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【社会起業家インタビュー#4】"幸せになるヒント"を探しに世界一周の旅へ ~株式会社こたつ 坂田さやかさん(前半)

こんにちは!ソーシャリアです。

ソーシャリア社会起業家インタビュー第四回は、「株式会社こたつ 坂田さやかさん」です。

坂田さんは、「利益の80%をアフリカに寄付する」自社アパレルブランドSHIFT80を2月に立ち上げたばかりで、立上げ直後のタイミングに今回インタビューさせていただく事になりました。

また、起業家の顔だけでなく、旅人としても有名で、世界を旅するエピソードを纏めた「旅がなければ死んでいた」と続編の「かわいい我には旅をさせよ ソロ旅のすすめ」は必見です。

インタビュー前半の模様は、Youtubeでも公開されておりますので、是非ご覧ください。


会社紹介

【水本】早速ですがインタビューの方に入らさせていただきたいと思います。インタビューに入る前に、本日のゲスト、株式会社こたつ共同CEO、坂田さんのご紹介の方をさせていただきます。

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【水本】坂田さんは、システム会社、SEからキャリアを始められ、その後、広告制作会社、博報堂ケトルを経て、「株式会社こたつ」を設立され、現在広告業界のお仕事を中心にされております。

【水本】広告のお仕事だけではなく、様々な活動をされており、世界を旅する旅人としても有名で、書籍を出版されるなど、幅広い活動をされている方です。

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【水本】そんなゲストの坂田さんですが、「解決したい社会問題」は、「ケニアのスラム街における教育機会の危機」、「実現したい世界」は、「ケニアのスラム街に未来を切り拓ける教育機会を創る」という所で、丁度今回、自社アパレルブランド「SHIFT80」の立ち上げのタイミングにインタビューさせていただく事になりました。

【水本】本日は「立ち上げの苦労話」や、「どのような思いで、立ち上げをされたのか?」といったところも、インタビューの中で伺っていきたいと思います。

幸せになるヒントを探しに、世界一周の旅へ

【水本】本日、坂田さんにお伺いしたいのは、大きく3点ございます。

【水本】一番最初の部分では、「どのように思いを育んだのか?」といったところを中心に伺っていきたいと思っております。

【水本】最初のキャリアの所で、順調に、数多くの賞も受賞されている中で、「憧れの広告業界」から、「世界一周の旅」に行かれ、一気にキャリアを、切り切り替えていますが、率直に「不安はなかったのか?」といったところを、「当時の思い」も踏まえて、お聞かせいただきたいと思います。

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【坂田さん】昔から長い旅に出てみたいっていうふうに思ってたんですね。大学生のときから長旅に出たいと思っていましたが、休学や、卒業して就職しないで行くのは、当時は、できませんでした。

【坂田さん】それなりにキャリアを積んで、仮に私が1年~2年、キャリアを中断し、旅に出たとしても、もう一度、仕事に戻ることが出来る状況になってから、旅に出ようと、昔から思っていました。

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【坂田さん】広告業界で有名になったり、賞をもらったり、お給料が上がったり、役職が上がれば、幸せになれると思い、頑張っていたのですが、いつまでたっても、達成感はありますが、自分自身がハッピーじゃないことに、気が付いたので、もしかしたら、これは、私自身に何か、考え方がマッチしていないところがあり、良くないのではないかと思い、一旦旅に出ようと思いました。

異なる価値観に触れ、許容範囲が広がり、生きていくのが楽になった

【水本】実際に本を読ませていただきましたが、内容的が凄く面白いというのが、まず一つありますが、それぞれのエピソードの中で、人生の目的について考えるなど、芯に迫る部分と、ソフトで面白い部分のコントラストがあり、それが面白いなと思って、読ましていただきました。

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【水本】旅の中で、人生の目的等を、考え続ける中で、旅に求めていたことは見つけることはできましたか?

【坂田さん】旅で探していた答えは、ある程度、見つかったと思います。自分と違う価値観で生きてる人に出会うと、器というとおこがましいのですが、許容範囲みたいなものが、どんどん広がっていき、生きていくのが楽になったなと思ってます。

【坂田さん】前のページに載せてもらっていた、モンゴルのトナカイの遊牧民は、移動しながら生きているので、自分たちで持ち運べる量しか物を持たないんですよね。

【坂田さん】多分皆さんも、家に結構たくさん物があるじゃないですか。例えば、スニーカーのコレクションを買ってみたり、あまり着てない服を買ったりとか。

【坂田さん】別にそういうことをしなくても、幸せはかなえられるという事に気付きました。遊牧民の暮らしを見ていると、何かをコレクションしなければ幸せじゃないわけでもないので、考え方一つなんだなという事に気付かされました。

前職の先輩からの紹介で、ボーダレスアカデミーに参加

【水本】次に2点目として、「どのように思いが行動に結びついたのか?」といったところも、実際に聞いていきたいなと思っております。

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【水本】まず、ボーダレスアカデミーに出会ったきっかけについてお聞かせいただけますか?

【坂田さん】ケニアのスラム街の子供たちが、学校に通ったり、生活環境が少しでも良くするために、そのお金を稼ぐために、ビジネスを彼らと一緒にやろうと思いましたが、その時点では、ソーシャルビジネスも、ボーダレスジャパンも、アカデミーも知らない状態でした。

【坂田さん】前職の会社の先輩に、考えている事業の話をした時に、その人が、ボーダレスの社長の田口さんに、インタビューしたことがあり、ボーダレスアカデミーを薦められました。丁度その場で検索してみたら、第4期の締め切りの少し前で、もうすぐ始まるんだったら、じゃあちょっと入ってみようかな、という感じで申し込みをして、ボーダレスアカデミーに入ったという感じです。

ボーダレスアカデミーでのビジネスプランを元に、立上げへ

【水本】ボーダレスアカデミーでビジネスプランを作成して、「すぐに起業に至ったのか?」、それとも結構、「試行錯誤を繰り返して起業に至ったのか?」というと、坂田さんの場合はどんな感じでしたか?

【坂田さん】事業の立上げを行おうと思い、ボーダレスアカデミーに入学したということもあるので、ビジネスプランをブラッシュアップして事業立上げを開始しました。

【坂田さん】アパレル事業の立上げは、初めてなので、大変な部分も勿論ありましたが、やると決めていたので、少しづつ前に進めていき、立ち上げに至りました。

【水本】また、アパレルの仕事以外も、週末カフェの仕事をされたり、旅の書籍を出版されたり、多方面に様々な取り組みを行っておりますが、何か「根底にある考え」や、「始めるきっかけ」はありますか?

【坂田さん】まず、「声がかかった仕事」は、やってみようと思っています。あとは、「自分がやった方が良さそうなこと」はやるようにしてますね。

【坂田さん】逆に言うと、「大して求められていないもの」、「自分ではなくても恐らく同じ結果になるだろうと思う事」は、最近は、あまりやらないようにしています。

おわりに

今回の坂田さんへのインタビューは如何だったでしょうか?

「異なる価値観に触れ、生きていくのが楽になった」
世界中を旅する中で、”幸せになるヒント”を見つけた姿が印象的だった
旅は人生を変えるとはよく言われるが、行動に移す人は少ない
旅ではなくとも、様々な人と出会い、価値観に触れる中で”幸せになるヒント”を見つけたいと思った

インタビューを終えて、こんな風に思いました。

普段忙しく仕事をする中で、中々「自分のやりたい事」、「働く意味」等考える時間を取ることが出来ず、後回しにしている方も多いのではないでしょうか?

すぐに世界一周の旅に出るのは難しいかもしれませんが、仕事の人間関係だけでなく、意識的に社外の人と出会い、話を聞いて、異なる価値観に触れる時間を普段から作ることは、できるのではないでしょうか?

後半のインタビューではいよいよ、「80%の利益を使って世界をシフトする」自社アパレルブランド「SHIFT80」の立上げについて詳しく伺っていきます。

次回も是非、ご期待ください!!

<運営メンバープロフィール>
【水本】社会起業家養成所ボーダレスアカデミーにて社会の為、周りの為に奮闘する社会起業家とそれを目指す人達に魅せられ、本取り組みを開始。
また休日は3児の父として子育てに奮闘中。

【平良】新卒後は製薬会社のMRとして勤務。その後、医療系広告代理店の企画、製薬会社のMSLを経験。現在は一児の父として育児休業中。MBA専門のコミュニティー「MBA交流クラブ」の代表。

【吉岡】社内・社外問わず色んな人と繋がりを持ち、面白い活動やネットワーク作りを探求中。ペット関連サービスで起業した獣医師の事業立ち上げ支援や、社内のパラレルキャリアコミュニティーの企画メンバーとして活動中。







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