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イラクを率いるシェナイシル監督に禁断の質問をした叔父は姿を消した(31年前の恐ろしすぎる悲劇)

イラクを率いるシェナイシル監督はアジアナンバーワンのリベロだった。つまりアジア最高のセンターバック、今でいえば韓国の金 玟哉(キム・ミンジェ)、日本の冨安健洋のような評価だった。

1993年当時、シェナイシルはシュナイシェルという呼び方をされていた。背番号は4。あのドーハでの最終予選に限ってはDFとして韓国の洪明甫(ホン・ミョンボ)より評価が上だった。そのプレーはまさに至高だった。

「洪明甫や井原正巳はいいセンターバック。だけどシュナイシェルは良いリベロ。本物のリベロ」

イタリアとドイツから派遣された記者はそのプレーに舌を巻いた。

最終ラインから信じられないような高精度の長短織り交ぜたフィード、俊足と読みを兼ね備えている抜群のカバーリング、強烈なキャプテンシー、すべてが異次元でありそのレベルはアジアを突き抜けていた。

私の叔父が当時シュナイシェルにインタビューをしたことがある。現地の言葉を喋れる叔父がシュナイシェルに次の言葉をかけた。しかしそれは禁断の言葉だった。その言葉がとんでもない事態を引き起こすことになった。

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