ペットにも冷え性が・・part2
ペットが健康であるように・・note19
「冷え症」といえば、女性特有の症状と思っていました、最近までは・・。
ところが、風呂から上がって、しっかりと温まっているはずなのに、足先が冷たい。コタツで温めても、足先の冷たさは治らない・・。年齢とともに、そう感じるようになってきました。今回は、この時期、特に感じる「冷え」のことについて考えてみようと思います。
■体温一度低下で、酵素の活性が半減
さて、人間の平熱は36.5℃と言われていますが、犬、猫の平熱は何度でしょう?
犬は、38.3~39.2℃、猫は37.7~39.2℃とあります。人間より、約2℃くらい高いのですね。だから愛犬を布団に入れると、ポカポカと暖かいんですね(笑)。
人間の身体の基礎的な新陳代謝をするためには、「体内温度37℃程度」が絶対条件といわれています。平熱が低くなるというのは、新陳代謝が低下し、いわば冬眠中の動物のような状態が続くということになります。
低体温になると、だるさや無気力状態、持久力の低下といった症状の他に、生理活性(細胞の新陳代謝能力)が失われるため、病気に罹りやすく、また治りにくい状態となってしまいます。
人間の免疫機能は、体温が1℃低下すると30%から40%も低下することが分かってきました。さらに新陳代謝と密接に関わる体内酵素の働きも、約50%低下するといわれています。
胃腸での消化酵素の働きが悪くなると、消化不良や下痢、胃腸炎、食べても太れないなどの体質や胃腸病を招きやすくなります。
また、体内の修復酵素や解毒酵素の働きが悪くなると、傷が治りにくくなり、添加物や農薬などの化学物質の蓄積が増えて、血液の汚れや体質の悪化を招くことになります。
■冷えはガンを招く
体温が1℃低下しただけで、血液は粘中性といって粘りが出てきて、流れの悪い状態がつくられてしまいます。血液が細胞に酸素を十分に供給できなくなると、細胞レベルではストレス状態となります。待てど暮らせど酸素が来なくなると、「酸素が無くてもいいや」といって開き直って、謀反を起こす細胞が出てきたりします。これを「嫌気性細胞」と呼びますが、これがガン細胞の正体なのです。
身体を温めて血液の流れを良くしてあげると、ガン細胞は正常細胞に戻りやすくなるということが分かってきています。
■冷えで新陳代謝機能が低下
免疫力とは、血液の循環力と捉えると分かりやすいかも知れません。流れる血液には、解毒酵素や修復酵素、修復ホルモンや数々の免疫物質や豊富な酸素と栄養があります。
血液は内臓が働いて、身体の中央に発生した熱を、身体の隅々に伝えていますが、冷えると血行が悪くなり、手足などの末端にまで十分熱が伝わりません。その為、手足が氷のように冷たくなるのです。この血行の悪さが、冷え症の一つの原因をつくります。
「流水は腐らず」という諺がありますが、流れる血液には細胞を浄化し、活性化させることで、細胞のストレスを取り去ってくれる素晴らしい働きがあります。
冷えは、その血液の流れを悪くすることで、いろんなトラブルを招くことが一番の問題なのです。解毒力や修復力が衰えたガンやアレルギーの方には、低体温の方が多く見られます。
■犬猫にも冷えが
①身体やつま先が冷えている
②身体を丸めて、縮こまっている
③こまかに震えている
④下痢をしている
⑤歯茎や耳内の皮膚が白っぽい 等々
このような症状が見受けられたら、もしかすると「冷え」ているのかも知れません。
タオルケットなどで温めてあげることも大切です。フローリングに寝ているのなら、マットを敷いてあげることもできるでしょう。
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犬猫も、高齢化になると、血液の循環力が衰え、冷えるようになります。しかし冷えは病気ではないので、分かりづらいものです。身体を触ったりしながら、冷えの症状を見極めてあげましょう。
「冷えは万病の元」とも言われています。
■ペットへの対応-適度な運動をする-
寒いからといって、部屋にこもりがちでは、代謝が悪くなります。
私たち人間も運動をしたあとは爽快感があるものです。汗をかき、血の巡りも良くなるので、気分も良くなるのです。
本来は、イヌやネコたちは、捕食のために積極的な運動をしていました。ですから、寒くても、規則的な散歩と適度な運動(ボール拾いや引っ張りっこなど)は全身の代謝を促進しますし、気分転換・ストレスの発散にも必要です。
■ペットへの対応-マッサージをしてあげる-
以前のテキストで「乾布摩擦」は皮膚を刺激し、毛細血管の血流を良くするので、イヌやネコの場合には「ブラッシング」をすることで皮膚と被毛を健やかにしますと書きました。
同じように、マッサージ(全身を撫でてあげる)をしてあげることで、皮膚を刺激し、血流を良くする効果があります。
血液が循環しだすと、代謝が促進され、栄養分が活発に流れてきますし、身体の老廃物を排泄できます。スキンシップにもなりますので、日頃からの「撫でててあげること」「マッサージ」「ブラッシング」「手を当てる=手当て」をお勧めします。
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根菜類、特に高麗人参は冷え防止に効果があります。
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最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。