蹴道浪漫

サッカーの試合そのものよりも、背景のマニアックな部分に興味がある、昭和の最後に生まれた…

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サッカーの試合そのものよりも、背景のマニアックな部分に興味がある、昭和の最後に生まれたアラサーライター。ほとんどのものを、「浅く広く」知りたい派だが、サッカーは「深く狭く」掘り下げたい。最近のお気に入りは安部裕葵。嫁はワールドカップよりオリンピック派で、既にすれ違い気味。

最近の記事

結局のところ、日本サッカーは強いのか?

こんにちは。サッカーを深く掘り下げたい、蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。今回は、日本サッカーの現在位置について考えてみます。 日本サッカーは強いのか?日本のサッカーは強いのか?度々語られてきたテーマではあるが、世界のトップクラスではないがアジア屈指の強さ、というのが妥当な答えだろう。 日本のサッカーの強さ、言い換えればワールドカップで勝ち上がれる可能性について、いくつかのデータを参考にして考えてみたい。男子サッカーだけにしぼって見ていこう。 まず、FIFA(国際サッカ

    • サッカーの「戦術」と「フォーメーション」の違い

      こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、サッカーの「戦術」と「フォーメーション」の違いについて気ままに考察します。 フォーメーションは戦術の1部分サッカーの世界で良く使われる言葉の1つに「フォーメーション」がある。選手の羅列を数字にしたものであり、「スリーバック」や「ワントップ」といったように、各ポジションの人数が上げられているものが多い。そして、「フォーメーション」とは「戦術」のことだと思われがちだ

      • 日本サッカーにおける部活の存在意義

        こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、日本サッカーにおける部活の存在意義について、気ままに考察します。 「部活文化」という貴重性日本のサッカーの特徴の1つとして、部活出身の選手がいることが挙げられる。たとえば、ヨーロッパの場合は、選手は各クラブチームに所属している。学校が終わったら、一度自宅に戻ってから、クラブチームの練習場に向かうのだ。日本のように授業が終わったら、そのまま校庭でサッカーをするとい

        • 自己紹介 はじめてのnote

          はじめまして。 蹴道浪漫と申します。 ご覧いただきありがとうございます。 今回は簡単な自己紹介をさせてもらいます。 生年月日 昭和最後の夏 生誕地  東京の最北端 居住地  東京の繁華街がある区の最北端 家族構成 嫁、息子 noteを始めたきっかけ 自分が考えていることを文字にしたいと思ったから サッカー歴  小学校(キャプテン)、中学校(レギュラー)、高校(ベンチ外) 現職 ライター 好きな言葉  強いチームが勝つんじゃない、勝ったチームが強いんだ。 社会人になって10

        結局のところ、日本サッカーは強いのか?

          サッカーの試合の楽しみかた

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 「サッカー観戦をするきっかけがあるけど、いまいち楽しみ方がわからない…。」 そんな風に思っていらっしゃらないだろうか。 実は、サッカー経験者の私ですら、試合を楽しんで観戦するのは難しい。 なかなか点が入らないどころか、何なら1点も入らずに終わる試合も、ざらにある。 相撲や野球のような「静」から「動」に移る競技と違い、サッカーは「動」から「動」が多いため、見ていて試合展

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          長谷部誠は理想的なキャプテンである

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、キャプテンの役割について、気ままに考察します。 キャプテンに必要な資質とは?長谷部誠が引退を表明した。日本代表のキャプテンとして、ワールドカップ3大会に出場。81にも積み上げられた、日本代表キャプテンとして出場した試合数は、恐らく破られることはないだろう。40歳までドイツで現役を続ける日本人選手も、恐らくでてこないはずだ。 今や「キャプテン」の代名詞のような存

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          ロングスロー論争

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、サッカーのロングスローについて、気ままに考察します。 ロングスローとはカタールで開催されたアジアカップで、日本はベスト8敗退となった。史上最強の呼び声が高く、優勝候補の最有力だったにもかかわらず、早々に敗退という結果に終わった。 日本はイラン相手に後半の試合終了間際に点を決められて負けたのだが、その直前に相手のロングスローでの攻撃を受けている。最近では、高校サ

          ロングスロー論争

          審判のすすめ

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、サッカーの審判について、気ままに考察します。 サッカーに欠かせない「視野の広さ」サッカーの試合を見ていると、なぜここにパスをださないのか?等と感じることがあるが、そもそもテレビの映像と実際の選手の目線はまったく違う。テレビで映るような、観客席からの映像だとグラウンド全体が良く見えるものの、グラウンドに立ってみると選手の距離感がなかなかつかめないのが実情だ。 ど

          審判のすすめ

          日本は今が最強?

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、今の日本代表の強さついて、気ままに考察します。 日本代表の現在地日本代表が、9月にヨーロッパで行われた親善試合において、ドイツ代表とトルコ代表を圧倒して勝利を収めた。今回の2試合において特徴的なのは、「日本に絶好調の選手はいなかった」という点だ。また、ドイツやトルコに絶不調の選手もいなければ、チームとして戦術的なミスをしていたとも思えない。つまり、お互いが淡々と

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          高校野球から考える高校サッカーの髪型と応援について

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、サッカーの髪型と応援について、気ままに考察します。 高校野球の髪型について異常な盛り上がりを見せた夏の甲子園が、慶應高校の優勝で幕を閉じた。私は決勝戦のハイライト映像を見ただけだが、今回の夏の甲子園では「坊主頭以外の高校が上位に進出」と「慶應高校の大迫力の応援」が、特に話題になっているようだ。 まず、髪型に関しては自由にすべきという意見がほとんどのようだが、当

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          サッカーと地上波放送

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、サッカーと地上波放送について、気ままに考察します。 地上波でのスポーツ中継の減少女子ワールドカップで、日本が戦うグループリーグ3試合をNHKが放映することが決定した。正確な金額は不明だが、国際サッカー連盟が設定した高額の放映権料を支払うことになる。 今回の女子ワールドカップのケースに限らず、日本ではサッカーの試合を地上波で放送することが減っている。サッカーに限

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          大学サッカーという選択肢

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、日本サッカー界における大学の役割について、気ままに考察します。 U-17ワールドカップの戦績2023年7月2日、タイで行われたU-17サッカーアジア大会決勝で、日本が韓国を3対0で下して優勝。ベスト4の時点でU-17ワールドカップへの出場が決定していたわけだが、優勝したため、日本としてはこの大会で史上初めての2連覇を達成したことになる。 元々、日本にとって、こ

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          サッカー選手のゴールパフォーマンスについて

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、サッカー選手のゴールパフォーマンスについて、気ままに考察します。 高校球児のパフォーマンスについて高校球児のパフォーマンスが話題になっている。WBCで日本代表が度々行っていたペッパーミルのパフォーマンスを高校球児が見せたことが問題視されているようだ。 サッカー経験者の私は、野球の細かいルールやマナーについてまったく分からないが、高校野球には独特の風習が残ってい

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          ワールドカップカタール大会総括

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、終了したばかりの2022年ワールドカップカタール大会について総括します。 2022年のワールドカップカタール大会は、アルゼンチンの優勝で幕を閉じた。中東開催・冬季での大会実施等々、何かと初めての試みが多かった今大会において、日本はベスト4入りしたモロッコと並んで、前評判を大きく覆したチームと言える。今回は、個人的に感じた今大会の良かった点と改善すべき点をまとめた

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          PK戦は格下が勝つ?

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、PK戦について考察します。 2022年ワールドカップカタール大会において、日本は下馬評を覆してドイツ・スペインの強豪に勝利。目標のベスト8入りには届かなかったとはいえ、ほとんどの人の予想を覆す結果を残したと言えるだろう。最終的には、クロアチア相手にPK戦で敗れてしまったが、延長戦を含めての試合内容では互角以上に渡り合っていた。PKは運の要素が強く、あまりサッカー

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          足が速くない選手のディフェンス論

          こんにちは。 サッカーは「深く狭く」掘り下げたいアラサーライターの蹴道浪漫(シュウドウロマン)です。 今回は、足が速くない選手のディフェンスについて考察します。 体の特徴に合わせたプレースタイルの構築身長が低かったり、足が遅かったりすると、サッカーにおいては不利になることが多いです。小柄な体格を活かしたプレーは存在するものの、足の遅さを活かせるプレーというのは存在しません。 しかし、足が速い順に良いサッカー選手かというと、当然そんなこともないわけです。それでは、サッカ

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