見出し画像

再雇用の給与に相場はありません

初任給には平均値に意味があります。大卒、事務系ならば○○円のような平均値があり、それを上回る、下回るで概ねの評価ができます。平均より、2倍以上あるようなことは起きず、同じ業種や同じ規模の企業の初任給は平均値と数万円の差の中に収まります。新卒の学生たちは、その平均値と初任給の差を見て、希望する会社を決めたり、生活設計を立てたりするものです。

一方で再雇用の給与の平均値は意味がありません。都道府県の最低賃金に近いケースから、現役の八掛けほどもらえる企業もあり、そうなると上下を比較すると給与は5倍以上差がついてしまいます。その平均値があったとしてもそれは、単純に数値計算の結果であって、何かの判断や評価の目安になることはありません。

同じ会社にいる再雇用となった同期のAさんと自分の給与の差はありませんが、大学の同級生だったBさんと自分の差が何倍も違うかもしれません。

ここでお伝えしたいのは、周りに再雇用を選ぶ人がいるから、自分も再雇用を選ぶみたいな判断はするべきではないということです。「自分は自分」という意識を持って欲しいと思います。60歳を超えると収入面で平均的なものは存在しないのです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?