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生活必需品は洗練され、嗜好品は多様に拡がる、では音楽の今後の変化は?

こんばんは。

シンガーソングライターのソーダ・ヒロです。

時間の経過と共に成熟される中で人やモノの変化というのは、その特性によって様々な形に変わっていきますが、そうしたものを通して音楽の今後の変化を考察してみたいと思います。


生活必需品は洗練されていく

生活必需品はもとを辿れば、商品として出始めた当初は高単価で最新のハイクオリティだったものが、テクノロジーの発展と共に"コモディティ化(日用品化、汎用化)"して一般まで広く普及することで日常的に使われるものになりますね。

iPhone も当時は大変革新的なもので使ってる人の方が少なかったですが、今ではすっかり日常に溶け込んでいます。

そうして、生活必需品とはどんどんその機能とデザインを洗練し、アップデートを重ねた末にシンプルなものになっていきます。

宮崎駿さんの作品を岡田斗司夫さんが分析されてた際、未来のロボはボタンやモニターがたくさんあるピコピコしたものではなく、ボタンは減り、操作が簡単にできるシンプルなデザインになる、と。


思想も洗練されていく

それは"思想"もそういった側面がありますね。

食べ物がなかったような時代から、少しずつ経済の発展と共に衣食住が満たされていき、その段階を経た先に今度は"倫理観"という"人として"の考え方が、より高度になり、力や権力でねじ伏せることから変化し、知性的で、"共存的な思想"へと姿を変えていきます。

そして、そうした思想の発展は、より"普遍的"なものに沿っていってる気がします。

人には優しくした方が良い、とか
相手を尊重する、とか、
暴力は振るわない、とか

なんだか子供みたいなこと言ってるようですが、「どちらかを選ぶなら人としてこっちの方が良いよね」っていう選択肢の方へ時代は向かってますね。

それは単純に『人にこれをされたら嫌だから人にはしない』という本能的な感覚での選択を、蓄積され高められた倫理観と今の豊かな時代なら選ぶことができる、ということであり、

人の思想が発展すればするほど、そうしたシンプルで本質的で本能的で普遍的な考えにたどり着く、と思います。


生活必需品も人の思想も発展の先には"シンプルな形"があると思います。



嗜好品は多様化していく


逆に嗜好品となればそこと逆行するように多様化していってる気がします。

より"個人"が尊重され、そこでの個人の自由を守る動きから多種多様なアイテム、コンテンツが発信されています。

これは"最低限生きていく"という位置から段階的に豊かになればなるほど"生活の質の向上"にスポットが当たっていく、というある種必然的な流れだと思います。
QOL(クオリティ オブ ライフ)が叫ばれて久しい現代だからこそ"クオリティで悩む"ことができるのですね。

ファッションも娯楽も、より自由な形と価値観で生み出され拡がり、また消費者もそれを選択する自由があります。

だからこそ嗜好品とは人の数だけ増え、拡がる。つまり、"多様化"していくのだと思います。


ここまでのまとめ


生活必需品や思想は"洗練されシンプル"になり、嗜好品は"多様化"していく。



では音楽はどういった立ち位置で、どういう形になっていくのか?


前置きでずいぶんと長くなってしまったので、一旦記事またぎます、、汗

音楽の今後の変化についてまた次回の記事で考察してみたいと思います。


ではまた!


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