音楽とどう向き合うのか?
ちょっと暇になったらすることは、やはり音楽を聴くこと。
映画やアート(絵や造形)も好きだけれど、それ以外のことはできないというのもあるが、それらは時間を設定して関わることになる。なので、何ものでもない時間ができた時、音楽を聴くことのプライオリティは高い。
音楽は踊ったり歌ったり、本を読んだり、コーヒーを飲んだりしながらでも楽しむことができる。もちろんお酒を楽しみながらも。
タイトルが仰々しくてごめんなさい。
音楽は気軽に向き合えるその自由さが魅力ではあるけれど、暇と言って音楽を聴き始めると、聴きたい音楽を探す旅が家の中でスタートする。
iphoneに入れていないことに気がづいた、久々に聴きたかったあの曲、、、
CDで探して、、、すっと見つからなかったらアナログで探す。
で、アナログで見つけて、聴く。
その行為を別に儀式やなんたらやという気はこれっぽっちもない。ましてや音質に関しては僕自身は、iphoneリスナーというか、デジタル信奉者でもある。
だが、アナログ、それもLPで音楽を楽しむ中で毎度 感心することがある。
片面毎の構成力だ。
たった3〜5曲のセットではあるが、だからこその曲順であり、集中して聴かせる構成力がある。クラシックなどもちょうど章ですっぽりハマる長さではあったりするんだけれども、なんと言ってもその凄さが分かるのが70~80年代のロック、ポップスだ。
また聴きたいのは1曲ではあるんだけれど、アナログLPでその曲を見つけたら、必ずそのアルバムの構成や意味を考え、片面しっかりと聴いてしまう。
で、そのアルバムが発表された当時のツアーのセットリストがLPの外袋に入っていたりすると、アルバム曲順と違った構成にその曲がなった時にどう聴こえたかライブのことを思い出したりすることになって、(ベスト盤のCD 出してきたり、ハードディスクで並べ替えたりして)セットリスト順に聴いてみようかなんて思うんだけれど、アナログLPの曲順、構成力の凄さにもう1回盤面の頭に針を戻してしまう。
暇といって 音楽でも聴こう と思って、そうそう あれ聴きたかたんだよなとごそごそ始めたら運のつき、音楽とのあれやこれやの時間が始まる。
実は、ステレオ録音の、アナログLPやカセットテープが普及した時代は、70~80年代のたった20年間なんだ。ビートルズのアーカイブを調べたら分かると思うけれど60年代初頭はモノラルだった。また2017年からアナログのリリースを復活させたソニーは、1989年にアナログの生産をやめている。
70~80年代のたった20年間のアーカイブかもしれないが、LPを想定して作られたものはできるだけLPで聴くのがいいのかもしれない。
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