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「FIRE 最強の早期リタイア術~最速でお金から自由になれる究極メゾット」~を読みまして。

どうも。マネーリテラシー系の書籍の投稿が続くことになりました。

14番のエルマは金の話が多い。というイメージが定着するのが怖いので、次はサッカー書籍を準備しています。

さて今回の書籍ですが、本題に入る前に。

マネーリテラシーを高めるためにもう10冊ほど読んできました。今回の投稿を作成するに当たって、本の内容以上に、

同じテーマに対してたくさんの本を読むこと。

の重要性を感じました。1冊の本を読んだだけでは、

「この人の個人的な思想かもしれない。」

「違う意見があるかもしれない。」

という疑念がいつも頭から消えません。僕はマネーリテラシー系書籍(お金の知識を得るために読む本を勝手に総称しています。)を読む中で、多くの著者が共通して述べている事項をいくつか発見しました。

「この有名なユーチューバーも、ブロガーも、先生も、このテーマに対しては同じ意見だな。」

と思えるようになると,自分が得た知識に対して自信が持てるようになります。もちろんこれはマネーリテラシー系書籍以外にも言えるわけですが、お金を扱うテーマでは特に大事なことだと思います。

成功体験や個人の意見を鵜呑みするだけでは絶対に、特にお金というテーマにおいては、失敗したときに納得がいかないからです。

成功してお金儲けができたらその人は神様に見えて、失敗したときは悪魔に見える。

そんな風に思いたくないので、なるだけ多くの人が普遍的に述べていることを探すようにしています。

熟考して、多くの意見を受けて、自分が出した答えで失敗する方が個人的には数段いいと思っています。もちろん成功することが一番ですが。笑

ここに、大学時代僕が教授から言われたお話を添えておきます。

僕は理学療法士の国家資格を取得するため専門学科を持つ地元の大学に通っていました。

教授陣は四国の中でもトップクラスの学位や経験、実績を持つ教授ばかり。

その中でも四国理学療法士会のボス的な先生が授業中に話したエピソード。

先生「僕は学生時代、高血圧の判断基準について先生から間違いを指摘されました。でも僕はその答えに自信がありました。でも僕の意見を先生に反論する術がありませんでした。そこで僕は後日、高血圧の基準について10の論文や本を読み、そのうち7つは僕と同じ意見だったと先生に反論しました。すると先生は僕の意見を認めてくれました。」

エビデンスを大切にする医療の世界では当然といえば当然なのですが、むっちゃかっこよかったです。笑

さて本の内容に入りましょう。笑

今回の本のテーマは

Financial, Independence,Retire,Early~「FIRE」

要するにさっさと仕事を辞めて遊んで暮らそうぜPON!PON!

ということです。正直資産運用や投資を頑張っても仕事を辞める未来は僕には想像できませんでした。

大学4年間、父が大学に通わせてくれたおかげで今の仕事があるし、仕事自体にやりがいも感じているので、そういう意味では僕は読了した後も仕事を辞めようとは思わなかったわけですが、

ただこの本の内容は少なくとも語尾にPON!PON!をつけたくなるようなものではありませんでした。(ふざけてすいません。笑)

幼い頃に、壮絶な環境で育った著者の「貧乏体験」から生まれた超堅実な思考と、お金に対する価値観に触れることができる素敵な1冊です。

本の終盤で言及されていますが、この本の著者は、莫大な収入を得ている起業家でも無く、年利20%を稼ぐ投資家でもなく、

「私たちは少ない費用で、ほかの人と同じ(もしくはより良い)人生経験ができる達人なのです。」

と自分のことを表現しています。特別多い収入が無くても、堅実な投資しかしていてなくても、30代で仕事をリタイアした人が書いた本です。

例え同じように早期退職できなくても、学べる点がかなり多いので紹介していきたいと思います。

最強の「欠乏マインド」

すでに述べたように、この本の作者クリスティー・シェンは子供時代に貧困の中で育った人物。

人口たった3000人の中国の農村部で生まれ、家族の世帯年収が600元(執筆時点での日本円で約16748円)の家庭で育っています。飢餓で死んだ友人の話なんかもでてきます,,,,,,,

えげつない。この人が30代で仕事を辞めて毎年世界旅行をしながら生活していると聞いただけで、この本は面白いはずと確信を持ちました。

でも作者この幼少期の経験を悲観することも無く、

(この環境で育ったおかげで)いわゆる欠乏マインドが自然と生まれ、そのおかげで今の私がある。と語っています。

お金が無かったことで、お金に執着するようになった。

これこそ著者の原点で、

例え人並みにお金を稼ぐようになっても、常にお金が無くなる恐怖を感じ、リスクへの準備を怠らない精神を持てるようになった。

本の冒頭はこの欠乏マインドについてしっかり述べられていますが、ざっくりまとめるとこんな感じかと。

31歳で1億円の貯金をつくっても、
検証と分析を徹底して、自分がどれだけのお金を生活で使っているか、運用している資産の中から何%切り崩していけばリタイアできるか、インフレにはどう対応するか、株の暴落にはどう対応するか、持ち家がいいか、賃貸がいいか、保険は何が必要か。

まるでライバルとの試合を前にした名将ペップ・グアルディオラのように頭を巡り巡らせる完璧主義。笑

他の分野の話をすぐにサッカーにつなげてしまうサッカーオタクの性にお付き合いくださりありがとうございました。笑

上記で列挙したような問題に対しての答えを網羅的に説明してくれていますので、是非読んでみてください。

僕個人の欠乏マインドを語るとすると、間違いなく大学時代。

フットサルにはまり、ほとんどバイトもせず、(時には授業もサボり。笑)やれトレーニングだ、

遠征だと高校サッカーの延長で第二の青春を謳歌するように時間を使っていたのでまあお金はありません。笑 

遠征の交通費やユニフォーム代を払うために、大学の飲み会を我慢したり、彼女とのデートをドタキャンしたり、笑

著者のクリスティーの欠乏マインドと並べて語るにはあまりに失礼なプチ欠乏マインド。

(いつも小遣いをくれた父、飲み会でいつもおごってくれたチームメイトに感謝です)

いまマネーリテラシーを高めるために本を読んで、その内容を少し実践できている自分を少しだけ褒めたいと思います。

あなたの仕事のコスパは?POTスコア

必ずしも全ての仕事に言えるわけでは無いですが、仕事に就くために学ぶ段階ではお金がかかります。

国家資格を取得するために大学に通った僕は典型的な例ですが、それがもらえる給料に見合っているかを計算できるのがPOTスコアです。

著者は、

情熱で仕事を選ぶのは(まだ)良くない。

と語っています。経済的に理にかなった職を選び、お金から自由になった後で、情熱を注げるビジネスなり、趣を見つけましょう。という考え方ですね。

決して夢を求めて努力する若者を否定する訳では無くて、欠乏マインドから生み出された著者のカラーが色濃くでた思考ですね。

まあ31歳で自由になった人の言葉なのでかなり説得力を感じます。

・POTスコアの計算方法

[給与の中央値-最低賃金]÷大学にかかるコスト(総費用)

使ったお金に対して、どれだけ見合った給料をもらえるかを判断できる指標。

このスコアが高いほどコストパフォーマンスの高い仕事に就いていると言うこと。

親に大学に行かせてもらっていた身としては、このスコアはとても刺激的でした。

というかほとんどの人がそうだと思います。

何を学んで、何の仕事をするかを考えている人がいても、

自分のために親が払う費用に対して、どれくらい稼げるようになるのか。

そこまではなかなか思考が及ばない。たぶん親は子供の望む人生ために学費を払っているわけで、そんなことは気にしていない人が多いと思いますが、

※著者は大学の授業料を自分で稼いでいます。

戦略的に人生を設計し、FIREを実現するためには必須の思考かもしれませんね。奨学金や学生ローンも考慮するともっと重要性が増す考え方だと思います。
(ちなみに医者のPOTスコアは1.0を割り切ります▶0.78)

ドーパミンで分かる幸せの価値

お金があったら何が欲しいか。

例えばスマホを持ってないとして、

お金があったらスマホが欲しい。

今度は処理能力の高い、最新モデルのスマホが欲しい。

ブランドもののおしゃれなスマホカバーが欲しい。

ビジネス用とプライベート用でスマホを使い分けたい。

これが幸せに慣れる特性を持つ人間の特徴。

これが本ではヘドニック・トレッドミル現象と紹介されています。

1978年の心理学研究において、

①宝くじに当選したグループ

②対麻痺を患ったグループ

の幸福レベルを追跡したところ、当然①は②と比べて遙かに高い幸福レベルを報告したが、

ところが時間がたつと両グループともに現状に適応し、1年後には人生が変わる前の幸福レベルに戻っていたということが報告されました。

しかもこの事実は生化学的にも考察することができます。

良いことが起こると放出される神経伝達物質:ドーパミンを、側座核という場所のドーパミン受容体が処理してくれて初めて人間は幸せを感じることができる。

しかもそれはドーパミンの放出量に比例するわけでは無く、側座核において期待した量と比較した相対量で決まる。

なんだか小難しいですが、笑

要するに、1度宝くじに当選して、幸せの期待値が上がってしまった人間は、また同じレベルの幸せを感じるためにより多くのドーパミンを必要とするということ。

僕が出したスマホの例だと、

・スマホGET→期待値UP!

      ↓

ドーパミン放出:最新スマホGET→期待値UP

      ↓

もっとドーパミン放出:ブランドもののスマホカバーGET→もっと期待値UP

      ↓

もっともっとドーパミン放出:二台目スマホGET→もっともっと期待値UP

ここで著者が強調しているのは、これが

モノを買ったときに言える話だということ。

経験にお金を使ったケースでは、全く同じ経験など存在しないため、幸福感はお金を使うたびに上がる。(使う金額は変わらなくとも)

より多くのモノを所有するほど、人はより不幸になり、より少ないモノを所有し、人生の貴重な経験(学び・旅行etc...)にお金を使うほど人はより人生に満足する。

本の冒頭だけを読んでいると、貧困時代の話、仕事のコストパフォーマンス、なんていう少し堅苦しい話が続いたのですが、人生を豊かにする経験にはお金を使いましょう。というメッセージに少し安心し、最後まで頑張って読もう。(笑) と思えました。

著者がこの章で伝えたかったのは、節約して支出を頑張って減らす前に、まずは自分を特に幸せにしない、あっても脳がドーパミンを放出しない支出を見極めようということ。

毎日の生活に欠かせない大好きなモノを削るのは心が折れる。

でも

・銀行の手数料
・利用していないサブスク
・視聴していないケーブルテレビ

こういう幸福度に貢献しない費用を潰していきましょう!ってことです。

そんなのねえわ。って僕も良く思ってましたが、意外とちゃんと調べるとあります。(笑)

必要以上の保険、スマホ代など、固定費を見直すと、意外と金余るやん。ってなるもんです。

それ以外にもステップを4つに分けて、無駄なコストを減らしていく方法を詳しく説明しているので是非本を読んでみてください。

決着!マイホームvs賃貸

えー、ここまで読んでくれた方には伝わったでしょうか。

FIREを達成して遊んで暮らそうという攻めのイメージとは対照的に、お金を守る手段の話が圧倒的に多いのがこの本です。(笑)

見出しにあるようにかなり意見が割れるテーマである、マイホームvs賃貸。

賃貸は一生家賃を払い続けても、家は自分の資産にならない。

ならば早めにローンを組んでマイホームを購入した方がいい。

これが以前マイホーム+土地購入寸前まで至っていたこのnoteの中の人の思想でした。(最近は少し考えが変わりました。)

この本で語られている結論から述べますと、

賃貸の圧倒的勝利。

でした。

著者の考え方では一生お金を払い続けるのはどっちも同じだということ。

不動産の価値が株式と同じように上がっていくという楽観的な考え方をもって計算しても、

・保険

・維持費

・固定資産税

・仲介手数料

・弁護士費用

・登記費用

・権原調査

・土地譲渡税

・ローンの利息

これらの費用でキャピタルゲイン(売った時に出る利益)の98%を消費するという計算です。

たとえ不動産価値が上がっているとしても、それを追加費用で消費していることに気づいていないとのこと。

※おそらく著者が居住しているアメリカにおいて家を買う→維持する→売る時に発生するコストなので日本では異なることがあると思います。ちなみに日本で家を買うともっと損をすることが分かったので後述します。

日本においてマイホームはもっと危険な資産になりえます。

理由①:日本において不動産価値が減少傾向にあるため。
理由②:人口減少で土地の価値すらも減少傾向にあるため。
理由③:地方では特に無住居エリアが広がるリスクあるため。
理由④:日本の住宅は平均寿命が短いから(約30年、米:55年、英:77年)

※これは僕が調べた情報です。

①~③で家の価値がどんどん下がり、買い手も少なくなっているうえに、

寿命まで短いと。

普通に考えると、経済大国アメリカを基準に(しかも楽観的観測で)してもほとんど利益を出さない資産が日本で資産になるわけがないことは容易に推測できます。

もちろんこれは資産という意味でとらえた上での考え方なので、家を持つメリットももちろんあると思います。

著者は子供がいないので子育てを考慮していません。

しかし、子供や自分たちのライフステージに合わせて住処を移れることが賃貸のメリットであるとも述べています。

この著者の素晴らしいところは、結局最後は納得のいく数値的根拠を示してくれるところです。

家か賃貸かを決めるうえで、簡単な計算式を紹介してくれています。

ローンの返済額/月×150%

この値が家賃を上回れば賃貸の方が割に合っている。とのこと。

これを150の法則と読んでいます。

(標準的な30年ローンの場合、最初の9年は返済額の約5割が利息の支払いに回るため。)

自分たちの生活環境を左右する様々な要素を考慮し、かつしっかりと計算したうえで決断して方がよいということですね。

やっぱり大事!インデックス投資

ここからは著者がどうやってお金を増やしたか。どのような方法でリタイアしたかのお話。

このnoteの冒頭で言及しましたが、多くの人が普遍的に述べていること。

それこそがインデックス投資の重要性。

インデックス投資がどんなものかはこちらの記事に詳しく書いてますので、1度御覧になってください。

この本の著者も中流階級程度の給料をインデックス投資で運用して、お金が増える仕組みを作ったわけです。

上の記事では言及していませんが次に話すアセットアロケーションについても僕が読んだ多くのの著書で同じ意見が述べられています。

アセットアロケーションとは、アセット=資産 アロケーション=配分

というそのままの意味です。どの資産をどの割合で買うか。です。

画像:https://www.sbbit.jp/article/fj/48362

もしこれが国内株式に資産100万円すべてを突っ込んだアセットアロケーションだった場合、日本の株価が暴落した時には保有資産も同じように減ってしまいます。

そのため異なる資産に分散して投資することが重要です。

株式以外の金融資産として代表的なのが、国債です。

株式と比較して値動きが少なく、安全な資産と言われています。

(国債は元利払いを国が保証しているため)

また、株価が暴落した時には、対照的にリスクの低い債券が値を上げる傾向にあります。

そのため、国債を保有しておくと、予想外の金融危機が起きた際のカバーができます。

株の割合増・・・長期的リターン(増) 値動き(増)
債権の割合増・・・長期的リターン(減) 値動き(減)

これでリターンとリスクのバランスが取れます。

決して1つの資産と心中するようなアセットアロケーションを組んではいけないですね。

アセットアロケーションを組んだら次に考えるのがポートフォリオです。

ポートフォリオ:具体的にファンド名を示した資産配分

画像:https://www.sbbit.jp/article/fj/48362

ポートフォリオにおいても、1つのファンドに集中投資することはリスクが高いです。

市場全体の銘柄を保有するようなポートフォリオを組んでおけば、リスク分散が図れます。

これを現代ポートフォリオ理論といいます。

インデックスファンドには全世界株式、米国株式、先進国株式、新興国株式など市場全体をカバーでき、手数料や運用コストが安い商品がたくさんあります。

日本では楽天証券やSBI証券で手数料が安く、コストパフォーマンスの高いインデックスファンドを自分で選ぶことができます。反対に銀行の窓口などで売り付けられる商品はほとんどぼったくり商品です。

著者は銀行の窓口のスタッフを本物の強盗と表現してました。(笑)

これら複数のファンドを世界市場のパワーバランスに応じてポートフォリオを組むことが大切です。

※他にも現代ポートフォリオ理論には平均回帰性や、ランダムウォーク(値動きを分析することは不可能)等のお話がありますが、それについては「お金は寝かせて増やしなさい」のnoteに説明があります。

順を追うと

①複数の金融資産を組み込んだアセットアロケーションを作る。
(債権以外にも金融資産はありますが、低リスク資産として紹介しました。)

例:株式60% 債券40%

②現代ポートフォリオ理論に基づいたポートフォリオを作ってインデックスファンドを買う。

例:eMAXIS Slim先進国株式インデックス25%、eMAXIS Slim新興国株式インデックス35%など。

みたいな感じです。ほんの一例です。

著者は世界中の企業を時価総額で順位付けした指数において、アメリカの企業が半分を占めていることを理由にポートフォリオにアメリカ株を組み入れしています。

現代ポートフォリオ理論においては世界最大の経済大国であるアメリカ株の割合が多くなるのは当然です。

ポートフォリオを組んで資産運用を始めた後の、株価暴落時の対応等も詳細に説明してくれています。ここも大事な部分は「お金は寝かせて増やしなさい」のときと同じでした。

ついにリタイア。4%ルールとは

インデックス投資で安全に自分たちの資産を増やした著者でしたが、次には

資産がいくらになるとリタイアでき、そしてその後どのようにその資産を使っていくかを説明してくれています。

4%ルールは、退職プランと経済理論を研究した論文が基になっています。

その論文では

ポートフォリオ全体の4%の資金で、1年間の生活費を賄えれば、貯蓄が30年以上継続する可能性が95%だと証明したわけです。

つまりですね、単純に年間の生活費に25を掛け算して出た金額を貯金できれば!(÷4%は×25と同じのため)

これでポートフォリオの重要性も良く伝わりますね。

お金を寝かせて増やす仕組み×4%ルール=リタイア達成

です。

でも人生100年時代の今!100歳で死ぬとしても30年なら70までリタイアできんやんけ。(笑) 結局は金持ちだけがみれる夢か。

というお話になってきます。

少しでも早くリタイアするために重要になってくるのが

貯蓄率と投資リターン

本ではこの2つの数値を用いて、リタイアまでの年数を示すグラフを掲載しています。

出典:「FIRE 最強の早期リタイア術~最速でお金から自由になれるメゾット」170ページより

要するに、ちゃんと投資でリターンを生み出して、たくさん貯金をすればするほど早くリタイアできますよということ。

そしてここで大事なのは、収入が関係ないということ。

上のグラフからもわかるように貯蓄率を10%から15%に引き上げるだけで働く年数は5年も短くなります。

もっと極端に言うと、純資産ゼロでも明日から6~7割を貯金に回せば10年後には4%をルールを用いてリタイアできるということになります。

貯蓄率が高い人(グラフの右側の人)は多少投資リターンが減っても、リタイアまでの期間に影響が出にくいことを示しています。

つまり収入より、投資リターンより、何より大事なのが貯蓄率。

収入の6~7割を貯蓄するのはなかなかハードルが高いですが、(笑)

本の終盤では、実際に貯蓄を増やす方法や、仮にリタイア後に資金繰りが厳しくなった時も対応する方法が具体的に示されています。

本気でFIREを達成したい人は、ぜひ僕が割愛した部分を読んでみてください。旅行に行って生活費を節約するなんて言う一めちゃくちゃなお話もあります。(実際は全然めちゃくちゃではないです。笑 納得の嵐です。)

今回はだいぶ長くなったのでここで幕引きとします。

夢のFIRE達成を目標に、また、自分の資産を増やし、守るために。この本をぜひ手に取ってみてください。

あくまでも、個人の意見です。ではまた!

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