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閉塞感に希望を見出す音楽、思い出野郎Aチーム。【2023年9月2日】

前にも書いたけど『今いちばん好きなバンドは誰ですか?』と聞かれたときにひとつ選ぶのはめちゃくちゃむずかしいが「思い出野郎Aチームです」と答えると思う。

今日は、思い出野郎Aチームのライブにいった。場所は鶯谷のダンスホール新世紀。会場も相まって、いつにも増して、思い出野郎Aチームの空気感に身体全体が包まれる感覚がある。

思い出野郎Aチームの音楽には、希望を感じる。希望そのものというよりも、閉塞感の中から希望を見出していこうとする姿勢を感じる。その姿に勇気づけられる。現状の閉塞感や課題を無視はせず、真正面から、だが、拳ではなくダンスビートで立ち向かってゆく。かっこいい。

今日は9月2日。昨日、9月1日は関東大震災が起きてから100年ということだった。関東大震災といえば、明治以降の日本の地震被害としては最大規模の被害をもたらした震災。自分も何かで見たことはあった。そして、その裏側では、朝鮮人虐殺事件が起きていた。

思い出野郎Aチームのマコイチさんが「いろんな考えの人がいると思う。でもね、やっぱり、やっぱり差別はなくしたい。なくさなきゃダメなんすよ」と言った。「こういう音楽がそういうもののカウンターになると思ってやってる」そういうと、フロアはわいた。

課題がある。苦しんでる人がいる。その課題に加担している自分がいるのかもしれない。そんなことを考えると胸が重たくなる。それでも、そんなことは言ってもそこからは逃れられない。できることを、今ここからはじめるしかない。

でも、おれは、そういうものを、できるだけ、かなしさとか苦しさでやるんじゃなくて、たのしさでやっていきたい。未来のために今を犠牲にしたくない。今もたのしく、未来をたのしいものにしていきたい。

思い出野郎Aチーム、めちゃくちゃたのしいっすよ。ぜひ聴いてみてください!

今日も読んでくれてありがとうございます。閉塞感、上等!

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