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足元

夢のようだった10日間のGWがあと十数分で終わり、いよいよ明日からいつも生活が流れ出すのだろう。社会人の方の中には既に今日から仕事復帰している人もいるかもしれない。

こういう長い休みの最終日はいつも複雑な気持ちになる。ゆっくりできなくなるなという残念さとか久しぶりに友達に会える嬉しさとか久々の学校にそわそわする感じとか、いろんな気持ちが入り混じって、なんか変に張り切ってしまう。
その結果、普段より予習を先まで進めてしまったり、スキンケアを入念にしてしまうものだ。

今回の長い休みも例に漏れずに張り切ってしまう私がいて、もちろんその心情は行動に現れていた。
今回私が行った張り切り行動は、靴磨きだ。いつもの通学のお供であるローファーの汚れが休みが始まる前から気になっていたので手入れをすることにした。
手入れといっても、私は靴についてよほど詳しいわけでもなく、今日の思いつきで行うものなので簡単なことしかしない。軽く濡らしたタオルで靴を拭いて、乾いたタオルで拭き取る。とても簡単だ。

でも、こんな簡単な作業だけでも靴は私の期待以上に輝いてくれるから、なんとなく明日が楽しみになってしまうのは不思議だ。

そして今日は学校用の靴下も購入してしまった。本当は買うつもりなんてなかったのだが、これが張り切りマジックの力だ。さすがだ。
靴下は、最近巷で(私の周りだけなのかもしれないが)茶色のローファーに合わせると少し上品な感じになると噂の、薄いグレーのものを2足と私が個人的に気に入っている黒色のものを1足買った。

だがしかし、これには問題がある。
それは、明日から早速この靴下を履くか履かないかということだ。この駄文を読んでくださっている方からすれば、「別にもったいぶらないで履いてしまえばいいじゃないか」と思う人が大半だと思う。
しかし、ここで忘れてはならない点がある。それは、明日から制服の移行期間が始まるということだ。夏服と冬服では靴下の映え方が全く変わってくるのだ(個人的な意見)。
また、気持ち的にも一部のみを新しいものに変えるのと、まとめて新しく変えるのでは得られる満足感が変わってくる。これは張り切りデー予想外の大問題だ。
でも今更そんなこと考えたってなあという気持ちになるし、どの選択をしても楽しみは味わえるので、今日はとりあえず寝るとする。

こんなつまらないことでも慌てたり、楽しんだりすることができる私は幸せ者だなと改めて思って今日の文は終わりにする。

#日記 #エッセイ #お洒落は足元から

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