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アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎

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『 あれが神様の声だ、って彼は言ったんだ』

あらすじ:椎名という大学生の現在の物語と、琴美という女性の2年前の物語が交互に語られる。
椎名は引っ越し先のアパートの隣人・河崎に「本屋で広辞苑を盗まないか」と誘われる。
断りきれなかった椎名は本屋から広辞苑を奪う手伝いをさせられてしまう。
その行動の真意はなんなのか。
2年前の物語は琴美、その恋人であるドルジ、元恋人の河崎を中心に進んでいく。
世間で多発しているペット惨殺事件の犯人に気付いてしまったことで、琴美が目を付けられてしまう。
2年前の事件と現在の本屋襲撃が少しずつつながっていく。
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とにかく伏線回収がすごい。タイトルすら伏線。
ラスト1/3あたりから、そこがそう繋がるの?って一気に読める。
所々で登場してた「神様」がこんなふうに終結するとはね。