オラオラ系の上司と縁の下の力持ち型上司

Dropbox で4年働いて学んだこと10のこと

こちらのエントリー、対極なVPの話しがとっても興味深い。
私達の身の回りでも良く見かけるのではないだろうか。

人の入れ替わりの激しい成長している外資系企業にいるといろんな人を見ることができる。
その中でグローバルのセールスのVice Presidentを2人ほど見ることができた。

その1.オラオラ系の上司

1人はオラオラ系で四半期ごとの営業目標を達成することは必須だと！いつも言う人。見た目も怖い
それに付け加えるように、「私でできることがあれば何でも言ってくれ」と言うんだが、別にお願いできることがあるとしたら、非現実的な営業目標を作ることを辞めてくれと言うことだろう。それ以外に実際に手伝ってもらえることなんて、ほぼない。
もちろん営業目標が下がることもない。
無茶苦茶な営業目標を設定しては、「目標は必達！それ以外の選択肢はない！」なんて言う。
営業たちは本当にかわいそうだった。
その後、その人は会社に約束していた数字を達成することができなかったので、その人は会社を去っていった。

>その人は会社を去っていった。
過去に何度かそのケースを見た事があるし、この手のタイプは比較的多い。
いつだって目先の事しか考えていないが、成果を出す事もあるのでそれが厄介。

その2.周りの人たちがさらに活躍できる場を提供できるようにする上司

次に営業のグローバルリーダーになった人が素晴らしい人だった。
優しい人で、「お前たちが仕事をもっとスムーズにできるようにOXとOXをしている」と営業を中心とした人たちが、より効率的に仕事ができるように、どんどん環境を変えた。
さらに各国で成功した提案内容があると、それをグローバル展開して、他国の営業たちも同様にいい提案ができる環境を作っていった。
そのリーダーの口から僕は「目標は必達だ！」と一度も聞いたことない。
その代わりに「文化に投資しろ」「採用のときは性格も見ろ、性格は変わらない」などと、とても人間的なアドバイスをしてくれる。

成果を出す事は当然大切だが、視座を高く持ち「人としてどう生きていくか」「どう成長していったら良いのか」をアドバイスしてくれる上司はいつだって貴重だ。