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令和の経済DVサバイバー生きざまメリット

経済的DVとは、十分な生活費を渡さなかったり、相手を経済的に追い詰める行為とのことです。

最近はADHD, 運動障害、毒親、など
色んな状態が分かりやすく命名されて、被害が見えやすくなりましたね。跡部景吾なみに透視できる。骨までスケスケ。


経済DV実態


経済DVの家庭では、大学費用を負担してもらえない、入学金の安い大学のみに志望校が絞られる、親の年収は大きいため奨学金は借りられない、など八方塞がりになります。

また進路のような大きな決定だけではなく、日々の生活の中でも
父親から家族4人の月の生活費を絞られ、
食べる度に親から
『お前が居るせいで生活費がかかる』
『何もしなければ金はかからない、出かけるな、商品を見るな、欲を捨てろ』
など数々の小言を言われます。
こういう意味では毒親と言っても良いかもしれません。

服や生理用品を買ってもらえない、
外食は禁止、友達と出かけられない、
などがあります。


一概に経済DVと言っても、
金がないことが原因となっていることの他に、
多くは親から子供への支配欲なので
親の気分によってお金を出してもらったり
コミュニケーションで解決できたりすることもあります。

経済DVサバイバーのメリット

毒親であることから自尊心は失せ、
進路は断たれ、金がない、というのは
人生として大変運が悪く、
努力と辛抱を要する場面の繰り返しでした。

しかしながら、メリットがなかったか?
と言われると否定できない。
今回は、経済DVサバイバーとして成人できた場合のメリットを振り返っておきます。

1.辛さを感じにくい

何はともあれ、
人生は辛いもので死は救済です。
常に隣り合わせの死を選ばずに成人するまで過ごすと、感覚は麻痺して辛いことは感じなくなれます。

西成区のホテル、夜行バスでの45時間、人生と進路をかけた奨学金争い、会社での長時間労働、パワハラ、失恋、外で夜を越すこと、空腹など…。

自分のために金を使う=甘え
甘えるなら死んだ方が良い、
と思わされて生きた経験によって、
すべての不幸が小さなことに見えます。

何か達成したい時に邪魔してくるのは怠惰な感情なので、これを無視して突き進めるのは強みになります。
よかったね。


2.交渉上手

基本的に家族から与えられない、という環境は、外部にものをねだるように作用します。
私も、バスやタクシーは中学のころから運転手に話しかけて、笑わせて、楽しませて無料にして貰ったり、
友達に食べ物や衣類を恵んで貰ったりしていました。

今でも、ポロやバーバリー、LACOSTEのニットを着ている人が目の前に現れると、誉めて、称えて、気持ちよくなっていただいて、脱がせて追い剥ぎしてしまうことがあります。

男性と年上女性はトークによって追い剥ぎしやすい

3.金の亡者になれる


私は親から資金サポートを得られなかったので、返済不要の奨学金や外部の人から厚意でたくさん支援を受けてきました。

例えば、私は20代に進学/留学/プログラムのための700万円程度の給付型奨学金を得たり、厚意をもらったりしました。

また、70~80代の方々は仁義を通せばお金は出してくださる事が多く、食費、交通費、衣類などを頂くこともあります。(異性関係性風俗なし、これはまた別のスキルが必要なのだと思います)

4. 貯まる


物欲や金がかかる趣味などは全て禁止されて育ったので、自分で収入を得るようになってからもお金を使うことに罪悪感を感じます。
交通機関に乗らずに走った方がいいのではないか、水筒を持ち歩く、自販機やコンビニで買えない、服を買えない、など。

特に、私は幼いころからファッションにお金をかけることは禁止されていたので、高校生以降は、友人からのサポートで人前にでられる格好に作り上げてもらう事が多いです。

5.悪知恵が働く

社会制度や保証、補助金、節税、保険、不動産などに無駄に詳しいです。
生きることは、金を使わないこと、だからです。


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