冷たい暗闇の中でぬくもりを手探りしてる

コロナの療養後、今月14日から職場復帰したのだけれど、乾いた咳がなかなか良くならず、3日間で嫌になってしまった。咳をしながら電車に乗っていると気まずいし、職場でも何となく気を遣ってしまうので、テレワークにしてもらった。
業務内容は同じだけれど、いつもより一時間遅く起きればいいし、髭を剃ったり、スーツに着替えたり、何より、電車に乗らなくていいだけでかなり気が楽になった。
朝の横浜線、東横線、みなとみらい線は激混みなので、咳をしながら乗りたくないし、そもそも、どこのどいつか分からないけれど、またコロナをもらってくるのはごめんだ。
それにしても、コロナになってから悪いことや気を遣うことばかりだ。
病院に咳止めをもらいに行くと、相変わらず、待合室ではなく、処置室で一人で待たされるし、そんなに心配しなくてもいいのに、と思う。ちょくちょく来られては困るのだろう、頼んでもいないのに2週間分の咳止めを処方された。その方が助かるから構わないのだけれど。
職場では一部(本当に一部)の従業員がコロナ陽性者が誰なのか、上司含め色んな人に探りを入れているらしい。やれやれ。当然、「陽性者が誰なのか詮索しないこと」と会社からお達しが来ているにも関わらず、だ。
妻の職場でも同じようなことが起きていて、気の強い妻は本気で怒っていた。怒るだけではなく、妻にしては珍しく、少しばかり落ち込んでいた。精神的に弱い人なら塞ぎ込んでしまったりするのだろう。
本当に日本人はリテラシーの低い奴等ばかりだな、と呆れてしまう。
息子の学校でも同じようなことが起きていないのか心配したけれど、「生徒」ではなく、「学校関係者」という公表の仕方なので、今のところは問題なさそう。ほっとした。それでも、妻曰く、「誰がコロナか知ってる?」と探りを入れてきた母親がいたらしいので、そういう親に育てられる子どもは不幸だな、と思う。
WAGの「Free Magic」ではないけれど、冷たい暗闇の中でぬくもりを手探りしてるような毎日を送っている。ちょっと大袈裟だろうか。

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