【詩】メモ書き
明日にとっての、他愛のないメモ書きに今日がなればいい
誰だって外に出したい不定形な内容を脳に負っていて
喉の形が脳の性格と相性が悪いと、
壊れたスペースキーみたいに全然ダメなだけで、
それはその人が悪いのではないと
そう教えてくれたいつかの先生の手のひらが
今私の喉の形を決めている。
でも肝心の脳はもちろん、私だけのもの。
誰かに喉を奪われても、脳は私だけのもの。
例えばそういった話の中では唇は全然大事じゃなくて、それだって
特筆すべきではないけれど
書き留めておけばそれだけで、立派なメモだ。
間違いない
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