体癖話まとめ(89)
体癖について、私ソシャフィアがTwitterで「十種は自分が十種だっていう認識がないからいいねが少ないんだよな〜」とツイートしたらやっぱりいいねが少ない【体癖話】をまとめたシリーズ、第89弾!
今回も体癖ツイートにコメントをつけてお送りいたします。
この『体癖話まとめ』も89弾…
89…
八種九種の私としては、なかなか感慨深い数字です笑
その八種九種がらみの話で。
これを書いている今日は9月28日。
私の初恋の失恋記念日なのです笑
失恋して、八種九種になる
「自分はいつから八種九種だっただろう?」と考えてみると、おそらく高校一年生の時には、八種九種的な人格が芽生えていました。
そう、失恋をしてから。
それまでの私は、とにかく陰キャ。
中学の時などは友達と呼べるような人はほとんどいなかったように思いますし、実際、大人になってから連絡を取り合う関係の友人はいないのです。
めっちゃ厨二病でしたしね笑
八種や九種というよりは、二種や六種のような感受性を持っていたように自分では思います。
で、高校になって初恋があり(遅いかな)、失恋があり、ちょっと自分が変わった自覚があるのですよ。
お相手は、同い年で同じ高校の人でした。
今考えれば一種っぽくスラッとした女性を好きになったのですね。
が、私の高校は男女併学。
併学(へいがく)というのは共学とはちょっと違っていて、男子の校舎と女子の校舎が別なのです。
同じ敷地内にありながら。
で、私立の割と厳しい学校で、髪は伸ばしてはいけない、ポケベルやPHS(若い人は知っているのかな?w)を持ってきてはいけない、月2回ある朝礼での校長の長い話は体調不良がない限りは立って聞いていなければいけない、などの校則がありました。
そんなのはまだ可愛い方で、なんと”異性の生徒に話しかけてはいけない”という校則まであったのです。
それらの校則を破ると…
金魚鉢。
金魚鉢というのは、男子も女子も訪れる共通の職員室にあり、元々先生方がタバコを吸うために作られた空間で、外から中が丸見えの部屋なのです。
校則を破った生徒は、その金魚鉢の中で他の生徒が授業を受けている間中ずっとお経を書かされる笑
いや、冗談ではなく、本当にお経を書かされるのです、仏教校でしたからね〜
職員室を訪れた生徒の見せしめになるように、「お前も校則を破るとこんな恥ずかしい想いをすることになるぞ!」とでも言わんばかりの金魚鉢。
異性の生徒に話しかけているのが先生にバレると、容赦なく金魚鉢行きの憂き目に遭うのです。
ジュースの自動販売機は男女の共通のスペースにあり、昼休みには男女ともこぞってそこに行くのですが、うかつに話しかけられない。
一度、同じ中学の男女二人が「よぉ、久しぶり!」みたいに話しかけたら、金魚鉢に直行させられていたのを目撃したことも。
私立高校だったし、そんな学校側の所業が許される時代でもあったのですね。
今やったら、色々問題。
で、「金魚鉢なんてオイラには関係ないな。人を好きになるとかよく分かんねぇし」と思っていた私は、共通の同級生を介して初恋の人と知り合い、すぐに好きになってしまいました笑
いや、実際は「好きだ」と思った、というよりは、「好きだ」という感覚はコレなのか!という感じだったのですけどね。
その人の笑顔を思い出せば胸が苦しくなるし、たまたま登校時や下校時やお昼休みにジュースの自販機の前で会うと自然と手汗が出て足が動かなくなる…
それは、恋を呼ぶに申し分のない魂の高鳴りでした。
紹介してくれた同級生は、その初恋の人の友達のことが好きで、あるとき「それなら四人で遊ぼう!」という話になりました。
高校のすぐ近くの公園に集まり、最初は四人で話をしていたのですが、その同級生が「オレたち二人きりになるから、後はヨロシク」という感じで、去ってしまったのです!
好きな人を前に、どうしていいか分からない…
が、相手の方が和やかに話をしてくれて、徐々に打ち解けて、私たちは家の電話番号を交換することに。(当時は携帯電話なんて珍しかったのです。メールなんてものはなかった)
ドキドキしながらも何度か電話をするようになり、「今度英検を受けるから」と彼女が言うので、「じゃあ図書館で面接の練習をしよう」ということになりました。
要は、初デートです。
付き合ってないけど。
「告白しよう」と心に決めていたのですが…
私は、最大のチャンスを逃したのです。
そんな勇気、なかった。
面接の練習が終わり「じゃ、また学校で」が、切なかった…
で、その図書館がマズかった。
後で知ったのですが、仕事が終わってたまたま通りがかった彼女の担任の先生に見られていたのですね。
私も彼女もそれぞれ特進クラスということもあり、金魚鉢直行は逃れたのですが…
どうやらその先生にマークされるようになったようで。
そんな矢先、お昼休みにジュースの自販機の前でたまたま彼女に会った時、嬉しさ余ってついつい話しかけてしまったのです。
「こないだは練習お疲れ様でした。それでさ…」
英検の面接の練習をした代わりに数学を教えてもらう、という大義名分で誘う二度目のデート(?)を提案しようとしたら、「おい、ちょっと来い」と彼女の担任の先生が突然現れ…
はい、金魚鉢。
その先生は今思えば一種っぽく、規律に厳しいことで有名。
風紀を乱すやつは絶対に許さないマンで、彼女からもその話をよく聞いていました。
金魚鉢でお経を書く間…
校則の理不尽さと、大人の老獪さと、他の生徒の視線が肌に突き刺さる恥ずかしさと、「監視する以外にもっとやることあるだろうが!」という先生への怒りと、けれどもそれに真っ向から反抗できない自分自身への不甲斐なさで、とにかく情けなかった…
地獄の金魚鉢収監が終わり、下校して彼女の家に電話するとお母さんが出て「今あの子はいない」と。
次の日も、その次の日も、こみ上げる切なさと愛しさを抑えて一週間くらい空けて電話した日も「今、出かけているんですよ〜」と、お母さん。
一ヶ月も経った頃、彼女が電話に出て…
「もう電話してこないでくれる?」と。
「先生にも色々言われたし、成績も下がっているし、もっと勉強しなきゃ」と…
嫌われた…
と当時の私は思いました。
彼女は彼女で恥ずかしかったのでしょう。
金魚鉢は私しか入っていないのですが、「あいつ、金魚鉢で見たよ〜チョーウケるwww」とか友達に言われたのかもしれません。
そんな恥ずかしめを受けさせた人物と楽しくお話なんてできない、と思ったのかも。
それか、本当に勉強に打ち込みたかったのかも?
事実彼女は、高校卒業後はとても優秀な大学に進学しているのです。
真意は分からないし、恋を始めて知った当時の私にはその真意を知る術がなかったし、「電話しないで」に「分かった」と言うしかなかったのです。
私には、想う以外の何もできなかった。
そして…
それからまた少し経った後、中学の同窓会がありました。
その同窓会で同じクラスだった女子から衝撃的なことを聞いたのです。
「アンタ、〇〇ちゃんに『好き好き』って言ってたんだって?みんな知ってるよ」
…それが言えていたら、こんなつらい想いをすることもなかったのに…
っていうか、「『好き好き』って言われた〜」って彼女が言ったのか?
そうじゃなきゃ、誰も知らないはず…
彼女が私を笑いのネタにしたのだろうか?
「あいつってさ〜」と、あることないこと言われたのだろうか?
そんな人だったんだろうか?
…ものすごく恥ずかしい…
憎い、痛い、つらい。
私は人が信じられなくなってしまった。
その同窓会が、9月28日。
初恋の人。
大好きな人。
「ゲヘヘッ!ワヒョヒョッ!」と声を出すちょっとイマイチな笑い方も、校則に引っかからないように左右に結んだ長い黒髪も、体が細くて制服がブカブカな感じも、すべてが大好きでした。
あらゆる欠点は魅力になり、彼女をさらに美しく輝かせていました。
そんな彼女に、私は心を捻じ曲げられたのです。
そう感じていました。
本当は、自分で捻じ曲げた。
そうしなければ、折れていた。
そうやって私の初恋は終わったのです。
その悔しさや悲しみや怒りは、徐々に私に八種九種性を芽生えさせたのを感じていました。
それ以前から持っていた体癖が、覚醒したのかもしれません。
すべては彼女への復讐のため。
恨み、はらさでおくべきか。
勉強を頑張って成績優秀者のみが全校生徒に向けて張り出されるランキングに食い込むのも、組んでいたバンドで有名になるのも、彼女に自分の存在を思い出してもらうため。
「逃した魚は大きかった」と思ってもらうため。
街を一人で不良ぶってタバコを吸いながらブラブラと歩くのも、派手なメイクをしてバンドメンバーと楽器を持って電車に乗るのも(ヴィジュアル系バンドをやっていましたw)、他の女性と付き合うのも、頭のどこかで彼女を意識した行動だったのですね。
そういった行動は、高校を卒業して、他の恋をするまで続きました。
そして八種九種の体癖だけが、私の心と体に残ったのです。
恋が、失恋が私を変えました。
復讐心をモチベーションにして生きることを覚えたのです。
八種九種の私は、それが一番うまくいく、のかもしれない。
それから何十年か経った今は、すごく幸せだから。
いつかまた今生で彼女に再会することがあったとしたら、ちゃんと彼女に復讐したいと思います。
「こんなに幸せになったよ」と、言ってやるのです。
あなたはどんな恋愛・失恋をしてきたでしょう?
よかったら10月20日(木)の”恋する体癖”セミナー後の相談会でシェアしてみてくださいね♪(´ε` )
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というわけで、復讐心なんて全く無しに書いている(?)コメント付き【体癖話】をご覧ください!
ここからコメント付き【体癖話】
今週のオススメnote
体癖に則した食を(有料note)
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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