支援学級か通常学級かの選択
どっちを選んでも最終的には正しい方へ導かれる
ということを実感した出来事。
わが子の経験のお話を少しさせていただきます。
発達障害のお子様の小学校入学に対する最初の選択が
在籍学級の選択ではないでしょうか。
今、中学2年生の長男が小学校1年生の時です。
当時の息子はやんちゃで元気な男の子でしたが
幼稚園でも集団生活から乱れることもなく問題なく過ごせており
心配といえば酷い偏食による給食くらいでした。
小学校の給食をきっかけに食べられる子もいるとのことで、むしろ期待し胸を躍らせていたほどです。
そこそこベテランの女性の担任の先生でしたし、書類にも担任にも発達障害や特性については伝えていたので、理解してくれていると思っていました。
しかし、
次々と支援級へ行くべきだと思わせる出来事が起きました。
物忘れが人一倍激しい息子はある日、担任の先生から、このように注意されたそうです。
「〇〇さんは鶏以下ですね!
鶏は三歩、歩いたら忘れるといいますが〇〇さんは、歩く前から忘れていますね」と。
廊下に立たされたこともしばしばありました。
今の時代では考えられない発言だなぁとは思いますが、事実です。
息子は、この鶏発言をず~っと忘れずに握りしめて生きていました。
「ど~せ俺は、にわとり以下だから」
当時は、口癖のようにこのセリフをよく言い放っていました。
また ある日には、
下校時に校庭の水まき用のホースでお友達と遊んでしまったと、
担任の先生に注意されました。
その時には
「反省文を書いてくるように」と言われたのです。
しかも、お母さんも!です。
他にも
発達障害による偏食で、白飯しか食べられないと伝えているのに
おかずを食べず残す息子に担任は、白飯の上におかずをのせて食べるように
息子に言いました。
息子が唯一食べられた白米だったのに上におかずを一度でも一品でも乗せてしまっては、息子は絶対に口にはしません。
今の私は
先生自身は、悪気があったわけでもなく覚えてもいないだろう
と解釈しています。
でも当時は
出来事に縛られたり、誰かを憎んだり、責めたり…
こういう気持ちを握りしめていて、いつもいつも苦しかったのです。
今も発達障害の特性が理解してもらえず、辛い時や苦しい時、悔しい時もありますが、
全ての人に理解してもらうことは無理なんだ と理解できています。
理解してくれる人50% = 理解してくれない人50%
でいい。と
出来事に対する見方や解釈を変えました。
出来事はただ 起きている
そこに登場する人物に敵、味方もない。
悪役となって知らせてくれただけ
そう、出来事として
「そっちじゃないよ!支援級だよ」と教えてくれて導いてくれていたんだ
と解釈しました。
上記の出来事がなければ私はずっと息子を通常学級に在籍させ苦しめていたかもしれません。
起きた出来事の捉え方を変えなければ、私はずっと担任の先生に憎悪を抱き
精神が崩壊していたかもしれません。
誰でも選択に迷うこと沢山あると思います。
でも、このように、もし選択が間違えていた時は
必ず人や出来事を通して教えてくれるようになっているのだろうと思います
だから過去に間違えたことを恥じることなく悔やむことなく
今を生きればいいと思うのです。
できれば、遠回りはしたくないですが、
私は毎回、このような遠回りをしてしまいがちです。
でも、
遠回りしたからこそ、
見えること、気付けることが沢山あります♡
そして伝えられることも沢山あります♡
こんな自分でOK!って自分を認めてあげるようにしています。
最後に
今は中学2年になった息子ですが、様々な経験と共に、今では素敵な先生に囲まれ、自己肯定感を取り戻し、今は鶏発言もすることもなくなりました。
お読みいただきありがとうございました。
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