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無職104日目 コラテラル・ダメージ

シュワちゃん主演映画「コラテラル・ダメージ」を久しぶりに観た。

爆弾テロによって妻子を殺されたシュワちゃん演じる消防士がブチギレてテロリストに復讐する、というストーリー。

世間では凡作扱いされているけれど、俺は昔から大好き。初めて観たのは高校生の時だから、もう20年くらい前。確か、土曜日のゴールデン洋画劇場で観たんだと思う。

この映画でのシュワちゃんは最強ではなく人間らしいし(それでも超強いけど)、テーマがテーマだけにエクストリームな暴力を無邪気に楽しむ、という感じではない。そのわりに展開がご都合主義っぽくてサスペンスとしては二流、というのが弱点。それでも、俺はこの映画を絶対に嫌いになれない。今までの映画で、妻を、子どもを、仲間を数えきれないほど守ってきたシュワちゃんも、ひとりの人間なんだよなぁ、と思えたから。妻子を亡くして憔悴しきったシュワを見ていると胸が締めつけられる。

まぁ、映画と現実をごっちゃにするな、と言われそうだけれど、本当に物心ついたばかりのガキの頃からシュワちゃんの映画を観て育ったので、仕方ないと思わない?俺の中で、シュワちゃんはハリウッドのスター俳優である前に、銃をぶっ放して悪い奴らを皆殺しにして、どんなピンチに陥っても死なない、無敵のヒーローだったのだ。
そんなシュワちゃんが家族を殺されて憔悴し、憎いテロリストの子どもを守るなんて、高校生の俺にとってはハンパなく衝撃だったんだよね。

そんなわけで、この映画はけっこう味わい深い作品だと思っている。俺としては、シュワちゃん主演映画の中で上位に食い込むくらい好き。

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