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無職24日目 戦争映画の設定
戦争映画が好きだ。
特に洋画の新兵訓練モノ。ていうか、俺だけじゃなくてみんな好きだよね?
逆に戦争映画でも邦画は好きじゃない。理由はあえてここには書かないけれど、俺と親しい人なら分かると思う。長髪でイケメンの特攻隊員が出てる戦争映画なんてくそってこと。
先日、YouTubeのオススメに、元アメリカ海兵隊員が戦争映画の設定を解説する動画が出てきたので、観てみた。かなり興味深い内容だった。
例えば、戦争映画の傑作「ジャーヘッド」について。
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「ジャーヘッド」は大好きな映画。
監督サム・メンデス、主演ジェイク・ギレンホール。
サム・メンデスもジェイク・ギレンホールも俺は大好き。どれくらい好きかはまた別の機会に書きたい。
元アメリカ海兵隊員曰く、「第一作は傑作でそれ以降はくそ」とのこと。俺と同意見。ていうか、ジャーヘッドの第一作以降を好きな奴っているの?
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アメリカ海兵隊員曰く、「ジャーヘッド」第一作は細かい描写がかなり正確で、リアリティがあるらしい。隊列の仕方や、制服、ブートドロップの様子など。
特に、ブートドロップで先輩の隊員が新兵を見下ろすシーンが驚くほど正確らしい。
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元アメリカ海兵隊員も実際に体験したことで、新兵はこちらを見下ろす先輩隊員に対して恐怖を感じるようなのだが、そういう心理描写まできちんと正確に再現している、とのこと。
更に、「フルメタル・ジャケット」についても言及していた。
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「フルメタル・ジャケット」も戦争映画の傑作。監督スタンリー・キューブリック。
この映画も、かなり正確にベトナム戦争当時の海兵隊の様子を再現しているらしい。
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ひとりがミスをすると連帯責任で全員に罰を与えたり、「モチベーション」という言葉でいじめを隠蔽したり、持ち物をぶちまけたり、実際にある、とのこと。
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元アメリカ海兵隊員曰く、訓練教官は怒鳴り方に独特のリズムがあって、役者が演じるのは難しいようだ。
キューブリックがアメリカ海兵隊の元訓練教官を役者に採用したのも頷ける。
やっぱり面白い映画を作る監督は、描きたい世界観のことをきちんと調べているものなんだな、と痛感した。
もちろん、ジャンルの違いもあるので、何もかも正解に描く必要はないけれど、作り手が俺たち観客を舐め腐っているような描き方は勘弁してほしい、と思う。「こんな細かい部分は観客に分かるわけがないからどうでもいい」という作り手のおごりが伝わってくる映画は本当にうんざりする。
アメリカ海兵隊員に見せるわけでもないのにきちんと正確な映画を作ったサム・メンデスもキューブリックもさすがというか、だからこそ名作を生み出すことが出来るんだろうね。
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