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★月の三姉妹は全てナヒーダである[原神]

※3.1のネタバレを含みます!ご注意ください。

※前提について
原神世界はワープして繰り返しているという伏線があります。

詳しくは過去の記事を確認してください。
(ナヒーダが先代草神の転生した姿ではないかという考察もしました。スメール実装前の考察記事ということをご了承ください。)


もう一つの前提

ナヒーダは自らを月だと言っている


ナヒーダ=月

なら、原神世界の月の女神は3人いるけど、他の2人はどうしたのかという疑問が湧きます。

ゲーム内の文章では2人は死別したと書いてありますが、これは一見わかりにくい伏線なのではないかなと思います。

ナヒーダ+2人=月の三姉妹
ではなく、
ナヒーダが2回姿を変えている(三つの姿に転生している)
ということなのではないかと思っています。


今から話すことはあくまで考察した結果の予想なので、外れても石を投げないでください😭

月の三姉妹はギリシャ神話+ケルト神話がモチーフ

ギリシャ神話には3人の月の女神がいる。
アルテミス
ヘカテー
セレネー
しかしこの3人の女神は、一つの月の別の姿(見え方の変化)を表したものである。
つまり、月自体は一つなのである。

アルテミス:弓による狩猟を得意とする月の女神。三日月
ヘカテー:元はエジプトで信仰されていた月の女神。新月
セレネー:銀の船に乗って夜空を動く月の女神。満月

錬金術の台に示された、月の女神たち

上の画像を見てください。大きさも光り方も異なる円が三つあります。これはおそらく月を表していると思います。

現実世界の月は反時計回りです。
おそらく原神世界も反時計回りです。

左上の三日月→右下の新月→右上の満月→ループ(世界が終点を迎えて、ループし、再び三日月に戻る)
の順番だと思います。まるで車輪のようです。

普通、新月と満月の間にはもう一度三日月をはさむはずです。月はいきなり新月から満月になったりしません。
なのにいきなり満月になっているのは、なんらかの神の力が働いてワープ(ループ?)したと考えることができます。

三日月から新月への移動は暗黒期(世界樹が病にかかってきている時期)だから線が黒い。
逆に満月の両隣の曲線(赤枠、白枠内)は光っている。

月は七神最年長の鍾離よりも年上だと言われています。
→ゲーム内書籍『竹林月夜』より

なのにナヒーダは500歳。
これは恐らく、三日月が新月や満月に変わるように、同じ月だけど姿を変えながら生きながらえている。ナヒーダの転生を意味するのではないでしょうか。

ケルト神話の転生要素を入れている

幽夜のワルツのストーリーに月の話が載っています。

二つの月が砕かれた

この文章は三つの月が同時に存在していたということではなく、
三日月が転生して新月になり、
新月が転生して満月になり、
満月が完全に消滅させられて(終点)世界自体がワープして三日月に戻ることから、
おそらく殺された(もしくは何かが原因で亡くなった?)三日月と新月を意味するのではないでしょうか。

幽夜のワルツのストーリーには、
月がいる場所として
日本語版でアランニャ(サンスクリット語)、
英語版でアリアンロッド Arianrhod キングダムkingdomという言葉が登場します。

アランニャ→インド由来の言葉。サンスクリット語でaranya(森林)
Arianrhod→ケルト神話の月の女神。転生を司る。kingdomがついているので、月の女神の王国ということになる。

森林であり、月の女神の王国というと、原神では自らを月だと名乗る草神の国・スメールということになります。

原神世界では月の女神(英語版)は
別名アリア、ソネット、カノンという歌関係の名前がついています。
幽夜ワルツのストーリーでは月の女神は歌と夢をもたらすと書かれています。

夢をもたらすのは、世界樹とつながる草神の得意技です。

原神には転生要素の伏線があります。

パイモンの服の紋様はケルト神話の転生マークですし、ナヒーダのクサナリという名前は転生する神である菩薩をモチーフとしています。

ケルト神話の転生模様トリケトラ


ナヒーダは先代草神が転生した姿であり、
アリアンロッド Arianrhodが転生を司る銀の車輪に乗った女神という記述とも一致するので、
幽夜のワルツのストーリーは原神世界の伏線であることがわかります。

ちなみに幽夜のワルツはフィッシュルのモチーフ武器ですが、フィッシュルはモナと違い、『本当の星空』を占える預言者です。モナは偽りの夜空しか占えません。
詳しくは過去の動画をご参照ください。
※2021年冬(稲妻中盤)あたりの動画なので少し昔の動画です。

ギリシャ神話の月の女神セレネーは銀の船に乗って夜空を動く。
ケルト神話のArianrhodは銀の車輪と転生を象徴する女神。

原神世界の月の女神も銀の車に乗っている

竹林月夜に書かれた月の女神の話

3人の女神(一つの月)は転生しながら大災禍がくるまで統治を続けています。
この時、月は少し経つと次の月に王位を譲ったと書いてあるので、これを転生して姿が変わったと考えることができます。

白銀のような月が神王として王位についていることがわかる

※ちなみにこの時代の月と仲が良かった「ナイチンゲール」と「薔薇」の正体は何でしょうか。

ナイチンゲールは命の星座が夜鶯(ナイチンゲール)であるレイラ(本人もしくはご先祖)であると予想ができます。

竹林月夜の英語版には大災禍後に生き残った月が青白い屍のようになっていると書かれているので、記憶を失い本来の力を発揮できていないナヒーダがまさに一致します。

三日月:???(前マハールッカデヴァータ)
→新月:マハールッカデヴァータ
→満月:ナヒーダ

ストーリーに書かれている月の子である狼というのは、おそらくセノの一族を意味すると思われます。

天理が砕いた月のかけらが草神となった

ムーンピアサーのサブ効果に「蘇生」という名前がついている

ムーンピアサー(月を砕く者)のストーリーでは、
「明るい月のうち二つが塵となって、消えてしまった」後に、
「月の塵屑がやっと地面に落ちてきた」
と書いてあります。
その瞬間、「草木の神は砂漠の地に森をもたらした」そうです。

わかりにくいですが、こう解釈できます。

1番目の月(草神)が砕かれる
→草神として復活(2番目の月)したが、また砕かれる
→草神として復活(3番目の月)

3番目の月はまだ砕かれていないことを「生き残り」というふうにゲーム内では表現しています。

しかも砕かれる度に、草神がつくった森は砂漠に戻ってしまうようです。

「お互いを映し合う三姉妹は、いつどんな時も離れたくないと願っている」とのことなので、おそらく3つの月が一体化していることの伏線もかかれています。

つまり、草神が何度も何度も月の三姉妹のように三日月→新月→満月→そしてまた三日月にもどるということを繰り返している伏線となっています。世界が永遠にループしています。

最初の月の女神?ローレルorダフネ(月桂樹)

ギリシャ神話ダフネとアポロンの悲恋について。

ある時、ダフネはアポロン(牧畜や植物の神)に求愛されたが、月桂樹(ローレル)に姿を変えて隠れた。
アポロンはダフネを妻にできない代わりに、永遠の愛の証として冠を作りたいと願った。哀れに思ったダフネは月桂樹の葉をアポロンの頭に落とした。これがのちに聖なる冠である月桂冠として有名になる。

おそらく原神の月桂樹の冠はこの神話がモチーフです。
ホヨバさん、神話とか世界の文学とか大好きですから。

深林の冠を草木の王が森林王(虎)にあげてます

草木の王(草神)が不老不死の森林王(虎)に月桂樹の冠をあげました。

ということは草神がダフネ、森林王がアポロンということになります。

ギリシャ神話では、狩猟の女神アルテミス(三日月)と牧畜・植物の神アポロンは双子である。

草神がアルテミス(三日月の女神)+ダフネだとすれば、深林の記憶に出てくる草神(月の女神)は、マハールッカデヴァータよりも前の女神ということになります。

スカーレットキングが自己犠牲を選んだ後、マハールッカデヴァータは「あの時禁忌の知識を根絶するために力を使った」と言われています。
「あの時」がスカーレットキングがなくなった千年前なのか、前草神がなくなったとされる500年前なのかで話が変わります。

「あのとき」

初代三日月→新月→満月(ナヒーダ)だとして、
「あのとき」が1000年前なら、もしかしたら三日月(前の前の草神)の時の話があの魔神任務の内容だった可能性が出てきてしまいます。
スカーレットキングが死んだ500年後(今のテイワットの500年前)なら、新月ということになります。
(追記11/13 3.2魔神任務で答え合わせできました。スカーレットキングが亡くなったのは千年前、全草神が亡くなったのは500年前です。

なので映像の中で幼い姿になったのはおそらく前の前の草神です。)

とまあ、色々言いましたが、原神世界は輪廻転生を繰り返す魂たちが、似たようなことを何度も繰り返しているので、ちょっと時代確定が難しいです。 

追記10月8日:しかもいつの草神がどの月なのかも正直まだ確定では無いです。

月桂樹の冠のストーリーにも書かれている通り、万物は流転して生まれ変わってきます。

あくまでも神話からの推測ですが、
草木の王と森林の王が同じような時期に生まれたとすれば、かなり大昔の話が書かれていると考えることができます。

上のストーリーでは、
草木の神王(月)が砂の中に森を作るために、水面に月光をあてたことで虎(森林の王)が生まれたと書かれていることから、
アルテミスとアポロンが双子だった設定が原神風にアレンジされたと考えられます。

虎はその後、なんだかんだあって死にます。死んだ時には瞳が月になったと書かれています。これは比喩だと思います。

月光(草神の力)を材料として、草木の神王の双子みたいな感じで生み出された森林の王は、
死んだ後に月の光(草神の力)として戻ったということではないでしょうか。

もしくは三日月が死んで、森林の王の魂が今度は新月となったということかもしれません。

森林の王の目が空の月となったと言った後に、「生まれ変わり」の話をしている。

まとめましょう。

初代の三日月(草神)が、自分の力を使って森林の王を生み出した。(森林の王は三日月の分身)

三日月が森林の王に月桂樹の冠をあげた

三日月が死んだ後、森林の王も死んだが、そこで森林の王の力が新月として生まれ変わった

そのせいか、森林の王からとある狩人の女性が冠をもらった時、
深林の記憶の月桂樹の王冠(三日月)が、
いつのまにか金メッキの花(新月)に変わっている。

マハールッカデヴァータにとっては三日月も虎も両方が前世なのかなと思っています。

深林の記憶が金メッキに変わったことについて

草神の王冠だったことが説明されている
草神の王冠についていたのは深林の花だと言われている
その後、草神の冠になぜか金メッキの花がついている

おそらく金メッキの花は汚染されたor萎んだ状態。
深林の花は汚染されておらず、開花している状態です。

金メッキと似た花が死域にあります(画面中央左側)

新月(マハールッカデヴァータ)が即位したあと、世界が汚染されたから金メッキの花に変化したんだと思います。

ここらへんの設定は草元素の反応の仕組みにも反映されてそうですね。

三日月ローレル?(マハールッカデヴァータの前世)→新月マハールッカデヴァータ(完全に汚染)→満月ナヒーダ(そのうち汚染消えるという証?)

ナヒーダは開花した深林の記憶シリーズと似たような色味の装飾品を付けています。


こんな感じで、ナヒーダは転生を繰り返している…かもしれないっていうのが、今回の考察です。

三日月の死について

三日月の時代に関して

ギリシャ神話のアルテミスは弓を得意とする狩猟の神である。狩猟の神が三日月だと言われるのは、狩人が森の中で道に迷った際、三日月の中からアルテミスがやってきて、月を弓の形に見立てながら道を案内したという伝説が元となっている。

このギリシャ神話が元になった話が原神にもあります。

それが上の画像の内容。
月の満ち欠けが昔はあったと言われています。
(満ち欠け
と言ってるということは、3種の月は同時に空に浮いている訳ではなく、1つの月の変化を指すことがここでもわかります。)
しかし今のテイワットは力が弱く、青白い満月しかありません。
月の満ち欠けがあった時代、弓のような凶相の月=三日月(アルテミスを意識した書き方)がスメールの王座についていたことについて書かれています。

森の迷宮とは、森林の王が管理していた場所です。深林シリーズの聖遺物に登場します。

そこで迷子になっていた人を導いたと書かれています。完全に上のギリシャ神話と一致します。

三日月が凶相だとされていることから、すでにスメールの汚染が始まっていた可能性があります。

そしてその後、三日月がなくなり、森林の王がすぐその後になくなり、森林の王の従者だった狩人もなくなり…と時がたって、数百年前に森の迷宮が消滅しました。

三日月がスメールにいたのはこの記述でほぼ確定となったと思います。

ちなみに三日月は寒天の釘で天理によって滅ぼされたようです。

天を裂く矢→おそらく寒天の釘
満悦の実のストーリー

満悦の実のストーリーによると、
「月が凶悪な笑みの形(三日月)になった。
…千樹の王(森林の王のこと)は森を私たちにたくした(託される時に深林の冠を女の狩人が受け取った)。」
その後、森が滅んだが、「私達を創った彼女」が新しい生き物をつくった。

つまり、
三日月(生き物を作った神)が自身の分身的な存在である森林の王をつくった

三日月が滅び、森林の王が滅んだが、森林の王(三日月の分身)の力が新たな月(三日月の生まれ変わりの新月)となった。

新月(三日月や森林の王の生まれ変わり)が滅んだ森や生き物を再度作り直した

という事を、分かりにくく満悦の実のストーリーに書いてるのだと思います。

三日月時代の様子?「最初の世代」

新月の死について

カーンルイアから魔物が溢れ出してきた時期は「月の影」と表現されていました。
月の影とは、光がない新月=マハールッカデヴァータを意味していると考えられます。
500年前のカーンルイアの崩壊が起きる直前に新月が天理に砕かれ、それが魔物が噴出するきっかけとなったようです。

魔神任務の映像では、マハールッカデヴァータが自ら犠牲となる道を進んだかのように濁されていましたが、ちょっとそれも怪しくなってきました。

恐らく新月時代の恐ろしい様子
第三のナヒーダが生まれたときには何もかもが消えていた

インド神話ではクリシュナ神が草神のモチーフである

インド神話には、クリシュナという神とナーラダ仙の「マーヤー(幻・夢)」についてのやり取りが書かれている。
ある日、ナーラダ仙がクリシュナ神にこの世界は幻(マーヤー)だと言うが、それはどういうことかと聞いた。
すると何故か突然クリシュナ神は「1杯の水が欲しいので、水を取りに行ってはくれないか?」とナーラダ仙に頼んだ。

ナーラダ仙は1杯の水を求めて、ものすごく長い半生を行きた。そして、ある時幸せな家庭を築いていたのに、家族を全員を水の中で失って絶望してしまう。

ナーラダ仙が絶望した瞬間、なぜかクリシュナ神の声が聞こえてきた。
「1杯の水はまだですか?」
ナーラダ仙が周りを見渡すと、彼は長い半生など生きておらず、すべては幻(マーヤー)を見ていただけなのだと気がついた。

この話をモチーフとした内容が、花神誕祭の魔神任務にも出てきます。

賢者が家族を置いて長い旅に出たと思っていたけど、それはすべて草神がみせた夢だったという話です。

ギリシャ神話やケルト神話では月の女神たちをモチーフとしている草神ですが、
それだけではなくインド神話のクリシュナ神も月に関係しています。

ヒンドゥー教において、クリシュナKrsnaとは「暗い」という意味も含む。
そして、満月、新月、月がかけている半月(三日月を含む) をクリシュナ・パクシャと呼ぶ。
パクシャpaksaは月の満ち欠けのことである。

幻(マーヤー)をみせるクリシュナ神(月の満ち欠けという意味を持つ神)
夢をみせる草神(月の三姉妹説がある神)

月の満ち欠けの神・クリシュナはナヒーダのモチーフの1つと言って間違いないと思います。

そして幻の神クリシュナがとモチーフということは、ナヒーダ=虚像の月の女神ではないか?とちょっと思ってます。

花神は「摩耶」ではないか説

元素爆発「摩耶」

「摩耶maya」とはなにか。
インド神話で摩耶というと、「幻」を意味します。
月の三姉妹の記事にも書いた、クリシュナ神とマヤ(摩耶)の物語をもう一度確認しましょう。

※下の例えではマヤ=マーヤーと記述しています。

インド神話には、クリシュナという神とナーラダ仙の「マーヤー(幻・夢)」についてのやり取りが書かれている。
ある日、ナーラダ仙がクリシュナ神にこの世界は幻(マーヤー)だと言うが、それはどういうことかと聞いた。
すると何故か突然クリシュナ神は「1杯の水が欲しいので、水を取りに行ってはくれないか?」とナーラダ仙に頼んだ。

ナーラダ仙は1杯の水を求めて、ものすごく長い半生を行きた。そして、ある時幸せな家庭を築いていたのに、家族を全員を水の中で失って絶望してしまう。

ナーラダ仙が絶望した瞬間、なぜかクリシュナ神の声が聞こえてきた。
「1杯の水はまだですか?」
ナーラダ仙が周りを見渡すと、彼は長い半生など生きておらず、すべては幻(マーヤー)を見ていただけなのだと気がついた。

このお話は花神誕祭のモチーフストーリーになっていました。

インド神話において、摩耶はクリシュナ神が魅せる幻であることが多いのです。

それを踏まえた上で、クリシュナ(草神)にまつわる摩耶の物語をもう一つご紹介します。

摩耶はクリシュナの身代わりだった

クリシュナ物語では、摩耶という女神がクリシュナの身代わりである「幻」として登場します。

ヤーダヴァ族の王カンサは多くの悪行を働いていた。そこで、神々の集まりで話し合い、ヴィシュヌがカンサの妹デーヴァキーのお腹に宿り、クリシュナとして誕生することになった(ヴィシュヌ=クリシュナ)。ある時カンサは「デーヴァキーの8番目の子がカンサを殺す」という予言を聞いてしまった。
カンサはデーヴァキーとその夫を牢に閉じ込め、そこで生まれてくる息子たちを次々と殺した。デーヴァキーは7番目の子バララーマと8番目のクリシュナが生まれると直ちに、ヤムナー河のほとりに住む牛飼いのナンダの娘(摩耶)とすり替えた。
実はこの娘は、ヴィシュヌに頼まれてナンダの娘として生まれた女神(摩耶)だった。
子どもがすり替えられたことに気がついていないカンサは、摩耶を殺そうとした。しかし次の瞬間「お前を殺すものは別の場所にいる」と娘(摩耶)が語りかけ、「幻」のように娘(摩耶)は消えてしまう。

この物語に出てくる摩耶は、女神・ヨガマヤ(幻の力という意味の名前)だという説があったり、ヴィシュヌ(クリシュナ)が作った幻だという説があったりします。

どちらにせよ、クリシュナが用意した「幻」だったわけです。

原神内で花神と草神が酷似しすぎている

花神はゲーム内で花と月の主人で知恵を持っていたとされています。
草神もゲーム内で月に例えられ知恵の神だとされています。

花神と草神が混同して描かれている記述がゲーム内で多いです。

どちらも幻や夢、知恵を扱う女神だったようです。

ヨガマヤ→マハマヤ→ラクシュミ

ヨガマヤという女神はクリシュナの力(幻)だと言われています。

またヨガマヤとマハマヤという女神は同一のものだという説があります。

マハマヤは仏陀(仏陀・釈迦は草神のモチーフの一つ)の母とされている女神です。

さらにマハマヤ(偉大な幻)はラクシュミという女神だとも言われています。

ラクシュミ=花神のモチーフ?

ラクシュミはヴィシュヌの妻でした。ヴィシュヌがクリシュナ(草神)として生まれた時など、基本的に彼をサポートしています。

ラクシュミは基本的に蓮の花の上に乗った姿で描かれます。

蓮の花にのった女神は原神にもいます。それが花神です。

ラクシュミは蓮の花が象徴で、幻を扱う。
花神も蓮の花が象徴で、草神と同じような力を持っています。

これだけでラクシュミが花神のモチーフとは言い切れませんが、可能性の一つとして考えられると思います。

まとめると、「摩耶」とは幻を意味するものである。
花神は草神にとっての「摩耶」である可能性がある。(未確定)
ただし花神が「摩耶」であることが原神でどうアレンジされているのかは不明です。

ちなみにゲーム内書籍によれば、花神は草神と言うより、創世主によって作られた輝く「虚像」らしいです。

創造主はおそらくKKとされるブラフマーであり、ブラフマーは4つの顔を持ちます。原神の最高神も4つの影を持つので、そのうちのひとつかも知れません。
ただそうなると、花神=草神の「摩耶」という話が上手く繋がらなくなってきます。
なので、どちらかというと最高神の影というよりは、ブラフマーが草神の「摩耶」(幻)として俗世に送り出した神だったと考えると繋がってくるように思います。

遐葉論の3巻

2巻までは花神の話をしているのですが、3巻は草神か花神どちらを指すのか分かりにくいです。

気になるのは「この世に存在した不在はなく、不在の存在もないから。」という意味深な1文。

この世に花神は存在していたけれど、摩耶(幻)でもあるとかいう暗示だったりしないかなーと想像しています。

ホヨバがスメール序盤から「摩耶」を伏線として花神誕祭と草神の元素爆発に入れてきた意味は一体なんなのでしょうか。今後が気になりますね。

(今回の考察はゲーム内の論拠が少ないため、いつも以上に曖昧です。色んな可能性を探っていくひとつの手がかりだと思ってください。)

※補足

花神は仙霊になってしまった遺民たちだというような話がゲーム内にあります。

なので、具体的に「花神」という一人の神がいたわけではなく、草神を補佐するために創造神が俗世に送り出した「摩耶」たちが花神だという風に考えられます。

世界樹と七神

よくご質問いただく内容なのですが、
「天理が世界樹を殺したとしたら、なぜ草神が七神になっているのか」
という疑問が残ります。

樹の比喩

私も正直これは疑問に思っています。

確実性の高い情報だけ並べてみましょう。

・樹の比喩を見る限り、天理が世界樹を一度切らせた。
・切られた樹が、イスタロトの力を借りて、別の場所で生き返った(転生した)。
・稲妻の神櫻は、イスタロトが関与していたので世界樹の一部。
・地脈はかつてあった世界樹の根が残っているという形。
・テイワットの現物の世界樹は消えましたが、世界樹が精神世界みたいなよくわからない空間で生き残っている。

旅人に語りかけてくる世界樹

・地脈やテイワットの一部の木が世界樹に接続されている。(世界樹の痕跡は残っている)
・旅人が世界樹の一部を復活させていっている。
・かつてあった神に切り倒された世界樹に、天理に認められたはずの七神の草神が接続できている。
・なぜかカーンルイアの王にも世界樹の名前(エルミンIrmin)がついている。

うーん、、、まだ半分の国が残っているので、さすがにわからないです🧐

満月の死について(10/10追記)

これは考察と言うより、予想なので、外れる可能性が大いにあります。
月は夜の象徴。夜の帝王みたいなものです。
その夜(月)の世界が終わるような事が予告されています。それが下の動画。

以下、ツイートで考察したのでツイートを引用。

ちなみに昼の世界の到来は他にも伏線があります。

ナタが日食月食と縁が深い神話の地域(メソアメリカ)をモチーフにしているので、そこで話が出ると思います。

太陽(昼の時代)は誰を意味するのでしょうか。

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