ソオダ水のあわ

2019.11.23

ソオダ水のあわ

2019.11.23

最近の記事

2024年11月7日

木曜日、普段は営業している日に休むのはなんだかちょっと悪いことをしているような気持ちになるものだけど、昨日店を開けたせいかそんなことはちっとも思わなかった。小林じんこ原画展へ行く前に散髪、初めての人が担当してくれたせいかやたらと短くなってしまった、硬くて太い髪質なので片っ端から浮いてしまう、相手は髪のプロなので言わなくてもわかるかなと思ったのだけど(実際にそういう人がほとんど)、やっぱりちゃんと言うべきだった、しばらく散髪に行かないで済むのはいいけれど。 小林じんこ原画展、開

    • 2024年11月6日

      明日を休みにすることに決めたので水曜日だけど店へ、今までにも何回か水曜日に開けたことはあって、その度になんだか落ち着かない気持ちになっていたのだけど、今日はそんなことはなかった。 ご来店がどうかなあとは思っていたけれど、お昼過ぎからぽつぽつ来てくれて、もしかしたらそんなに定休日を意識されていないのかもと思ったりもする、ただでさえ目立たない店なのに意外な発見。 取り置きのお客さんは来なかった、こういうことはよくある。 『いつか読書する日』を観る、よい映画。この先も一人で生きてい

      • 2024年11月5日

        頭に浮かんでは消してを繰り返したのだけど、小林じんこ原画展に行けるとしたら最終日になるということが気になっていて、だったら明日も店を開けて初日の木曜日に行こうかしら、という考えがいよいよ大きくなってきた、まとめ買いのお客さんがまだ買いたい本があるとたくさん取り置きをしてくれたので、次回のご来店予定日を聞いてそれが明日だったら、もし明日だったら、定休日ですと言わずに了承しよう、そして木曜日は閉めよう、もし明日でなければ大人しく来週の水曜、つまり最終日に小林じんこ原画展に行こう、

        • 2024年11月4日

          祭りのあと、というのはこういうことを言うのだろうなと実感する。人がいない早稲田、祝日なので学生がいないのはわかるのだけど、いつもの日曜日より静かな気がする、住人はどこへ行ったのだろう。だいたい朝の感覚は当たるもので、やっぱりとは言いたくなるけれど、びっくりするほどご来店がなかった、三連休の最終日は家でゆっくりしたいという気持ちはとてもよくわかるけれど。それでもきてくれた人たちがいる、元気が出る。 『危険な彼女』を観る、ノワールっぽいサムネに惹かれたのだけど、開始十秒でこれは違

          2024年11月3日

          早稲田祭二日目の日曜日はよい天気、昨日の雨でもご来店があったので、さすがに今日は昨日より売れないことはないだろうと意気込んで開店、明日も晴れるそうなので洗濯は明日。 昨日もそうだったけれど、やっぱり学祭を楽しんでからということなのか、午後まではご来店がほとんどない、その後暗くなるまでの数時間で一日分の売り上げのほとんどというあまりない流れ、普段早稲田に来ていない人が来てくれているというのは間違いなさそう、毎日学祭やってほしい、でもそうなると古本市には人が集まるのに毎日古本を売

          2024年11月2日

          朝から雨の土曜日、とはいっても大した降りかたではないから早稲田の学祭もそこまで影響はなさそう、もちろん晴れていたほうがいいに決まっていつだろうけど。毎年学祭の時期は暇になったかどうか覚えていない、でもついでに来てくれる人はそれなりにいた気がする、通りすがりの人を捕まえられるような店ではないけれど。 午後まではご来店がほとんどなく、まあこんなものかと思っていたけれど、うれしいことにそこからご来店が続く、ただの雨の土曜日だったらきっと閉店まで静かだっただろうから、学祭さまさま、あ

          2024年11月1日

          11月、よいスタートを切りたいと意気込んでいたけれど、週末にせまった早稲田祭の(たぶん)準備ということで授業はないらしく、学生は少なめ、というか今日大学にきている学生たちは古本なんか買っている場合ではないだろうということで一日中閑古鳥、そもそも学祭を楽しめるタイプと古本屋は相性が悪いという偏見を持っている。 値つけと均一の入れ替え準備。 『ウンベルトD』を観る、かわいそうな老人をひたすら見せられてこの感情を楽しいと言っていいのかは分からないけれど、とてもよかった。この時代より

          2024年10月31日

          月末、一日雨の心配がなさそうなので洗濯、予報よりも雲が多くて日差しが少なかったのは大いなる誤算だったけれど仕方ない、ここ数ヶ月はコインランドリーにお世話になりっぱなしだった。一生分行った。 雨は降らなくてもご来店は疎ら、諸々の支払いはすませたけれど、やっぱり大きなお金がいっぺんに出て行くことに今だに慣れない、大きなお金が入ってくることにも慣れないけれど、というか今までにそんなことはなかったので当たり前。 日本シリーズ、横浜が勝ってうれしい。西武ファンではあるけれど、いつも日本

          2024年10月30日

          定休日、出張買取へ。作業そのものは思いの外すんなり終わり、お昼にご飯をご馳走になる、こういう古本屋エピソードは度々耳にするけれど、うちでは初めてのこと、ありがたいしうれしい。 季節の変わり目に着る服がないので帰りしにブックオフに寄る、よく行っていた古着屋さんもここ数年でとても高くなってしまったので、もっぱらブックオフで買うようになった、まさかブックオフを古着屋として利用するようになるとは、古着を扱い出した頃はどうせすぐにやめるだろうと思っていたのに、さすが大企業。でも今どき2

          2024年10月29日

          お昼すぎから予報通りの雨、ご来店はやっぱりあまりないけれど、ありがたいことに来てくれたお客さんたちがみんな買ってくれる、こういう日に古本屋に行こうという人はみなそうなのかと思いきやそうではないので、今日は珍しい、うれしい。わざわざ雨のなか、もし買いたい本が見つからなければほんとうに申し訳ない。 『処女の泉』を観る、さわりだけなら数行で収まる物語ではあるけれど、やっぱりベルイマンは凄いと実感できた。信仰と現実、神と人、それはほんとうに奇跡だったのか偶然だったのかわからないけれど

          2024年10月28日

          ここ数ヶ月を象徴するような雨が降ったり止んだりのお天気、わかりやすく一日雨のほうがまだましなようなそうでもないような。確かに今日も結局雨はあまり降らずに、ご来店はぽつぽつある。学生さんが多くてうれしい、田中さとみさんが出たばかりの詩集を持ってきてくれ、しばらく話す、漫画のことをたくさん。『風呂上がりの夜空に』を勧める。 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を観る、もしかしたら今までで一番観た映画かもしれない、何度観ても面白い。シャアが馬に乗っていきなりアムロたちの前に飛び出すシ

          2024年10月27日

          秋祭りの古本市当日、店はなかよしの書肆鯖にまかせて神楽坂へ、文庫本を両手に下げていることもあってもう暑い、去年も暑かった気がするけれど、天気が違う、今日も雲が広がっている。 今年はほんとうに客層に合わない本を持ってきたと自覚しているので売上は振るわないと思ってはいたけれど、まさか雨がぱらぱら降ってくるtは思わなかった。シートをかけては外し、またシートをかけては外すことを何回かやって、そのたびにお客さんがいなくなってしまう。お祭り自体は大盛況なので、今年も家族連れがほとんど、う

          2024年10月26日

          曇の多い土曜日、神保町の古本まつりはきっと盛況だろうと思いながら、ついでに来てもらえるような場所ではないのでずっと遠い世界のことに毎年思う、東京は広い。ついでかどうかはわからないけれど、夜までご来店がぽつぽつあってありがたい、いまにも降り出しそうな空模様で(予報通り雨は降らなかった)。 ぎりぎりまで準備した明日用の本を立石書店の岡島さんに預け、よくよく考えてみたら今年は神保町と日程が被っているから、なおのこと秋祭りの古本会場は閑古鳥なのではという予想をしてしまう、そもそも客層

          2024年10月25日

          気付けばもう月末、だからといってなにができるわけでもないのだけど、気ばかりは焦る、値つけをして明後日用の本の準備、天気はどうだろう。 今日も均一がやたらと売れて、普段はあまり均一の動く店ではないだけになにがあったのだろうと思うほど、とくに文庫の均一は大きな入れ替えもしていないし。というか文庫の入荷がここのところあまりないので心許ない、文庫ばかりが売れていくというのに。 『映画よ、さようなら』を観る、たいへん好みだった。静かで淡々としたなかに現れる寓話、こういう空気、こういう画

          2024年10月24日

          定休日明け、雨がちなここ数ヶ月(と言いたくなるほどこの夏は雨の印象しかなかった)にあって貴重な雨の降らない日、こういう日を忘れている、というかどうしても雨に対するネガティブイメージが強いので仕方のないことではあると言い訳。 今月にしてはお昼過ぎからぽつぽつご来店が続く日で、まとめ買いがあったり新本が売れたりしていい感じ、均一と文庫がよく出るのは相変わらずで、単行本や詩集が売れてほしいのが本音ではあるけれど、ともかくありがたいことに違いはない、値つけと催事の準備を進める。 ドラ

          2024年10月23日

          雨が降るとわかっていたけれど今は降っていないので傘を持たずに上野へ、久しぶりにきたけれど相変わらずここは歪で不思議な街だと思う、西洋美術館では大行列ができていた。 田中一村展、とても力が入ったいい展示だった、晩年の作品が素晴らしいのはそうなのだけど、「鶏頭」をはじめとする植物を対象にしたものもとてもよかった。権威的な評価を得られなかったということが様々な試みを促したのかもしれないけれど、好みではない作品は本当に好みではなかったのがとても面白かった。 『ハンナとその姉妹』を観る