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クッキー💖2021年10月16日 ステーキ

〜クッキーは脾臓と肝臓に多数腫瘤が発見された11才のトイプードルです。回復を信じてnoteしてます。クッキーママの奮闘記です。〜

わんこは人との繋がりで免疫力がアップすると聞いた。
私はクッキーをたくさんの人に会わせてパワーを貰おうと思った。

私は100km離れた実家にクッキーを連れて行くことにした。
調子が悪いクッキーを長時間、車に乗せるのは不安でもあった。

娘にも合わせたかった。実家まで行けばみんなに会えるから。
娘と従姉妹に声を掛けた。150km離れたところから来てくれた。

みんなでランチを食べに行った。テラスがあるのでクッキーも一緒だ。ステーキランチだ。
いつもなら身を乗り出して分けてもらえるのを待つのにこの時のクッキー私の膝に横たわっていた。

それでも口元に肉を近づけるとおいしそうに食べた。
食が細くなった父はクッキーにステーキをたくさん分けてくれた。

この日はとても寒かった。テラスで食事を待つ時に父は湯たんぽ代わりにクッキーを抱いた。
クッキーはいつも元気いっぱいだったのでじっとして抱かれるってことがほとんど無かった。

この日はじっと抱かれていた。

クッキーはどちらかといえば男の人が好きではない。
小さい時に「大きいトイプードルは珍しい」と自分ちのわんこと比べるようとわんこ友だちのお父さんがクッキーを抱きたがったからだ。

いつもクッキーは マグロが漁師に捕まえられ時、ビチビチ跳ねるように体をバタつかせていた。

父は入院していて退院したばかりだった。コロナは徐々に治まってきているとは言え、風邪から肺炎になると厄介だ。

クッキーは父の膝に包まって父を温めてくれた。
病気になった犬の体温はそんなに高くないという。
恐らく炎症を起こしている脾臓と肝臓以外は---。
肉球を触った時、こんなに冷たかったかと思わず、足を握りしめて温めたほどだ。

それでも父は「温かい」と言っていつまでもクッキーを抱いていた。
父も私たちもそしてクッキーも、楽しいランチだった。

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