#1学生時代
とにかく人目を気にしていた中学・高校時代
ひとつ告白すると、僕に初彼女ができたのは社会人になってからです。
学生時代は、勿論彼女が欲しくなかったわけでは無いのですが、特に中学・高校時代は、周りの目を異常に気にしていました。
体育祭や文化祭でキャッキャウフフしたい
夏に浴衣デートとかして花火大会に行きたい
そしてそれ以上も…
そんな欲望を抱きつつも、
もし付き合って、クラスメイトからイジられたら嫌だな、どうしよう…
もしキスが下手だとかで、彼女経由で女友達の話のネタにされたらどうしよう…
もし変な別れ方をして、それが原因でイジメられたらどうしよう…
なんてことが怖くて不安で、一歩を踏み出せなかったのです。
思い当たる節があるとすれば、中学の時の「山田くん事件」がトラウマになったのかもしれません。
これは、スクールカースト上位の女子と付き合ってた山田くんが、やんごとなき事情があったのか、別れた後に元彼女+そのお友達からボロクソに非難され、挙句不登校になってしまった、という事件です。
もはやイジメってレベルで元彼女一派から罵詈雑言を数日間浴びせ続けられた山田くんを見て、率直に「女子って怖ぇ…」と思った僕は、
それ以来付き合って別れた後のリスクを過大評価するようになったのです。
デビューしそびれた大学時代
大学生になって大きく変わったのは、自分が認識する世界の大きさでした。
学校自体の世界が大きくなったし、学校以外の世界も知ることで、より高い目線から物事を考えるようになったのです。
その為、依然僕は周囲の目を気にしてはいましたが、中学・高校時代よりも、比較的活発に動くようにはなりました。
「大学生になったことだし、合コンをやってみたい…!」
と、語学のクラスや中学・高校、バイト先の繋がりを伝っては、3ヶ月に1回くらいのペースで合コンを設定していました。
合コンとは言っても、大衆居酒屋に集合して、
初めまして→おしゃべり→連絡先交換→1次会解散という、極めて健全なものでした。
王様ゲーム?2次会?抜け駆け?お持ち帰り?何それ美味しいの?
僕は、中学・高校とロクに女子と話したことが無かった為、初めての合コンではめちゃくちゃテンパっていました。
「沈黙はマズい、何か喋らなきゃ…!」と、ひたすら自分が知っている雑学を喋り倒したのです。
ふと我に返った時に見た、女性陣の引きつった顔は今でも忘れられません…
ですが、回数を重ねるうちに、ちゃんと女性と会話できるようになり、連絡先を交換して、さらにデートに誘えるまでになれました。
すると今度はデートの仕方がよく分からない、という問題に直面しました。
1対1のデートで、何を喋ったらいいのか…
どういう風に次の展開へ持っていけばいいのか…
どうすればいいのか、皆目見当がつきません。
当然ながら、女性とは微妙な雰囲気になり、そのままフェードアウトされてしまうことが多かったのです。
これは、語学のクラスが一緒だった女子や、バイト先の後輩女子とデートした時も同じでした。
デートの設定までは辿り着けるものの、「あなたを恋愛対象として見れない」と玉砕するばかりだったのです。
こうして、大学生になってからは、女性とのデートまでは辿りつけるようになったものの、デートの経験も少なく、告白が成功することはありませんでした。
中学・高校時代と比べてちょっぴり進歩したものの、
彼女ができないまま社会人へとなってしまったのです。
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