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THE 体癖マーケティング 〜説得の6原則と体癖各種〜

現代は、副業が奨励される時代。
日本がどんどん貧乏になり、企業の体力が弱まり、給料が下がり…
それでも物価は上がり続け、多くの人が金銭的に苦しんでいるのが現状ですね。

定年まで正社員として会社一本でやっていける時代は、終わりを迎えようとしています。
退職金も少なくなり、定年後も働かなければ生きていけなくなる人が大半を占めるようになると言われています。

国は「人生100年時代!老後までに2000万円用意しておけ!」という言葉の裏に、「ごめんなさい。お金がなさすぎてもうあなた方の面倒は見られません」というメッセージを国民に送っています。
義務教育から資産運用の授業が設けられたのも、そのメッセージが現実のものであることの証拠でしょう。

一億・総インディーズ…
国や企業などの大きな傘の下で生きられなくなってきて、国民一人一人がそういったものに依存せず、自分の力で自分の人生を支えていかなければならない…
かつてこんな時代があったでしょうか?

そんなカオスな現代を生きていくには、より多くのお金を手に入れるため、あるいはより出費を減らすための知恵が必要になってくる。
マーケティングの知恵が。

「マーケティング」なんて聞くと、「あ、自分とは関係ないや」と思う人の方が多いでしょう。
「ビジネスも副業もやる気ないし」と。
このnoteだって、書いている私自身が「売れないだろうな〜」と思って書いています(笑)

ですが、マーケティングは体癖を学ぶタイヘキストにとっては非常に面白いテーマだと思うのです。
だって、お金を動かすには人の心を動かすということだし、人の心が関わっているということは体癖が関わっている、ということだから。

そう、マーケティングとは「心を動かす」こと。
経済は人の心が回しているのです。
喜びや嬉しさ、恐怖や不安、希望や必要性、優越感と劣等感…
そういった自分の内にある心をかき立てられ、人は商品やサービスを買うのです。

相手の感情を揺さぶり、相手の価値観を満たし、相手の行動を引き出すのが、マーケティング。
その土台には、潜在意識の底に眠る”感受性”が存在し、その感受性は体癖によって異なっています。

体癖が、買うのです。
何が欲しいか?何が必要か?は、体癖が決めている。

五種が欲しいと思う売り方で、二種が欲しいと思うでしょうか?
四種に必要性を訴えかける売り方で、七種が必要だと感じるでしょうか?

自分が売る側でなければ、買う側として、マーケティングを見てみるのも面白いです。
「自分はどんな言葉によって潜在意識が揺り動かされるのか?」を知ることができますもんね。
仕掛ける側も「自分のことを知らない奴は、養分」って言っていますし。
必要でないものを「これは必要だ!」と思わされたりして、いらないモノを買うことも少なくなってくるかもしれません。

つまり、マーケティングを知ることは、体癖を知る、ということ。
それだけなく、日本がどんどん貧乏になっているカオスな現代を生き切るために必要な知恵を手に入れる、ということ。

とはいえ、一口にマーケティングと言っても、範囲が非常に広い。
今回の『タイヘキストマガジン』では、マーケティング界隈では有名な”チャルディーニの法則”を取り上げていきます。

「チャルディーニって何?ポニチーニみたいな美味しいキノコのこと?」なんて思われる方もいるでしょう。
アメリカの社会心理学者、ロバート・チャルディーニのことですね。
チャルディーニ氏は1980年代に『影響力の武器:なぜ、人は動かされるのか』という本を出版し、その本の中で特に世界にインパクトを与えたのが”説得力の6原則”。

「人を動かすためには、6つのことに気をつけておくといいよ〜」ということですね。

・返報性の原則
・コミットメントと一貫性の原則
・社会的証明の原則
・権威の原則
・好意の原則
・希少性の原則

これらの原則が、見事に体癖各種の心を揺さぶっているわけです。

その一方で、特に揺さぶられる体癖と、そんなには揺さぶられない体癖とがあるように見えます。
ある体癖には有効な原則も、他の体癖にはそれほど有効とは言えないわけですね。

今回の記事をお読みいただくことで…

○体癖への理解が深まる
○マーケティングの基本が少し分かる
○何かを売ろうとしているなら、ターゲットがさらに明確になる
○何かを売ろうとしているなら、自分のターゲットへの働きかけが分かる
○体癖によってついつい買ってしまうポイントが分かる

と言ったメリットがあるでしょう(五種に向けていますw)

僭越ながら、私ソシャフィアも今年で整体師生活20年になります。
20年生き残るって、割と大変なんですよ〜
自分で仕事をするって、技術だけでなく、マーケティングも知っておく必要がありますからね。

そんなわけで、”チャルディーニ x 体癖”をお楽しみいただければと思います。

返報性の原則

人は、何かモノをもらったり嬉しいことをしてもらったら、そのことに対して「お返しをしなきゃいけない!」という心理がはたらく、ということですね。

ほら、スーパーで試食すると、なんとなく「買わなきゃいけない!」という気分になったりしませんか?
あれですよ、あれ。

自分(売り手)の要望を通すためには、まずは相手(買い手)の要望を満たすこと。
そうすると、相手も自分の思うように動いてくれる(買ってくれる)わけです。

が…

「そうそう!まさにやってもらうとお返ししなきゃいけない気がするの!」という人と、「いや、別にスーパーで試食しても買わなきゃいけない気分になんてならないよ」という人がいるのですよね〜

それこそ、体癖。
体癖が「お返ししなきゃ!」と思わせ、体癖がスルーさせるのです。

で、返報性の法則がよく効く体癖が…

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