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塩添加フードは疑問

ペットが健康であるように・・note4
-塩の添加=尿量を増やすためと嗜好性を高めるため-

 今の犬猫を見ていると、水をよく飲みます。ノドが渇いて仕方のないように、よく水を飲みます。
 与えているフードの裏側の成分表を見てみますと、「塩」「海塩」「天然塩」「醤油」と呼称はさまざまですが、「塩」が表示されています。有名メーカーのものも、ナチュラルフードと謳っているものも、多くのペットフードで「塩」が添加されています。

■四大ミネラルとは
 確かに生きるものにとって、「塩分」は欠くことのできない栄養素ではあります。
「ナトリウム」「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」の四つは、ミネラルの中でも一番大切と言われていて、「四大ミネラル」、または「マクロミネラル」とも呼ばれています。
 これらは、人間を含め、生命現象が海の中で生まれた名残で、血液などの体液の中で、電解質として存在し、生命活動で大切な働きを担っています。

■犬猫にとっての塩分
 人間と違って汗腺が全身に発達していない犬や猫は、全身から汗をかくということはありません。暑い時、ハアーハアーと口を開け、よだれを流していますが、これは体温調節のために人間が大汗をかいているのと同じ状態です。
 人間は汗をかくと、汗腺からミネラル特に塩分を放出してしまいますから、汗をかいた後は、「ポカリスエット」のような塩分を含んだ水分の補給が必要となります。
 しかし犬の場合は、夏の一時期を除いてハアーハアーとしている時などはそんなにありません。つまり、汗をかかない分、ミネラル特に塩分の放出が頻繁にあるわけではありません。
 ですから、塩分は全ての生き物に大切な栄養素ではありますが、殆どの原材料に含まれているわけですから、犬猫の場合はそれだけで十分と言えます。
 これら自然のバランスの元に含まれている塩分(ナトリウム)は、細胞の健康に重要なものとなります。

■なぜ塩を添加するのか?
 逆に、自然のバランスに反して「塩」を添加しているペットフードは、それがいくら「天然塩」や「海塩」と印象よく表していても、その添加の目的は『水分を多く摂らせて尿を多く排出させること』『嗜好性を高め、食べ付きをよくする=営利目的』という健康的ではない意図が隠されていることを、私たちは知らなければなりません。

 生き物の身体は、体液を0.9%という生理食塩濃度に常に一定に保たれています。
そこへ、
ペットフードに含まれる過剰な「塩」を摂る
         ↓
犬猫は異常にノドの渇きをおぼえ、「水」を大量に飲む
         ↓
水によって「体液」が薄まるので、脳から「尿」によって水分を排泄するように指令がだされる
         ↓
水分は「血液」によって運ばれるので、「心臓」がフル回転を始める
         ↓
血液によって運ばれてきた水分を濾過するために、今度は「腎臓」がフル回転を始める
         ↓
尿として、排泄する

 このような図式になります。お分かりのように、塩を摂っただけですが、「心臓」も「腎臓」も大忙しになります。だから、塩分の過剰摂取は、「心臓病」「高血圧」「腎臓病」のリスクファクターになるということがお分かりいただけたでしょうか。

※尿量を増やすための塩の添加については、別のところで解説させて頂きます。
 
 それでも、嗜好性のために「塩添加」のフードを選びますか?
 クプレラは、一切「塩」を添加していません。
 ペットのための健康食品の店 ソフィア池田 https://www.sofia.co.jp/


最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。