不安と楽しみとポンポコリン
予定日まで65日、妊娠30週と5日になった。
ということで、あと2ヶ月ちょっとで何がなんでもお腹から出さなきゃいけないらしい。
最近の胎動は、ポコポコを超えて、ボコボコボコ、ドゥルルルル…!!!という感じ。笑
前回の健診で、はじめて顔がハッキリ見えた。
ハッキリと言っても、所詮はエコー。骨格の形がうつるだけの、うすぼんやりした影でしかないのだけど、しっかりココが目で鼻で…とわかって、思わず「かわいい…!」と声が出てしまった。
なんだか大仏みたいな穏やかな表情に見えて、夫の寝顔に似ているような気がした。
でも、夫からしたらやっぱりよくわからないらしく、「かわいいでしょ!?」と見せたら、「えーっと…これどうなってるの…?」的な塩反応だった。
さて。今日は最近のもやもやについて。
結婚して3年目。夫とは全然性格が違うのでぶつかることも多いけど、大好きなのに変わりはない。
子どもが生まれたら、夫婦の関係は、変わっていくのだろうか。
最近の夫を見ていると、彼なりに、少しずつ父になろうとしているのかなと思う。
よくわたしの体調を気遣ってくれるし、遅く帰った日も買い物してきてくれるし、出張の日はわたしに何かあったらと、両親に連絡してくれる。洗い物も(できていないときもあるけど)、お風呂掃除も、わたしの行き届かない家事をやってくれる。
プレパパママ教室は熱心に受けていたし、たぶんわたしより抱っこがうまい。育休もまあまあな期間とるみたいだ。世の父親に比べたら、できる方なのかもしれない。
彼はきっと子煩悩になるし、勉強を教えるのも上手だろう。
それでもね。
結局ベビーグッズを調べるのも、保育園を調べるのもわたし。家事も今のところ、大半がわたし。産後、このままで大丈夫なのだろうか…と、ときどき不安になる。
(…という不安を本人に話したら、最近は少し努力しているようなので、やっぱりちゃんと伝えることも大事なのかもしれない)
楽しみの方が断然上回ってはいるけど、出産も育児も未知の世界すぎて、本当に大丈夫なのだろうか、と不安になることがある。
わたしは持病の関係もあり、できるだけ体に負担をかけたくないので、無痛分娩の予定だ。とはいえ、痛いだろうし。ていうか、痛いとかそういう次元なのかもわからないし。めちゃお金もかかるし。
それよりも怖いのは、生まれたてほやほやの赤ちゃんを死なせずに育てられるのか、ということ。
ただでさえわたしはガサツで、あっちこっちぶつかったり、物を落としたり、危機一髪の目に何度もあって、自分が生きていることさえ奇跡なくらいなのに。ちょっと目を離したすきに、赤ちゃんの息が止まってしまったらどうしよう。わたしのせいで、大事な大事な命を守れなかったらどうしよう。すごく怖い。
世のお母さんたち、本当にすごいよ。
毎日毎日、大事な子どもを世話して、生かして。
2人以上の子どもを抱えたママなんて、もう尊敬の眼差しで見てしまう。
とにもかくにも、そんな不安と、大事な宝物をお腹に抱えて、ぽてぽて歩くことしか、いまのわたしにはできない。
赤ちゃんの名前は、もう決めている。
無事に生まれることを祈りつつ、名前で呼びかける。
もう少しお腹にいてね。
不安もたくさんあるけど、あなたに会えるのを心から楽しみにしているよ。
毒にも薬にもならない文章ですが、漢方薬くらいにはなればと思っています。少しでも心に響いたら。