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日本サッカー界のMVPと関西J1クラブの展望 #さかろぐ #2020feb20

2月20日に配信した「#さかろぐ」記念すべき第1回の文字起こしから、テーマ「MVP」について。

取り上げた記事↓

喋っている人についてはこちらから↓


邨:じゃあまず、最初のテーマから。この賞(フットボーラー・オブ・ザ・イヤー)はなんか、「投票してください」みたいなのが、会社のポストに入ってるんですよ。でJリーグのMVPとちがうのが、ひとつは海外でプレーしている日本人選手でもいいということ。もうひとつは、Jリーグでプレーしている外国籍の選手でもいいということ。日本人の一番でもなく、Jリーグの一番でもなく、もうちょっと幅広い日本に関係する人の枠のなかで、誰が一番活躍したでしょうねって賞。

六:なるほど。だから南野でもいいし、イニエスタでもいいしってこと。

邨:そうそう。その2選手も入ってたんやけど、1位だったのは横浜F・マリノスの仲川選手だったと。おめでとうございます。記事には「175票のうち60票を獲得した仲川が55票の南野に競り勝ち」って書いてある。そういうことやね。で、60票も入ったのが新鮮というか、意外やなあって思った。

六:あ、そうなんだ。

邨:っていうのは、俺は南野拓実選手に入れたんですよ。さっきも話題に上がった94年世代ですよ。俺は、みんな南野やろなあって思って投票したの。120票くらい入るやろうなあって。そしたら、あ、あ、そうなんやって。Jリーグの活躍が重んじられる感じで。

六:それが意外だったんだね。

邨:そう。2019年の日本を代表する選手でって感じだったから。コメントがあれば、2019年の、とりあえず日本人選手で、この人が一番だったっていうのあります?

(コメントでは南野が大半を占める)

六:あーやっぱり南野。

邨:活躍としては下半期だけやったかもしれんけど、南野じゃないかなって感じで選んだんですけど。まあ、っていう賞でした。で、ここから2020年シーズンの話に。今年もこういう投票があるわけですよ。

六:この賞、次が60回目だしね。

邨:まあ、そんな節目が記念かどうかわかれへんけど(笑)

六:(笑)

邨:まあ、投票しないといけないわけですよ。で、代表活動は五輪がメインになるだろうからそれ次第で、いったんJリーグを考えたいわけですよ。ちなみに2020年の川崎フロンターレはどうですか?(六は川崎サポーター)

六:川崎ですか?(笑)チームとして?

邨:チームでもいいし、最優秀選手になれそうな選手はいるんですか?

六:あー、それだと僕は、贔屓目ですけど谷口選手に、個人賞のおっきいのを取ってほしいなと思いますね。

邨:なるほどなるほど。あまり川崎を見ていない立場で言うと、去年の谷口選手のハイライトはルヴァン杯決勝のあの退場の。

六:はいはい。

邨:清々しさというか。抗議はしてるんやけど、潔い感じというか。雰囲気の良さが印象的というか。プレーではと言われると、水準は高かったけど・・・という印象。

六:DFだから当然安定はほしいんだけど、もう一個突き抜けるというか、殻をやぶってほしいというか。得点が去年は伸びてなくて、おととしかな、7点取ったの。7点取ったときはMVP取ってもいいかなと思ったんだけど。

邨:そういうことか。DFしながら10点くらいとればってことか。

六:それくらいしないとDFって取れないと思う。リーグ優勝はマストで。

邨:確かに。それくらいを期待しているってことですね。

六:期待しています。邨田くんはJリーグでの予想はなんかあるんですか?

邨:そう。きょう一発目にこの話題を持ってきた理由は、僕は普段主に関西J1の3クラブをしていて、他紙だったら記者が予想する(紙面の)枠があるわけね。で、僕はそれはないけど、予想はするよ、する。その話をするために、ここの一発目にこの話題を持ってきたの。

六:がっつり予想済みってことね。

邨:うん。でもやっぱり関西を見ているから、こうなったらいいなって願望も込みで関西のクラブの話をしようと。応援している人が聴いてたら、お前なに言ってんねんというコメントが欲しいですけど。

六:(笑)

邨:強いと思っているところの話からする。(ガンバサポーターからのコメントがきて)あーガンバサポ。ガンバの話は難しいなあ・・・(笑)一番強いと思っているのはセレッソ大阪で、18チーム中2位予想をしてる。してるし、場合によっては優勝もと思ってる。

六:うん、おうおう。

邨:なんでそうなんかって、まずは去年は失点が少なかった、それがそのままっていうのはあるんですけど、得点数が伸びなかったんですよ。39点しか取れなかった、って言い方が適切かどうかわからないんですけど。

六:そうか、39点ってかなり少ないな。

邨:うん、それで印象的にもきのうゴール集を見返してみても、チーム最多得点選手がマリノスに移籍した水沼選手(7得点)。で、この水沼選手が結構難しい得点を決めている。苦し紛れにGKが蹴ったクリアを拾って、ひとりで持ち込んでミドルを決めるとか。誰も中におらんやんってクロスにひとりで飛び込んで点で合わせるとか。そういうゴールが多くて、39点って数字の少なさ以上に、「理不尽ゴーラー」がいなくなったのが懸念点だなと思って、練習とか試合に行ってたんですけど。

六:なるほど。

邨:まず「理不尽なゴール」という意味では、サンガスタジアムのこけら落としだった京都サンガ戦で、水沼選手に代わって右サイドのレギュラー濃厚な坂元選手が、利き足の左足であげたクロスでそのまま得点した。これもなかなか理不尽なゴールやなと思いながら見てたけど(笑)、後で聞いたらあそこを狙っていきましょうということになってた。狙いとして確立してきた。理不尽さは少ないかもしれないけれど、そういう難しいゴールを決める選手は入ったというところで、得点力は保持と。

六:ほうほうほうほう。

邨:プラスアルファ、いまコメントで都倉選手やメンデス選手がいると書いてくれているんですけど、FWの層は間違いなく厚くなった。で、FWにどうやってボールを届けるねんというところで、結構クロスのシチュエーション、これは全部は言わないほうがいいと思うので言わないんですけど。クロスの場面を結構細かく想定してずっとやっていて。昨季のロティーナセレッソの安定したベースに、じゃあ結局フィニッシュまでどうやって持ち込むねんというところは、理詰めで狙っているなというのがすごくあった。なので、セレッソに期待してます。ということが言いたかった(笑)

邨:で、ガンバとヴィッセルの方に軽く触れておくと、ガンバの方は、キャンプのときから取り組んでいたことはレイソル戦でも出そうとしていたと思う。でもやっぱり前線から連動した守備をするための中盤3人の人選は、まだ模索しているのかな。前から奪いに行って攻撃もしますというのなら、事前のスカウティングの時点で中盤の人選は当てていないといけないなというのは感じました。せっかく追い込んでいっても、レイソル戦だと蹴った先にオルンガ選手がいるなら五分に戻っちゃう。三浦選手はかなり体を張ってたし勝っている場面もかなりあったけど、じゃあ次にセカンドボール拾いにいくのはその選手でいいのか、とか。そこは試合前の段階でバッチリ3人、この構成でっていうのを当てていかないと難しいのかなと思います。

ヴィッセルは、ACLがあるから。おそらくクラブはACLに力を入れるのではないかという感じがする。今のところは。

六:今のところね。
邨:なので、リーグはちょっと読めない。

六:なるほどね。

邨:個人的にもACLに頑張ってほしいし。決勝でサウジアラビア出張とか行きたいし。

六:(笑)そっか関西クラブだったらいけるのか。

邨:関西クラブだと行けるんですけどGLはやめときって(会社の)感じだったので、準決勝や決勝で韓国なりオーストラリアなりサウジアラビアなりに連れていってほしいなと思います(笑)

六:そうだね(笑)

邨:それで、今の話からMVPの話になるんですけど、セレッソ大阪のなかで・・・

六:選ぶのが難しいよね。

邨:そう。あげるなら清武選手か柿谷選手かなあと。

六:あ、その2人なの。

邨:うん。この2人のうちどちらかが左サイドでプレーするんだけど。

六:確かに、サンガ戦でも2人が代わってたね。

邨:ロティーナセレッソのなかでは、左サイドはエクストラプレーヤーというか。組織のなかから最大限自由が許されてるのがこのポジションやから。このポジションの選手が活躍すれば、優勝に近づくのかなと思います。

六:ちゃんと強そう、手堅そうだな。


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