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休職307日目 LOVE FLASH FEVER

BLANKEY JET CITYで1番好きなアルバムは何か訊かれたら、めちゃくちゃ迷う。
「Bang!」も良いけれど、「Metal Moon」も捨てがたい、「SKUNK」も忘れちゃいけないし、「国境線上の蟻」は「水色」が収録されてるし、「LAST DANCE」も有終の美として外せないし、という感じで、決められない。けれど、1番好きなアルバムではなく、1番聴いたアルバムは何かと問われれば、すぐに答えられる。まちがいなく「LOVE FLASH FEVER」。

大学生の時、俺は卒論で浅井健一の歌詞をテーマにしていて、「細く美しいワイヤー」について考察した。そのため、寝ても覚めても「ガソリンの揺れかた」を聴いていた。その流れで、「LOVE FLASH FEVER」を聴きまくったというわけ。果てしなく聴きまくったけれど、当時は全く飽きることがなく、今でもふとした時に「感情」のイントロが脳内再生されるくらい身体に染み付いている。俺が今さらどうこう言う必要は無いけれど、信じられないくらいカッコいいアルバムだよね。パワフルで荒削りなのに独特のグルーヴがあって、繊細なヴォーカルとピュアな歌詞が頭にガツンと来る。本当に奇跡のようなアルバム。初のセルフプロデュース作品なので、「ブランキーの3人は本来こういうアルバムを作りたかったのか・・・最高じゃねーか」と思った。
曲だけではなく、ジャケも歌詞カードの中身も最高。中村達也が豹柄のパンツ一丁の写真は強烈に印象に残っている。

ちなみに、1番聴いていないアルバムは、「ロメオの心臓」かな。嫌いじゃないんだけど、あんまり聴いていないと思う。なんでだろう?

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