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マスコット総選挙と、クラブマスコットたちの自由 #さかろぐ #2020feb20

第1回「#さかろぐ」ラジオの「マスコット総選挙」パートの書き起こしです。取り上げた記事はこちら↓。

マスコットに見る自由

邨:次はちょっと、自分の理解が怪しい分野ですけど。マスコット総選挙。今聴いているのは何人だろう。

六:17、18人かな。

邨:みなさんは、マスコット総選挙に投票しました?

六:してません、すいません(笑)

邨:ちょっと(笑)どれくらいマスコット総選挙の影響があるかわかってなくて(ここからコメントを見る)、あ、しましたしましたしました。結構するんですね!あ、今年は順位も知らない。なるほど。僕は、普段サッカーを観てる人は、「マスコット総選挙なんて興味ねえよ」って人も多いのかなと思ってたんですけど。ちなみに、自分が普段応援しているクラブ以外のマスコットに投票した人はいます?

六:あー、キヅールね。

邨:キヅールか。ニータンはなんとなくわかる。つながりがあるから。東北の復興支援。すごいなあ。

六:あ、きたよヴィヴィくん

邨:おお、きたねヴィヴィくん。今からヴィヴィくんの話をするんですけど。

六:なんかテンション上がったね。

邨:まあ、今のは演技(笑)そう、最後にマスコット総選挙の話をするんですけど、マスコットの話が少しだけしたいなあと思って。総選挙が終わったあと、宇都宮さんの記事やフットボリスタでささゆかさんが書かれて、それ以外にマスコット総選挙が書かれたnoteもいくつか読んで。その上で宇都宮さんの記事が一番客観的かなと思って取り上げたかった。なんか、マスコットってクラブにとってどういうやつなんかなっていうのを考えたかったの。

六:うん、はい。聞いてます。

邨:僕は、ヴィヴィくんのことを、めっちゃ推しているわけではないけどすごくかわいいと思っていて。

六:うん、かわいい。

邨:おととしのGWに、長居でC大阪vs長崎の試合があって、その試合に行ったんですね(仕事です)。そのときに、ヴィヴィくんが、アウェーやのに写真撮影の長い列作ってたの。

六:おお〜。

邨:そのときに、こいつかねがね人気があるとは聞いてたけど、ちょっと異常やなって。何十人も並んでるし。

六:それは異常だなあ。

邨:でも確かに、見た目がかわいくて、愛想よく見える。かなり。並んでいる人たち一人ずつと写真を撮って、それに専属のスタッフが付いてる。人気者になるとマネージャーがついているわけですよ。

六:はいはいはい。

邨:で、セレッソのマスコット知ってる?

六:え、あ、待って。知らない。セレッソのマスコット?わかんない。あ、あれか。オオカミみたいなやつ?

邨:ロビーってマスコットがいるんですよ。(ここでコメントから)ブラックロビーくん?ブラックついたら、皮肉とかブラックジョークを言うやつでしょ。そう、ロビーってのがいるねん。あ、おかんもいるね、マダムロビーナっておかんもいるけど。ロビーはこの時、何してるねんって。人気を席巻されてるときに何してたかっていうと、この態度がまたいいんですよ。写真を見てほしいんですけど。↓

六:ふてぶてしいな(笑)

邨:「写真は流れで勝手にとれや」って(笑)この超対照的な、大阪のいい感じが出てると思うねんけど。フラフラしながら絡みに行ってた、っていうので。

六:混乱ができるほどの人気ではないんだ。

邨:いや、人気はあると思うんやけど。(コメントから)そう、つば九郎スタイル。

六:つば九郎スタイルって言われるとわかるね。

邨:で、俺は、そりゃどっちがかわいいかって言われたらヴィヴィくんやけど、マスコットの話をするってなった時に、この日のことを思い出したの。マスコットって自由なんやな、と思って。

六:まあ、そうだね。

邨:サッカーの順位とか、もちろんツイッターでアカウントを持っているようなマスコットは発信内容とか縛られるのかもしれないけど、やっぱ自由やなって。あまりにも違うキャラクターのやつが同じマスコットの枠に収まってるなって、思った。これは完全にこじつけでもあるんやけど、造形も対照的やん。ヴィヴィくんって、丸いやん。

六:丸いね。全てが。

邨:目も鼻も口も丸いし。

六:あきらかにボールを意識してるよね。

邨:そうそう(笑)それで、ロビーって尖ってるねん。オオカミやから当たり前なんやけど。牙付いてるし、耳でてるし、口もとんがってるし。当たり前やけど、オオカミやから。ちょっと、丸っこさとシュッとした感じとか、誠実な対応とちょっとひねてる感じとか。あまりにも違うけど同じマスコットで、自由やなって。

六:うん。

総選挙の次の展開が見たい!

邨:それがマスコットって言われたときの印象の根底にはあるなーって。逆にいうと不自由さって、さっき言ったような言動や行動が縛られるとか。

六:ってなると、相対的に順位がつけられる総選挙には違和感があるってことか。

邨:うん、うーん、そうだね。最終的に順位がついてしまうこともその自由をなんらか減じてるのかなと思うし、そこまでのプロセスも、票を獲得する方法も各自、さまざまなんやけど、マスコットに結びつくクラブじゃなくてJリーグ発信の活動やし、そっちに(自由を減らす)方向に働いているよねって。そういう意味で、宇都宮さんの記事は納得できるなって読んだ。縛られるってほど、厳密ではないけど。

六:そうだね。順位をつけることには俺も違和感はあるけど、そこまで行動が縛られてるのかなっていうのはあるけどね。

邨:なるほど。票を獲得する方法はやっぱり、自由な感じなんかな。

六:そんなみんな必死に票を取りにいっているのかなって。

邨:ああ。そうね。

六:トヨタ対日産みたいなことを言っている人もいたけど(笑)

※今年のマスコット総選挙1位を争ったのは、ヴィヴィくんに加えてトヨタがスポンサーのグランパスくん(名古屋)と日産がスポンサーのマリノスケ(横浜FM)でした

邨:それ、逆に面白いな(笑)

六:マスコットが勝手に代理戦争にされてるだけかもしれないけど。

邨:そうか、こっちが盛り上がってしまうのか。

六:こっちがそのなんか、こっちのマスコットへの理想が変わっていくというか。こっちの「マスコットはこうあるべきだ」っていうのが、総選挙を通じて変わっているのかなって。

邨:はいはいはい。

六:クラブ側も、そういうサポーターの声を反映させていくっていうのがあるかもしれない。

邨:反映しやすくはあるもんね。サッカーの部分よりも。

六:そうそう。

邨:あとはさっき聞いたときに、自分が応援しているクラブ以外のマスコットに投票するって人がいたんですけど、これは僕の認識違いもあって、マスコットからサッカーに入る人というか、特定のクラブを応援するための資格付けというか、このマスコットがいるからこのクラブを応援するかっていうのはすごく思う。やっぱ日本のマスコットってかわいいやん。よくできてるというか。

六:かわいいよね。

邨:何か特徴を持っているというか。プレミアリーグのマスコットは怖いからな。

六:怖いよね、アメリカとかもやばいね。

邨:だからここから入ってくる人もいるのではって。そういう役割は担っているのではっていう。だからそこに順位をつけるのは・・・別に総選挙じゃなくていいんじゃね?という感じ。

六:でも集まる場は残してほしいよね。

邨:そうだね。普段は2クラブだけやもんな。なんか、単独活動をさせてもいいかもしれないな。子どもを誘いやすくなったり。(コメントより)ああ、マスコット運動会か。

六:プロ野球ではあるよね、そういうの。

邨:運動させたら・・・プロ野球では結構動けるやつがね。

六:ドアラB☆Bの二強だから。

邨:バファローブルとか、西武のレオとか。Jリーグのマスコットは運動できるか?大丈夫か?キヅールは難しいね。

六:それこそロビーが強かったり。

邨:こいつは空気読まず無双しそうやな。そういう感じかな。(※実際見たら、動けなさそうな造形ではある・・・)

まあ、総選挙の次の展開というか、もう少し発展させて活躍できる場所があるんじゃないかなっていう、印象でした。

六:マスコットはもっと、ピッチの外に出て行ってほしいですかね。全員集合も見たいんだけど。ピッチ外の活動をもっとみたいかな。

邨:どうなんだろう。

六:外に需要があるかどうかは・・・

邨:(笑)まあ、次の展開もみたいかなっていう、お話でした。

六:はい。

※次回の配信は、3月5日(木)の22時からです!

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