005 ハンドボール 中学生の時4

中学の時の試合の事をあんまりちゃんとは覚えていないが、いくつかは何となく覚えている。

一番覚えているのは、3年生になってから、夏の大会で、結構強いと言われていたS中学と対戦した日。なんとか勝ちたいと思って、みんな必死でプレーしてたと思う。今はどうかわからないが、私が中学生の時は、全て屋外での大会で、30年前とは言え、当たり前だが、夏は非常に暑い。ただ、暑いということ自体はそんなに気にしていなかったと思う。とにかくこの相手に勝ちたい、勝てるんじゃないかと、必死でプレーしてた。その結果、ロースコアの展開だったと思うが、なんとか勝つことができた。このまま勢いに乗って勝ち進んでいきたい雰囲気もできていたのだが…。

夏で暑いことはあまり気にしていなかったのだが、このS中学との試合では、かなり体力を消耗していた。そしてその勝利の次の試合は、まさかの同日。次の相手は確か、その日初めての試合じゃなかったかな。僕たちは、試合間に十分な休息も取れないまま、その日の2試合目を迎えたが、もうバテバテで、全然体が動いてなかったと思う。結局どんな展開だったか覚えてはいないが、負けたことだけは覚えている。

ハンドボールをやってきた小・中・高校・クラブで、試合の途中で、体力が無くなったり、疲れてしまったことは、この日の2試合目の1試合だけ。フルで試合に出て、しんどいってことは、まずなかった。練習は別ですが。

ただ、このS中学に勝てたという事は、当時も自信がついたし、今でも思い出すと、よくやったなと思う。勝てなさそうな相手にも、果敢に挑んで勝てたという事が大きかったんだと思う。

で、少し面白いのが、普通に受験して入った高校のハンドボール部には、中学生でのハンドボール経験者が、私以外には1人しかいなかったのだが、その1人が、S中学だったこと。高校のハンドボール部初日に、明らかにハンドボール経験者と見てて分かったので、どこの中学だったか聞いたら、S中学だと。私はその名前を聞いてすぐ、その試合の時の事を話した。必死だったってことと、バテバテで次の試合には負けてしまったこと。彼もその試合の事は覚えていたと思う。が、私は勝った試合、彼は負けた試合なので、面白くなかったかもな…。

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