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#プリムリナの育て方(種類や増やし方と育てる環境)植物の「#増やし方」種付けや水やりと特徴に関して

プリムリナという名称の意味についてですが、これは「サクラソウ属のような」という意味です。その名のとおり、大きく分けるとサクラソウ属に属します。

ただし、この植物学上の分類には少し歴史があります。すなわち、以前はサクラソウ属に属していませんでした。2011年までキリタ属に属していました。

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育てる環境について

育て方としては、きわめて簡単です。そして、上手く育成することができれば、四季を通して開花してくれる観賞用の花としては絶好の植物です。花も可愛らしいので人気があります。

それでは、育成のポイントは何かというと、結論からいうと、温度管理が挙げられます。寒さに非常に弱い性質なので、戸外での生育はきわめて難しいです。

そのため、室内で育てることが一般的なのですが、冬の時期はできるだけ暖房をつけて暖かい状態にすることが肝要です。そうすると、数多くの花が咲くようになります。

ちなみに、植物なので日光に当てる必要があると思われがちですが、日当たりの良いところにわざわざ置く必要ありません。蛍光灯や室内の光で十分です。

むしろ、あまり直射日光のあたるところにおいていると枯れてしまいます。そのため、日当たりのよくないところに置いて、水をたっぷりとあげましょう。また、植え替えも大きなポイントです。

上手く育てるとすくすくと成長するので、植え替えをすると、どんどん大きくなります。ただし、根が非常にダメージを受けやすい性質なので、

移し変えのときに、根は土がついた状態で移し変えをすることをお勧めします。このように、室内の温度、置き場所、植え替えといった3つのポイントに注意すれば、年中、満開の花を楽しむことができます。

こうしたところが、非常に人気のある理由です。観賞用の植物として理想的です。今までありそうでなかった、極めて珍しい植物です。

種付けや水やり、肥料について

栽培方法について書いていきます。まずは、肥料について書いていきますが、初心者の人にとっては市販されているような用土で十分です。非常に頑丈な性質を持っているので、栄養たっぷりの用土を使わなくても、きちんと育ってくれます。ただし、こだわりたいという人には、次のようなものをお勧めします。

ピートモスや鹿沼土をミックスしたものを用土としては使用することです。もともとプリムリナは、水はけがよく通気性のある用土を好みます。そのため、粘土質の用土はあまり適していません。

次に、水やりについて書きます。乾燥しすぎるものも適していませんが、過湿にならないようにすることが大切です。

このように、水やりや肥料をきちんと行うと満開の花を楽しむことができます。もちろん、室内の温度管理はきちんと行わなければいけません。目安としては、生育適温は20度前後に管理しておくことが肝要です。

最低温度は10度以上は維持しなければいけません。最高温度については、30度を超えないようにすることも大切です。

連日30度を超えることがあれば、成長がストップして、場合によっては枯死するものも出てくるからです。夏冬通して、こうした温度管理をしなくてはいけません。

種付けについていうと、より多く繁殖したい人は葉挿しを行うことをお勧めします。葉挿しのやり方は、葉柄を1センチ程度切り取って挿します。あるいは、葉をいくつかの切片に切り分けて挿すということもできます。

増やし方や害虫について

プリムリナをきちんと栽培する上で害虫の存在は決して無視することができません。害虫の中で最も被害の大きい害虫は、コナカイガラムシとネコナカイガラです。

コナカイガラムシと一口で言っても、その種類は400種類以上あり、大きさや形もさまざまです。この害虫はアブラムシに比べると、非常に繁殖力が強く、放っておくと大量に発生してしまいます。

このように発生してしまうと、まず外観が損なわれてしまいます。さらに、植物の液を吸う害虫のため、吸汁されると植物の生育上、極めて悪影響を及ぼしてしまいます。

枝枯れはもちろんですが、生育上の問題ではありませんが、すす病などが発生して葉の色が黒く変ったりします。これは少なからず光合成が妨げられてしまうこともあります。

対策としては、殺虫剤を散布することがお勧めですが、殻をかぶっているのでなかなか除去しにくいです。定期的に散布することが肝要です。

ネコナイガラについては、根に奇生するタイプの害虫のため、非常に見つけにくいです。プリムリナは根が弱い植物なので、発見し次第、早急に対処しなければいけません。

この対処方法としては、殺虫剤を土に直接かけることが有効です。土に直接かけるというと、心配する声もありますが、散布しすぎないことを気をつければ問題ありません。

増やし方については、葉を切り取って挿し葉すると数多く増やすことができます。あるいは、株分けも有効な手段のひとつです。

プリムリナの歴史

プリムリナの歴史について書いていきます。まず、そもそもその名前の由来はどこからきたのか、そこから始めます。

このプリムリナという名称の意味についてですが、これは「サクラソウ属のような」という意味です。その名のとおり、大きく分けるとサクラソウ属に属します。ただし、この植物学上の分類には少し歴史があります。

以前はサクラソウ属に属していませんでした。2011年までキリタ属に属していました。しかしながら、遺伝子学の研究がどんどん進んでいき、植物の分類もますます変化してきました。これは植物全体について言えることですが、プリムリナもその例外ではありません。

2011年になって中国の植物学の研究者が、遺伝子学の研究に基づいてキリタ属に分類しないことが発表しました。そのため、2011年からはサクラソウ属に分類されるようになりました。

原産地についていうと、プリムリナ属はもともと中国に広く分布している植物でした。もちろん、中国だけでなく日本にも熱帯アジアも生息地となっています。

その数は100種以上もあるとされています。このプリムリナ属は、どの種類もそうですが、花が非常に綺麗で種類も多いことから、昔から非常に人気のある植物群です。

この植物の特徴を言うと、日陰に強いという特徴を持っています。すなわち、戸外で常に安置している必要性がなく、非常に育てやすいということも手伝って人気のある植物です。

プリムリナの特徴

どのような特徴があるかというと、育てやすさが大きな特徴です。日陰に強いので、室内で飼育することができます。そのため、室内飼育で年中花を咲かせてくれますので、1年中鑑賞を楽しむことができます。

ただし、根の扱いについては注意が必要です。根がかなり弱いのできちんと扱わないといけませんが、それ以外には関しては非常に丈夫です。

室内で育てることができるというのも、丈夫さを証明しています。室内においては、日光による光量がどうしても不足してしまいますが、この植物は蛍光灯の光で十分成長してくれます。

そういう意味でも、初心者でも育てることのできる植物です。また、花については、ピンク色のかわいい色をしています。開花時期としては、通常は9月から10月くらいです。

花が開花した後には実ができますが、この実はさく果に分類されます。つまり、熟すと裂け目が入り、中から種子が出てきます。

葉っぱについては、根際から生えてくるのですが、形は細長くて卵のような形をしています。葉を触ってみるとよくわかりますが、葉は非常に分厚く独特の班が入っています。

丈はそれほど高くはありませんが、大きいもので20センチ程度になります。小さいものだと10センチ程度です。

プリムリナ属の中には、基本的には小型のものや中型のものが多いですが、フラビマキュラータという種類のものは、大型種に分類されるもので、他の種類に比べて圧倒的な存在感を持っています。一部の愛好家の中では非常に高い人気を誇ります。

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