見出し画像

「ライフ改善コーチ」にたどり着くまで

不完全燃焼な日々

会社での仕事も、やりがいはあるけれど、このままでいいのかな・・・。なんか不完全燃焼な気がする。

いつのころからか、そう考えるようになった。

「自分にしかできないこと」「生まれてきた意味」を探して、自己啓発の本を読んだり、セミナーに行ったりしながら、ライフワーク難民になっていた。

人生の目的に気付く

2015年3月。とあるセミナーで、人生の目的が分かってしまった!

人生の目的が分かった人は、「これかな・・・?」と迷うことはない。それは、パートナーシップと同じ。

そう聞いていたけど、まさにその通りだった!私の場合、過去に乗り越えたつらい体験、つまり父親がギャンブルで借金を繰り返したせいで、小さいころからお金に苦労してきたけれど、それを克服できたことこそが、人生の目的だったとピンときた。

思わず、「お父さん、ありがとう!」と感謝した。

これからは、今、同じ体験をしている人に何か役立つことをしていきたい。そう思いつつ、家路についた。

そうは言っても、変えられない日常

人生の目的が分かって以降、セミナーでは、「私は、小さいころから父親のギャンブルによる借金でお金に苦労したので、今まさに困っている子どもたちの役に立つようなことをやっていきたいです」と自己紹介をした。

みんな、「すごいですねぇ!」「応援します!」と言ってくれた。

でも、具体的に「何をすればいいか」が分からない。現状維持の生活を続けるためにも、仕事は ”とりあえず” 続けておこう。そう思っている間に、月日が過ぎていった。

あれこれ試して、気付いたこと

その間、何も行動しなかったわけではない。

子どもの貧困というキーワードで、気になったものには参加してみた。子ども食堂に行ってみたり、塾に行く余裕がない家庭のための制度である学習支援ボランティアをやってみたり。

でも、そういうところに行っても、「親の借金で苦労している子」を見つけることはできなかった。そして、分かったことは、「家庭に問題があればあるほど、子どもたちはそう見えないようにがんばっている」ということ。

親の恥をカミングアウトする子どもがいるだろうか?考えてみれば、自分もそうだったではないか!

そんな事情を抱えた小さいころの私を救ってくれたのは、宇都宮けんじさんという弁護士さんが書いた『サラ金地獄からの脱出法』という一冊の本だった。そう、求められているのは、どうしたらこの現状から抜け出せるかという情報ではないか。

私が小さい頃は、インターネットもスマホもなかったけど、今どきの中学生は、ほとんどスマホを持っている。それは、学習支援ボランティアの経験があったからこそ、言えること。回り道をしたけど、無駄ではなかった。

これからの活動について

というわけで、「多重債務やお金に困っている家庭のために、その乗り越え方について、役立つ情報を提供していきたい」

この結論を出せたのが2020年の夏。人生の目的に気づいてから、ここにたどり着くまで、5年もかかってしまったけど、できることからやっていこう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?