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Practitioner(実践者)であり続けたいと思った、2019。

この記事は 『エンジニアの登壇を応援する会』Advent Calendar 12日目のエントリです。
令和元年、自分にとってはフリーランス元年でもあり、本当にこれまでにない変化を経験できました。
自分の場合こうだった、という事例を紹介したいと思います。
これからの変化に立ち向かう方の何かの手がかりとなれば幸いです。

初戦の躓き

1月に週1くらいで少しずつ入り始めた、コーポレートエンジニア業務。
描いていた理想を自分がまるで現実にできず、これといった結果が出ることなく、3月で双方合意の上での契約終了。
実力不足の業務委託では、容易にこうなってしまうことを身をもって知りました。
でも、これでよかったと思います。双方にとって。
「合う合わない」はどこにでも誰にでもあって、フリーランスはそれに対する縛りがだいぶ薄くて、こういう場合に失うもののコストが最小限で済むという意味で助かるわけで。とはいえ、残念ではあり、しごと・自分のポジションは、自分でしっかりと掴まなければならないのだ、と肝に銘じました。

この頃はコミュニティや勉強会参加はだいぶセーブしていて、土日のものや参加に都合のよい場所のものだけでした。
参加ブログを6つほど出しています。3月下旬が3つというのはなんというか、ここで点火されたのかもしれない、と今になって思います。「クビ駆動で外に出た」、のか、と。。

甦る諸々

躓いたけど、このフリーランスという道を選んだ以上、ずっと転んでいるわけにはいかないので・・・幸いにも次の契約は4月2週目に決まり、3週目からは業務に入っていきました。
とはいえ、4月の半分はほぼ無職状態でした。経済的にはいちばん5月が厳しくなりました。かろうじて、この頃から始まった副業プロジェクトのおかげで、減りはしたものの生きてはいけたというところ。
こういうときに備えての、日頃の貯蓄は大事だなあと思います。

2戦目に選んだところでの業務はPHP言語でのシステム開発でした。思えば約7年前はだいぶコードをかいていたし、4年か3年前くらいから人手不足によりサービスのインフラや社内ITの保守運用に傾いていったものの、12年前に最初に転職したのは「作っていたくて」だったので、がんばっていこう、と思って臨みはじめました。
そこから、いまどきな開発の考え方とか、新しく作っていくので新技術の導入とかあって、なんだか燃えてきてました。特に、PSR-2 などに準拠したコーディング規約を守って実装を進めるということ、機能開発の都度、テストを整備して通してから次に進むことは口酸っぱく主張していきました。こういった文化を今も8割くらい続けることができているので、その部分に関してはかなり安心感があります。変更に対して、あまり恐れなくて済んでます。少なくとも、自分パートは。

こんな感じで見事に自分のポジションが確保できて、各種勉強会への参加も徐々に増えていきました。パブリックなアウトプットも増えたし、現場に共有したりも、なかなかいい形でできていたような気がします。
特に5月は参加ブログに加え、小さいながら技術的記事が、初めてトレンドに乗って、だいぶウキウキしてました。

残暑下の挑戦

9月頭に貴重な機会を得て、久々のLT発表をしました。そう、この『エンジニアの登壇を応援する会』のイベントで。
最高だったのは、リハーサル。ここでものすごく多くの「こうしたほうがいい」を言ってもらえたし、自分でも感じました。
大きな転機だったと思います。
LT自体は、あっというまに終わって、自分が何を話したか正直覚えてないです。それくらいの緊張感でした。40過ぎの、見た感じベテランおじさんなのに、気持ちというか意識は身体から分離してた、ような。
そんな自分のLTに反応があったのを見ると、本当に震えます。無反応ほど、反省してしまうことはないであろうと思います。

また、この頃から、参加ブログを準備してイベントに臨むようになってきたと思います。タイムテーブルだけペーストして持っていってました。
ここで、せっかく使っている、個人 esa.io が見事に活かせます。アウトプットしていきたいという方にはかなりオススメ。1人なので、月500円です。自分のメモにもなりますし。
ちなみに、フリーランスになった時点くらいから、自前のモバイルWiFiを持つようにしたので、仮に「無線はない」というイベントでも、よほど特殊な状況でなければネットは使えます。いい時代だ。。

それと、秋頃にCodeZineデビューを果たしています。新発売される本のレビューアを受けて立つと、その機会と数千円する本を無償で獲得できます。もちろん、読んでレビュー書かないとならないんですが。

窮地の中で決めたこと

10・11月と、本業の開発が佳境となり、俄然勉強会参加は減りました。
そんな中、9月に出した、PHPカンファレンスへのプロポーザルが通ったので、12/1 に、何人くらいいたでしょうか。舞台の上で4分のLTをする実績を解除しました。結果は「時間切れ」だったのですが。。
やっぱり、LTは難しいなあ、と思いましたが、また機会を見つけて挑戦したいです。一度は自分でも思えるくらい、成功させたい。。

ところで自分は ant-in-giant という屋号を使っているのですが、その意味は「GIANT の中には ANT がいる」、で、たまたまどこかで見つけたフレーズなのですが、かくありたい、と思っていました。つまり、縁の下の力持ち的な存在で、世の中を良くしたい、と。
今もその軸で大きくはブレてないと思うのですが、モノなりほかの何かを作ることができる存在でありたい、なんというか、縁の下にとどまらず、できることなら自ら上に躍り出るのもいいんじゃないかな、と。

さいごに

最後まで見ていただきありがとうございます。

まとまりもないしつながりもイマイチな気がしますが、自分の言葉で自分の1年を振り返ることができてよかったです。
当初予告していた「SSCPを狙う」はさっぱり出てこなくなってしまいました。。(それほど注目されてなかったかなとは思いますが、)もし期待されていた方には申し訳ないです。。
SSCPは、Systems Security Certified Practitioner の略です。個人的にはこの末尾の Practitioner:実践者 というのがなんだか気に入っていて、「実践している」って、いいよな、と思ったのでしばらくはこれを体現できるように引き続き精進していきたいと思っています。

まとめ

こんな感じ、でした。

Appendix

https://www.ant-in-giant.work/activity/
https://www.ant-in-giant.work/activity/proposal/
https://www.ant-in-giant.work/activity/advent-calendar/2019/


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