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自己理解がずれていると中高年の就活は難しい

定年前後の年齢での転職で就活が困難になる要因のひとつに「ずれている」ことがあげられます。労働市場での価値と自己理解が「ずれている」という意味です。

例えば「一部上場企業で管理職をやっていました」という60歳の人がこのことを自分の優秀さを示すものと理解していたら「ずれている」と思います。「一部上場企業の管理職経験者」は、ゴロゴロいます。ゴロゴロいるのはバブル期に昇進したからで、それほど労働市場の中では価値が高いとは言えません。雇う側にとっては「管理職感覚をもった中高年」と扱いにくい人物と評価するかもしれません。残念ながら扱いにくい人物を雇う組織はありません。ずれたまま就活していると就活は長引くばかりです。

ずれないようにするには、ある程度の努力を必要とします。

労働市場から評価されない過去の実力で自分ができあがっていたら、生まれ変わるほどの意識改革が必要です。1日で意識改革は困難だと思いますが、必要のない自信に気がついたらバンバン捨てましょう。

若い友人が必要です。ずれた同じ感覚を持った同年代とだけの付き合いでは、自分がずれたことに気がつきません。世間話ができる関係の中に10〜20年程度年齢が下の人がいると良いと思います。

自分には何ができるかにもう一度向き合いましょう。管理職経験はいらない価値ですが、管理職としてクレーム対応をされていたらそれは労働市場では大きな武器になるかもしれません。ひとつひとつ自分のやれることを、認識しましょう。足りないものもみつめましょう。

以上のようなことが書けるのは私もずれていたからです。参考にしてください。


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