって欲しいなぁと思いつつも、自分の気づかなかった点を指摘してくれたり、むしろ自分を正してくれるというのも、頼もしい相棒といった感じで好きです。

⑷まとめ

だいぶ錯綜してしまったので、ここまでの話を簡単にまとめておきます。

  • 自信家で頼もしい性格
    …常に余裕を感じさせる雰囲気。確固たる実力の裏付けがある。また、失敗しても貪欲に原因を追究する勤勉家の側面も垣間見える。

    • 自分の意見をはっきり言うタイプ(メイン4)

    • 洞察力の高さ(好き台詞など)

    • 原因追究への貪欲な態度(失敗時台詞)

  • とことん指揮官の意思を尊重し、叶えてくれる
    …指揮官が好きなものは何か、今何を求めているか推測し、行動に起こす。だからといって、指揮官の意思を無視することはしない。

    • 元々好感度高め

    • 指揮官の意見を妨げない(メイン4)

    • こちらの意思を察して、叶えてくれる(好き台詞など)

    • サプライズ精神(こういうのが、好きなんでしょ?)

  • 感情表現が豊か(主に表情差分やSD)
    …喜怒哀楽がはっきりしているタイプ
    (台詞のみから読み取れる情報ではないが、表情差分の多さやSDの豊かさは3年経っても一致しているので、多分この路線で合っている、多分)

4 性能

 最後に、ゲーム内の性能を説明したい。
 もっとも、はじめに言及した通り、あまり性能云々気にしたくない方もいるだろうから、読む必要はない。正直「URだし、まぁ強そう」ぐらいで十分ではある。
 また、そこまでガチガチな解説をするわけでもないのであしからず。詳細は他の攻略記事も当たってほしい。

 では、始めます。

⑴ステータス・装備

フルパワーニュージャージーちゃん

 UR艦船というだけで全体的に高い。
 体力も最終的に10000近く上昇し、ケッコン最大で10000を超える。
 火力ももちろん高め。素で478って…
 また、ユニオン艦船らしく対空も高めであり、艦載機も怖くない。
 装填も高く、この装備ならば最終的に約20秒に1度で主砲をぶっ放すことができる。
 運も高めであり、命中率や回避率に困ることもない。
 ちなみに運値は72である。くっ…

装備の一例。対空砲で命中を上げている
ちなみに、主砲砲座は3、副砲砲座も3

 次に装備枠について。ユニオン戦艦なので、戦艦主砲・副砲(駆逐主砲のみ)・対空砲・装備×2である。
 主砲補正は150%であり、とにかく高い。とりあえず強力な主砲をつければいいんじゃないかな。
 副砲の補正は210%と高いが、駆逐砲限定なので、自爆ボート処理は不十分になりやすい。
 対空砲の補正は130%なので、戦艦専用の対空砲をつけるもよし、命中を上昇できる連装ボフォース機関砲シリーズをつけるもよし。特に「134mm連装高角砲(時限信管)」は火力を向上できるので、候補にあがってくる。
 装備はまぁなんでもいいが、ニュージャージーちゃんの火力を更に向上させたくはなる。ので、命中も向上する高性能火器管制レーダーや一式徹甲弾、クリティカルダメージの上昇(超会心効果)を持つSHSを積みたい。
 耐久力は後述のように高めではあるので、装備で補う必要性は低い。しかし火災は防げないので、状況に応じて消化器を装備させるのは立派な戦術のひとつ。

 装備の方針をまとめてみると、以下のようになるか。

  • 命中:運が高めなので、積極的に補う必要性は高くない
    →対空砲で積極的に上げる必要は低め
    →装備枠での向上で十分

  • 耐久力:高め。体力、回避、運のステータスが高い上、スキルによるダメージ軽減もある。
    →原則として装備で補う必要なし
    →ただし、消化器は状況に応じて欲しい

  • 装填:高め。これも補う必要性は高くない
    →設備で向上させる必要なし

  • 以上を踏まえると、設備は火力の向上に振るのが第一か。次点で命中も。

⑵スキル

 次にスキルについて説明する。
 スキルは3つあり、赤枠はひとつだけ。助かる。
 ちなみにスキル発動ボイスが通常衣装とケッコン衣装で異なる。その違いは自ら確認して欲しい(姑息なケッコン誘導)。

スキル1:ドラゴンファイア!

一定体力を減らすと天空に舞い上がり、フィールド全体に火属性のブレスを放つ。初段は火属性の小ダメージが連続するが、2段目は強制即死判定付き。これを防ぐには所定の方法をとるか、黒龍の足元に避難する他ない。

黒色の自機狙い弾幕と青色の広範囲弾幕
  • 赤スキル

  • (発動条件)戦闘開始後10秒後or主砲発射時

  • 効果:広範囲だが小規模の弾幕を放つ
    なお、この弾幕は確定クリティカル
    ※SHSなどの超会心効果は乗らない仕様

 よくある主砲発射時の弾幕。
 とはいえ、主砲発射時の弾幕を主力とするフッドやモナークと比べると規模は小さめ。あくまでサブウェポンであり、この弾幕目当てで装填速度の速い主砲を担ぐことはない。
 しかし、このスキルの恐ろしさは以下の4点にある。

  1. 主砲発射時以外に、戦闘開始後10秒後にも弾幕が放たれること
    …道中敵を倒すことが可能

  2. 弾幕の範囲が広く、NJの位置に左右されないこと
    …盤面全体を網羅し、より多くの敵を倒すことができる

  3. 確定クリティカルであること
    …高火力×クリティカルによる超火力弾幕と化す

  4. 追加効果がある
    …中央の紺色弾幕には確率で特殊破甲効果があり、また周辺の青色弾幕は確定炎上効果がある。(アズレンwiki調べ)

 まず、対道中戦では過剰な威力を誇る。開始後10秒でも発動するため、道中掃討にはもってこい。また、ボスの取り巻きにも有効打となる。ついでに火属性やられ確定で炎上もするため、冗談にならないレベルで即死させられる恐ろしい弾幕である。
 また、対ボス戦にしても、強力過ぎる追加効果により、十分なサポート効果がある。破甲効果は一定時間砲撃の与ダメを上昇させるものだが、NJの砲撃に絞っても、タイミング的に一撃目は無理だがニ撃目からは与ダメが上昇する計算である。また炎上効果は、継続的なダメージを与えられるのはもちろん、炎上をトリガーとしたキャラを活躍させられる(キアサージが代表例か)。
 総じて、地獄の業火を振りまく強力な弾幕である。半ば冗談で某黒龍の大技を上述したが、「龍の砲撃」の名の通り、割と冗談にならない火力を秘めているといえよう。調べ直してここまでドン引きするとは思わなんだ…


スキル2:その火力は自由のために

 このスキル名の元ネタは、ベトナム戦争後(1969年)再び眠りについたニュージャージーに対して、当時の艦長の贈った言葉‘Firepower for Freedom.’ に由来する。

  • 黄色スキル

  • 効果⑴自身の投射範囲を5狭める

  • 効果⑵別艦隊干渉スキル
    ①別艦隊の戦闘開始後20秒後、特殊支援弾幕を展開
    ②別艦隊の旗艦がユニオン艦船だった場合、別艦隊のユニオン空母の航空を15%上昇

 効果⑴は、投射範囲を狭める効果。これだけ。
 とはいえ、「投射範囲ってなんぞや?」「狭めることにどんな意味があるんだ?」という方もいると思う。投射範囲につき特段定義されているわけでもないので、至極もっともな疑問だ。そこで、若干にゃ丁寧に説明する。

おそらくこういうこと
赤字:ゲーム上「投射範囲を下げる」と表現される効果の説明
(パワポで作成)

 「投射範囲」とは何か。あまり詳細な情報がないので、ネットで調べたり、一般用語の意味から考えたりすると、「投射範囲=砲撃が着弾する範囲」とするしかないか(n*nの形で表しているから、正方形の面積なのだろう)。要は狙った位置と着弾地点とのブレである。いずれにせよ、よくわからない。
 そして、「投射範囲を下げる」とは、これもゲーム中で説明されてないので確証はないが、正方形の一辺の長さが短縮すること…らしい。例えば、元々の投射範囲をn*nとし、スキルで「投射範囲をk下げる」と、スキル適用後の投射範囲は(n-k)*(n-k)となる…らしい。
 これが何を意味するか。それは、実質的に主砲の命中率が上昇し、ひいては全体的な与ダメを向上させることだ。つまり、投射範囲の値を小さくすると、着弾する範囲が狭くなり、砲弾が一点に集中しやすくなる。上図で考えると、投射範囲を狭めることで、橙色の部分にのみ着弾するようになる。この結果、一体の敵に着弾する確率が高まり、実質的に与ダメが上昇するわけだ。

 ニュージャージーはこれを最大5下げることができる。例えば「406mm3連装砲MK7」の投射範囲は19*19である。ニュージャージーに装備するとこの値が14*14となる。この場合、投射範囲の面積は当初の約54%に縮減する(面積=命中率と仮定し、雑に逆数を取れば、命中率は約1.84倍となる)。だいぶ当たりやすくなったことがわかるだろう。
 このように考えると、「5」縮減というのはなかなか破格。ニュージャージーちゃんは多くの主砲を使いこなし、輝かせることができるのだ。史実でも多くの兵装を使いこなしてきた彼女らしいスキルである。

外からのバフという新しい発想
彼女に完全に堕ちた原因のひとつはこのスキルである

 効果⑵は別艦隊に干渉する効果。UR恒例のアレ。
 内容は2つ。
 ①は定時弾幕。形状は「ドラゴンファイア」と同じだが、クリティカル効果はないと思われる。多少の道中掃討には役に立つはずである。
 ②は、ユニオン艦船が旗艦だった場合のユニオン空母の強化。自艦隊では「空襲先導」などで航空値を上げられたが、それでも限界はある。このスキルは他艦隊からのバフの付与を可能にし、更なる火力向上を狙えるようになった。個人的に1番嬉しいスキル。
 なお、航空戦艦の航空は上昇しない。そのため、ユニオン航空戦艦であるキアサージはニュージャージーの恩恵を受けられない。

 ちなみに、ちょうど裏返しになるスキル(他艦隊のユニオン戦艦の火力向上)を持つのが、ユニオン2体目のUR艦ヨークタウンⅡである。ニュージャージーとヨークタウンⅡを別艦隊に編成すれば、互いにスキルが発動し、各々の主力艦隊の火力をあげられることになる。


スキル3:こういうの好きなんでしょ?

夢のユニオン染め
  • 黄色スキル

  • 効果⑴:自身の火力を15%、装填を10%向上させる

  • 効果⑵:他にユニオン艦がいる場合、以下の効果が発動する
    ①ユニオン艦の対空が15%上昇
    ②ユニオン艦の被ダメを5%軽減
    ③ユニオン戦艦・巡洋戦艦の火力が10%上昇

 「ユニオン艦船の夢の共演!こういうの、好きなんでしょ?」とでも言いたそうな効果⑵。ついでに効果⑴で自分も魅惑的に見せてくるのも彼女らしい。

 効果⑴は単純な自己強化。戦艦なので、火力と装填の向上は非常にありがたい。しかもかなりの高倍率。
 そして効果⑵は、ありそうでなかった「ユニオン陣営」を対象とした効果の数々である。

 従来、ロイヤルのエリザベス陛下を筆頭に、多くの陣営には陣営全体を対象としたスキルがあった。しかし、ユニオン全体にバフをかけるキャラは今まで実装されなかった。恐らく察するに、ユニオンキャラはゲーム性能的にも個性が強いからである。例えば、エンプラは確率で火力を「2倍」にするし、ヘレナちゃんも確率で「全員の」与ダメを上昇させる。その結果、単体最強が多く、汎用性は高くなりがちであり、へたに陣営スキルを導入すると他陣営を圧倒しかねなかった。

 そんななか、ニュージャージーは初めてユニオン全体を対象とするスキルを得ている。とはいえ、対空・被ダメ軽減という防御系のステータス向上のみにとどまる。
 もっとも、①の対空上昇については、ユニオンは元々対空が高めであるから、相手艦載機に対しては鬼に金棒である。
 また、②の被ダメ軽減も5%とはいえ十分過ぎる。アンカレッジやシアトルといった元々耐久力の高い艦船はホントに沈まなくなるし、当のニュージャージー(耐久10000程)は実質耐久が500程上昇する(応急箱約1個分)。
 このようにして、ユニオンで固めることで全体的な生存率が高まることになり、高難度海域で活かしやすくなった。こういうの、好きなんです。

 そして、③ユニオン戦艦を対象として、火力を向上させることもできる。この効果の対象に自身も含まれるため、他のユニオン戦艦と組まずとも、ユニオン空母orユニオン前衛と組むだけで、自身のさらなる火力向上を狙える。
 もちろん、ユニオン戦艦と組めば隙が無い。サウスダコタ級やノースカロライナ級の面々も強力である。また、ジョージアとの相性も抜群。一撃型のジョージアの火力を更に向上させる。「ユニオン戦艦」というカテゴリは結構狭いが、強力な面子が多い。彼女らの更なる強化を狙えるのは確か。
 なお、ユニオン航空戦艦は火力上昇効果の対象外。このことが裏目に出ることはまずないと思われたが、予想に反してユニオン航空戦艦であるキアサージが実装された。そのため、キアサージは①と②のみ受けるだけで、③の効果は受けられない。

⑶彼女の使いどころ(まとめ)

 ここまで説明してわかる通り、ニュージャージーは単体でも十分に強い。ので、単体強キャラの寄せ集めのなかに入れるだけでも十分な戦果を発揮する。とりわけ、以下の2点は他のキャラの追随を許さない。うまく組み合わせて使いこなせれば、ユニオン以外のキャラともうまくやっていけるだろう。

  • ブラックドラゴンの劫火による道中掃討

  • 高体力、ダメージ軽減、運の高さ、対空の高さによる、総合的な耐久力の高さ

 しかし、彼女を有効活用できるのはやはりユニオン染め。ユニオン戦艦艦隊とユニオン空母艦隊を組んで、互いにバフを掛け合いながらなぎ倒していくのも浪漫がある。少しばかり考察をば。

こんなユニオン艦隊組めるのはNJのおかげ
タイコOUT、バンカーヒル旗艦もあり

 まず、ニュージャージーのいない方の艦隊について。主力たるユニオン空母は、エンタープライズを筆頭に、他にもエセックス級の面々がいるので、困らない。
 前衛によるサポートにはボルチモアやリノ、ハムマンⅡ、ノーサンプトンⅡ、ステフェン・ポッターがいる。また、ユニオン空母の火力向上にシリアスなど他陣営キャラを入れることも考えられる。

 次に、ニュージャージーと同艦隊について。主力については、ユニオン戦艦は面子の少なさがネックであり、だいたいユニオン空母が出張している。例えば、バンカー・ヒルは旗艦時ユニオン戦艦の火力を向上させる。また、友人タイコンデロガが隣にいると旗艦がホントに沈まなくなる上、本人も優秀。
 前衛は、割となんでもいい。ユニオンだと、アンカレッジやシアトル、グアムは候補に入るか。好きなキャラを詰め込めばいいんじゃないかな。
 なお、ヨークタウンⅡのバフは4回の戦闘のみに適用されるので注意。


 以上のように、艦隊編成にも自由がかなり効く。状況に応じてユニオン艦船を使い分けて運用したい。極論、ユニオン以外で相性のいい艦船を編成しても問題ないだろう。他陣営キャラを入れても崩れにくいのが、個性豊かな面々の多いユニオン艦隊の強みでもある。「ユニオン染め」ではなくなってしまうが、おおらかな目で見逃して欲しい

余談

 最後にゲーム性能に関連して個人的な話をば。
 彼女が実装される直前まではエンタープライズを中心とした空母艦隊を極めることに腐心していた。一方でジョージアの爽やかな性格と一撃性能に惚れ込んだので、なんとか使いたいとも思っていた。そこでニュージャージーが登場した。ちょうど最後のピースが揃った。僕がニュージャージーに惚れ込んだのは彼女の容姿に一目惚れしたり、居心地のいい性格の持ち主だったりしたのも確かなのだが、ゲーム上で自分のやりたかった編成を完成させてくれたという、僕の望みを叶えてくれたこともあると思う。こういうの、好きでした。
 ソシャゲを10年前に始めて以来、好きなキャラをゲーム上でも使いこなして勝ち続けることに喜びを見いだしてきた。ただ、インフレの進行でなかなか叶わないのが現実である。だから、インフレの進行度が遅いアズレンの環境は自分のプレイスタイルに合致している。ゲーム内性能に大きな差がないならば自由な編成がやりやすく、高難度海域に挑むのに遊び方を強制されることが少ないならである。その意味では、ニュージャージーちゃんが「組みたい編成を完成させてくれた」ことはゲーマーとしての僕にとって1番の喜びである。本当に感謝しています。
 あまり最強云々言うのは疲れてしまうし、もう求めたくもない。しかし、ゲーム性能を見つめて個性を見出し、いかに活かしていくか考えるのは、楽しい。この「個性を活かして戦う」ことは「キャラを好きになって推す」ことに似ていると思う。もう少しスポットライトが当たってもいいんじゃないか、と個人的には思う。冒頭で「ゲーム性能は強調したくない」と言いつつ、なんやかんや性能解説を書き続けるのはこういう所以である。

編集後記

 なんとか全項目を書き切った。ニュージャージーちゃんの魅力を全て伝えきったつもりである。意外と書けるものだ。
 しかし、全ての魅力を表現しきれたか、心配である。また、こんなに書くと読みにくいところが多分にあると思われる。あと、いろいろやばい項目。ご不明点、ご批判、ご意見ありましたら、コメントやX共有(@ポストになる)にて伝えて頂けると嬉しいです。あと感想も。
 実装当初は「なんとなく好き」という一目惚れだったが、あれから2年弱経って整理してみると、自分の好みだったことを改めて認識できた。ホントにここまで惚れ込むとは思わなかった。ただし、ここまでの約2.2万字は僕の妄言に過ぎないことは前述の通りなので、まぁこの記事は楽しむ程度に受け止めて頂いて、少しでもニュージャージーちゃんの魅力が伝わると幸いです。いちニュージャージーファンとして、あのお尻マウスパッドを買ってしまった馬鹿のひとりとして、ニュージャージーちゃんの魅力が多くの人に伝わることを祈ります。

追記(2023年9月)後記

 記事を書いてから半年が経過し、またアズレン6周年ということで、このタイミングで記事を大幅にリニューアルすることにした。3月に書いた際に、性格欄があまりにもわかりづらくなってしまい、修正する気力もなく投稿してしまったことが心残りだった。そのため、いつかは書き直しておきたいと考えていた。半年経って見直すと、だいぶ説明不足な部分があったり、説明の順序が乱雑だった部分があったり、当時では気づけなかった部分が見えてきた。今回はその穴を埋めたり、説明の順番を再整理したりして、全体を通してわかりやすくしたつもりである。もっとも、その過程で4000字程増えてしまった。読む量が多くなってつらい、逆にわかりづらくなってしまった、といった点が心配である。もしわかりづらい点があれば、遠慮なくコメント又はX(Twitter)で連絡してほしい。
 この半年間のなかで、本当に多くの人に本記事を読んでいただいた。ニュージャージーちゃんの魅力が少しでも伝われば幸いである。読者の方々に改めて感謝申し上げたい。この記事を読んでいただいてありがとうございます。

追記(2024年4月)後記

 この記事を投稿してから1年以上が経過した。
 3月に本記事の制作の裏話みたいな話をまとめた後、本記事の役割を改めて自問自答するようになった。また、最近友達が投稿した記事が、長いのに読んでて苦でないことに気づいた。そんなある日、眠れなかったので自分の記事を読み直したら、なんと読みづらいことか。これでは我が最愛のキャラの魅力を十分に伝え切れないのではないか。そう思うと、いつの間にか全体を推敲し始め、追記作業をしていた。今回は読みやすさに重点を置いて、既存の記述の位置づけを見直し、文章表現を平易かつ的確に変え、性格の簡単まとめを追加した。結果1000字程増えたが、以前より読みやすくなったことを祈るばかりである。
 もっとも、「わかりやすい」は絶対的な正義でもない。確かに、新規・既存ユーザーにニュージャージーを知ってもらい、その魅力を伝えたい。しかし、単純に説明できないところに彼女の面白みがある。その様相を書き連ねるのも重要だ。キャラの魅力を「伝える」ことに重点を置くか、「追究」に重点を置くか、難しいものである。
 多分、僕が彼女を推し続ける限り、追記作業は永遠に終わらない。その意味では、この記事はいつまでも未完成のままである。読者の皆様には、実際に彼女をゲーム内で育てて音声を聞いてほしい。そして、この記事との違和感があれば、それを大切にしてほしい。多分それはニュージャージーの新たな可能性である。(あぁ、ついつい長々とぼやいてしまった。)
 この一年で本当に多くの方に読んで頂いた。コミケでも頒布し、多くの人に渡ったようでなによりである。こればかりは、感謝してもしきれない。本当にありがとうございます。
 毎度のことながら、もし感想やご批評ありましたら、Xでの共有でも、Xアカウント直接でもいいので、ご連絡いただけると幸いです。中の人が喜びます。


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