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世界樹の模様や意味[原神]

今回は原神の世界樹についての考察になります。


上下反転した二つで一つの世界樹

原神にはアシュヴァッタの樹というものが存在します。

下から上に向かって時計回りに生えている樹
下から上に向かって反時計回り

原神世界では何らかの条件で樹や渦に、時計回りと反時計回りが意図的に設定されていると考えられます。

渦(水関係)は深淵では「反時計回り」、七国では時計回りです。

螺旋の入口(七国)は時計回り。左上の画像
深淵では反時計回りに渦が動いている。

世界樹はよくわかりません。
反時計回りのものもあれば、時計回りのものもあります。ただ少なくとも、意図的に樹の向きは変えられています。

逆巻く古樹とは本来の世界樹のことかもしれません。

上の文章から、
・逆巻いていない樹と逆巻く樹は本来双子
・しかし、争いによって、逆巻いていない樹が逆巻いている樹を殺した
と、考えることが出来ます。

この「逆巻き」が時計回りを意味するのか、反時計回りを意味するのかはわかりません。

こんなふうに、
時計回りやら反時計回りやらでややこしいことになっているのは、
原初の神パネースが外側の世界と内側の世界を分離(反転)して作り替えたからだと考えられます。

過去の考察動画の切り抜き。宇宙(深淵)と世界の縮図(天理のつくった七国)が分離された

そして、何らかのきっかけで世界の内側に、世界の外側を反転したものが出来上がりました。
同じように世界樹も反転したものが出来上がっているかのような伏線があります。

このきっかけは今は不明ですが、淵下宮の禁書(樹の例え)の、時の神イスタロトが天理から世界樹を逃がしたような記述と関係があるかもしれません。
もしくは、天理が、草神を世界の縮図の中の反転した世界樹として作り出したんじゃないかと疑っています。

つまり、私たちが普段見ている七国の世界は、深淵から見れば反転した(偽の)世界樹の世界だということです。

秘境の壁画から読み解く世界樹の謎

秘境には、世界樹を描いた壁画があります。
秘境の壁画は昔(1年前くらい?)に考察しました。

過去の考察動画の切り抜き
多分こういうこと

世界樹はキリスト教の生命の樹や知恵の樹、
インド神話のアシュヴァッタの樹など、
色々な神話や宗教の世界樹を混ぜてモチーフにしています。

最近気がついたのですが、
草神は本来の世界樹から反転した存在のように見えます。

反転したハートマーク。世界樹の模様と逆になっています。

左側のハートマークを複雑化した物が右上のハートマークで、

右上のハートマークと下のハートマークを合わせて反転したものが、世界樹の(正しい向きの)ハートマークのように見えます。

また、カーヴェも反転しているように見えます。


深淵から反転した世界として七国や天理の世界が作られているのかもしれません。(上下逆転)
深淵世界が世界の外側にあり、上である。
七国世界が世界の内側にあり、下である。

左側反転ナヒーダ、中央アルハイゼンの腰のマーク、右側本来の世界樹

何故ナヒーダのお腹のマークや、
アルハイゼンの腰のマークが幹なの?
と思った方、秘境の壁画をご覧下さい。

秘境の世界樹の幹の部分にもこのマークが

ナヒーダのお腹とアルハイゼンの腰にあったマークと、一致します。
アルハイゼンの腰にはよーくみると秘境の壁画と同じ、目の模様もあります。

しかも腰の右側に世界樹の幹に描かれていた模様(葉っぱ)もあります。

ということで、多分こんな感じなのが原神世界の世界樹です。

3つを対応して並べるとこんな感じ

枝(ハート)、幹、種子(ハート)として描かれているように見えます。

ケルト神話から読み解く世界樹の模様

秘境の壁画は
枝(ケルト神話トリケトラ)、幹、種子(ケルト神話トリスケル)
になっています。

上にトリケトラ、下にトリスケル

で、多分トリスケル(月の満ち欠け)はナヒーダのように見えます。

ブエル→三脚巴→ケルト神話の三脚巴(トリスケル)→北欧神話のトリケトラ
これらは、繋がりがあるとも言われています。

いずれも輪廻転生を表します。

壁画の絵は恐らく星を意味しています。

渦巻き模様が3つ合わさったトリスケルはケルトの三位一体の女神の象徴です。

渦が3つ集まり、途切れることなく循環(回転=転生)することで月の満ち欠けを表しています。

しかも、キリスト教のセフィロト(生命の樹)の月の位置にトリスケルが描かれているので、月=ナヒーダと考えることが出来ます。

そして、海王星と太陽がほぼくっついて描かれているので、トリケトラ=太陽や海王星を意味すると考えていいと思います。

で、他にも目の模様がありますが、
これは天理に仕えていた天使たちのことだと思います。
このときの「天理(神)」が今の「天理」と同じ勢力なのかはわかりません。天は王座をめぐって何度か争いを起こしている伏線が原神にはあるからです。

深淵の王・エルミン

少なくとも大昔の天理に仕えていた「金星」らしき人物は既に原神内にいます。
深淵の独眼王エルミン(第1候補)です。
(第2候補は真珠の歌に登場する王位継承権第1位の姫です)
追記・すっかり忘れてましたが、時の神イスタロトが金星の女神たちをモチーフにしているので、よく考えたら金星=イスタロトが最有力でした!

こちらの考察記事にも描きましたが、金星は神に逆らったため、堕天使してルシファーとなりました。

他の5人の天使が誰かはまだわかりません。

目の数と同じ6枚に別れています。

秘境はかつて、天理が世界樹を切り倒そうとしたあとも、世界樹を信仰してきた民が残した「祭殿(お祈りをする場所)」です。

私たちは石化した古樹(英語版:Irminsulエルミンズル又はイルミンズル)にお祈りをして、
聖遺物(過去の人々の記憶=ストーリーが宿っている)や天賦本を貰います。

秘境=世界樹の樹洞
秘境の扉の模様は反転したハートマーク。
実物は反転していないハートマーク

ザクセン人の神木Irminsul(エルミンズル)

エルミンズル(イルミンズル)

エルミンズルは樹に太陽を表す車輪が生えています。
この大木の幹の上に太陽があるという点は、秘境の壁画と一致します。

トリケトラ=セフィロト(生命の樹)の太陽を表す位置にある

セフィロトの太陽の位置にケルト神話のトリケトラがあります。
ここにザクセン神話を足して考えると、エルミン=太陽です。

でもそうなると、エルミンは金星の方ではないと言うことになります。

原神内では、太陽と黎明(金星)は分けて描かれているような気がしますが、同一の可能性もあります。
とりあえずありえそうな3パターンだけ挙げておきます。

①イスタロト=金星、
  カーンルイアの王=太陽、

②カーンルイアの王(太陽)
  真珠の歌に登場する王位継承権第1位の姫(金星)

③カーンルイアの王(太陽)
  アルベリヒ(金星)

ガイアが「黎明の」神剣をくれたあたり、③もありそうだけど、まだわかりません。
(黎明の象徴が金星)

イスタロトは近世の女神たち(イシュタルやアフロディーテなど)をモチーフにしているので、
①がやっぱり最有力かも?

エルミンズル(イルミンズル)

エルミンズルは車輪を付けずに描かれている場合もあるのですが、この上の渦巻きがついた枝が、世界樹の枝の模様と一致します。

やはり太陽=エルミンなのかな。

余談①パイモンに反転したトリケトラ

ただパイモン=太陽かといわれるとちょっと微妙です。
ナヒーダ=月は確定していますが、世界樹の模様はナヒーダ以外のスメールキャラにも多用されています。
なので太陽の模様がある=パイモンは太陽になるのかちょっとわかりません。

余談②世界樹=ブラックホール説

世界樹(宇宙樹)は主要な一つの世界(幹)から
並行世界(枝)に分かれます。

ブラックホールもまた、並行世界(宇宙)の入り口と言われています。

ということは、ブラックホール=宇宙樹であるとも考えられます。

ダインは宇宙樹の枝を拾い、ブラックホールを象徴としています。

ダインの背景にはブラックホールから出てきた双子星がうつっています。

別の星というだけではなく、並行宇宙から双子星がやってきたことがわかります。

ブラックホールについては🔗こちらの動画が面白く紹介しています。

《無限という概念について》
「宇宙が無限大なら、全く同じもの(星)がそろうことがあるはず。
つまり、宇宙のどこかには、私たちが住むものと同じ銀河系があり、同じ地球がある。
そこには同じ人間が住んでいる。別のあなた、別の私。」
「(無限があるなら)同じ星、同じ人間が無限に存在する」

《宇宙の果てについて》
「宇宙の果てに1番近いのはブラックホールである。この果てを超えたら、二度と戻れない。2019年4月、天文学者の国際チームがブラックホールをついに撮影した。ブラックホールは事象の地平面と呼ばれ、その先には、理論上、私たちの宇宙の鏡のような並行宇宙が存在する。」

無限の空間と時間が存在するとすれば、
並行宇宙も存在するはずであり、
そこに繋がる道としてブラックホールがあるという。
オカルトでもなんでもなくて、
天文学上そう言う一説が存在することが興味深いです。

出典:ディスカバリーチャンネル“【全てのはじまり】宇宙の果てにあるものの正体”

アマゾンコラボで配られた星宴の翼でも、
夜空の果ての、遠い世界の話が書いてある。
英語版でも無限(endless)の夜空(宇宙)という表現がしっかりあります。

ちなみに、世界樹の頂点にはブラックホールに似た紋様があるんですよー。

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