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感謝したら心が健康になるのか

ゴールデンウィークに、NewsPicks の【落合陽一】自粛期間のメンタル・クライシスを考える #NewsPicks #WEEKLYOCHIAI  を見た。

このコロナ禍でメンタルを壊さないために何をしたらいいのかという議論がなされていた。

その中で専門家からの提案の中に「感謝する」というのがあって、ええええっ!とのけぞってしまった。

それはそうなんだけれど…それができないから困ってるんじゃないのかなって。感謝する気持ちになれないから、なるためにどうしたらいいの?という話じゃないのかな?と。

不安だらけ、疲れでいっぱいの時に、「感謝する」って難しいよー。えー。もっといい提案があるかと思ったよー。とスマホを裏返した。

数年前に「感謝する」ことの大切さを謳った本はたくさん出て、わたしもそれを読んで「感謝は大事」という認識はあったと思う。当時は人への不満だらけだったし、感謝することなんてほとんどなかったほど、腐っていた。「ないものを数えるのではなくて、あるものをみよう」と書かれているのを見て、へーと思って実践し、少しずつ心が軽くなっていった。

だけれど、最近、感謝する場面が増えてきて、あの時感じていた「感謝」と、全然違うなと思うことが増えてきた。

当時は頭で考えていた感謝。「ありがたいと思うことにしよう」という感じ。

けれど今は心から溢れ出てしまう感じがする。いま、感謝の気持ちを感じると、「わたし、いま確実に脳内にドーパミンだけでなくて、β-エンドルフィンでてるわー」と思う(へんな薬やってないよ)。瞑想状態になるというか。涙なんてフツーに出てくるようになってしまった。

わたしは冷えとり健康法が好きなのだけれど、冷えとりでも「感謝が大事」という教えがある。感謝の気持ちを感じると身体が変わっていくというのは、体感でわかるようになってきた。

なぜ、そう変わったのか。

わたしが考える「感謝」

感謝は大事なのだけれど、絶対にその前にやっておかなければならないことがある。

それは、毎日きちんと、自分の気持ちを満たしてあげること。自分の気持ちを、どんな小さなことであれ、押し殺さないこと。モヤモヤしたらきちんと自分の気持ちと対話すること。めっちゃめちゃ細かいレベルで。

つまり、本音を絶対に放っておかない

これなしに、感謝したって脳内はなにも変わらないんだということが、ここ数ヶ月でわかってきた。きちんと自分の気持ちに寄り添って、満たして、聞いてあげていると、感謝なんて自動的に湧いてくる。

ちなみに、その「細かいレベル」というのがどれくらいかというと、

「あー、今トイレ行きたいけど、この仕事はひとまず終わらせてから」ではなくて「今トイレ行きたいから行く」

「疲れたから休みたいな。来週休もうかな」ではなく、「今少し休憩しよう」

そんな感じだ。よしもとばななさんも、同じようなことを書いていた。

https://note.com/d_f/n/nbff60c436b25

わたしは、ここのところ、子供たちと離れることも少なく1人の時間が足りなかった。「おかーさーん」と邪魔されることなく、文章書きたいな、身体動かしたいな、ノート書きたいな、瞑想したいなという思いが昨日ふとわいた。静かな時間が欲しかった。

でも、脳内でもうひとりの自分がいう。「明日、父の日なのに?父である夫を労わらずにあなたを労る日にするの?」と(笑)

いや、でもこの想いだけでも、伝えておきたいと思い、夫にお願いをしてみた。もちろん快諾で、お一人様時間をいただいてこうしてnoteを書いている。もしあの時この思いを押し殺していたら、確実にイライラして、こどもたちや夫にあたっていたはず。その状態で家族に感謝なんてできる?

わたしは、いま、1人の時間がありがたいな、この時間が欲しかったの。と家族を想いながらあたたかい気持ちになっている。これが、本物の感謝なんじゃないかと思う。

小さな本音をひとつひとつ拾っていくことが気持ちを整えるのには一番効果的なのだ。感謝をするというのは、結果的にそうなるものであって、わざわざするものではない。「恋はするものではなく、落ちるもの」と同じ!!

自分の気持ちを小さいレベルで聞き届けてあげて、叶えてあげれば、感謝なんて自然に湧いて脳は変わっていく。

さ、父の日はなにをしようかな♡感謝の気持ちを伝えよう(笑)。







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