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名画の休息〜雨龍落銭図

名古屋は
しばらく雨です。

辰年だし
龍がおるんかな~?

いー感じの
恵みの雨になりますかね~っ。

昨日の
「向日葵鸚哥拾得図」
と対の作品です。

物語の初めは龍だった?!

●名画の休息~雨龍落銭図(雨龍図)

伊藤若冲(1716(正徳6年)-1800(寛政12年) )
平成29年より
秋田市立千秋美術館所蔵
1770年頃の作品です。
(1760年代と記載の資料もあり)

京都の中心地にある
錦市場の青物問屋「升屋」の長男である伊藤若冲。
京都の伝統文化のなかで感性を磨きつつ、
狩野派系の町絵師や
写生画の専門家たちにも
絵を教わりました。
 「仕事より絵!だし、
  勉強も絵!」
ってな訳で、
23歳で継いだ家業を
40歳で弟に譲りました。
観察も写生もたっぷりできるし、
高価な材料もたっぷり使えるし♪
★中国の新しい花鳥画など
も積極的に学び、
 オリジナル技法を開発していきました。

10年くらいかけて制作された代表作
『動植綵絵』シリーズで、
若冲の人気は大爆発!となりますが、
それと平行する時期に
水墨画や版画も制作していました。
水墨画では
★狩野派では禁じ手で邪道
とされていた
 「筋目描き」とゆー技法を使いましたが、
京の文化人には「趣がある♪」と支持されました。
画箋紙とゆー紙を使うと
墨と墨が混ざり合わずに
白っぽく残る性質を利用して、
鱗や花びらをえー感じで描いてます♪

そんな筋目描きで描いた
 「雨龍」。
完全になる前の龍と言われ、
「大器晩成」の意が込められています。
角を持たずに水中に住み、
千年で角と翼を持って天へ昇り、
五穀豊穣の雨をもたらす龍神になる
と言われています。

江戸時代に描かれた龍は
オモロいものが多いけど、
精細な描写とおかしみの妙に富む、実にユニークな龍図です。
★曾我簫白の「柳下鬼女図屏風」へのオマージュでもあり、
獅子鼻で瞳が天を向いてっ

って、
下を見て焦っとるけど、
左手に持ったがま口が開いてるし
¥を落とした!?

 「雨龍落銭図」
https://www.sodfactory.com/kaimonokago.html


 2023年 308×224 mm
龍の¥かもしれない
けど、
どーする?
  「向日葵鸚哥図」
https://www.sodfactory.com/kaimonokago.html


 2023年 308×224 mm

アートジーンで購入
https://www.artgene.net/mypage.php?MID=5353

名画の休息
https://www.sodfactory.com/meiQ.html

製作過程
https://www.sodfactory.com/moulinmoion.html

インタビュー受けました!
「美楽のSOD factory」
https://nihonbashiart.jp/interview/sod-factory/

SOD factoryグッズは♪
https://www.sodfactory.com/goods.html

参考文献
    :異能の画家伊藤若冲~狩野博幸、森村泰昌
    :もっと知りたい伊藤若冲 生涯と作品~ 佐藤康宏
    : 矢島新『マンガでわかる「日本絵画」の見かた 美術展がもっと愉しくなる!』誠文堂新光社 2017年
    : 佐藤康宏『アート・ビギナーズ・コレクション もっと知りたい 伊藤若冲 生涯と作品 改訂版』 東京美術~
    : 和紙の山崎商店

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