隔離生活十日目 let it be known

妻の療養期間が無事に終了し、今日から外に出られるらしい。妻曰く、「早く酒が飲みたい」とのこと。
療養期間中は禁酒だったので、キッチンドランカーの妻としてはさぞかし辛かったのだろう。そのまま酒なんてやめちまえばいいのにな、と個人的には思うけれど。
僕も問題が無ければ明後日には外に出られる。咳は微かに出るけれど、呼吸困難では無いし、大丈夫だと思う。

さて、Amazonプライムに映画「評決のとき」が上がっていたので、早速観てみた。
黒人の十歳の女の子が白人二人組にレイプされ、女の子の父親がその白人を撃ち殺してしまい、果たして裁判の行方は無罪か、有罪か、というストーリー。地方での黒人差別や戦略が判決を決める裁判、日和見主義の陪審員やKKKの妨害など、体調が万全の状態で観たかったなぁ、という映画。率直に言って、凄く疲れた。
実はこの「評決のとき」、小学生くらいの時にラストの最終弁論のシーンだけ地上波でたまたま観たことがあって、それ以来、ずっと気になっていた映画。今回、ちゃんと観ることが出来て良かったけれど、先に書いた通り、とにかく疲れた。体調が万全ではないし、タブレットの小さい画面で観たので、上手く考えがまとまらなかった。映画を観る時は、観るための環境も大事だなぁ、と改めて感じた。
とはいえ、この手の映画を観た時、「一面的な部分しか描いていないからフェアじゃない」とカッコつけるようなシネフィルにだけはなりたくないな、と強く思った。例え一面的な描き方がされているとしても、その一面にも差別が存在すること自体が良くないだろう。

相手側の検事をケビン・スペイシーが演じているのだけれど、こいつがめちゃくちゃいけ好かない野郎で、やっぱケビン・スペイシー最高だな、と。

法廷モノの映画って面白いよね。「スリーパーズ」とか、「ア・フュー・グッドメン」とか。
一定の面白さは担保されているっていうか。
次回は体調が万全の状態で観よう。


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