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生き方に迷う人に本当に読んでほしい本

住野よるによる「腹を割ったら血が出るだけさ」という小説を読み終わって本当に私に刺さったのでこの本の感想をただ書き連ねていこうと思う。 ネタバレを含むので興味が湧いたら↓すぐ買って読んでほしい。 この本の感想は読後の感情が一番物語を表せると思うので深夜読んで寝ずに書いたBookmeterから引っ張ってきた感想をそのまま載せようと思う。 他の人の感想を読んでみると年齢層が高くなっていくにつれあまり茜に感情移入できなかった人が多いようだ。 10代特有の感情の動きを描写してるのだ

周りが死にまくる小説 ―伝説シリーズ

やぁ。久しぶり。生きてます。 最近はリアルがちょっと忙しかったので更新できませんでした。ごめんよ。 さて今日はある小説の紹介をしていこうと思います。 西尾維新の「伝説シリーズ」です。 僕は西尾維新が大好きなのでこのnoteには過分に過大評価が入っているかも。ご了承願う。 このシリーズは全巻まとめ買いしました。かなり分厚いので本棚の一列がこの本だけで埋まります。 本題の内容ですが、この物語はわたしが今まで読んだ中で一番死者をだした物語といっても過言はないでしょう。ネタバレ

図書館の魔女の書評

図書館の魔女の二巻目を図書館で借りた。 一巻目の書評はこちら 二巻目の感想なので、ネタバレマシマシでいっちゃうから、そこんとこご了承ネ(突如現れたオネエ) キリヒトは五感が鋭く、マツリカが考案した指話(手をつなぎ手のうちに指をあてるか、あてないか、宙に浮かせるかの3つのパターンから言葉を紡ぐ)についてゆける唯一の人だったこともありマツリカとお忍びで街に遊びに行くなど仲を深めていた。そんな中、馬を停める酒屋みたいな場所でしゃべっていた二人組の一人が言った一言から、コリブリ

聾唖の少女と山の青年の物語

図書館の魔女 聾唖(聴覚がない)者が出てくる物語は初めて読んだ。 山で育ち、文字に触れたことがなかった青年キリヒトが師匠の命で図書館に勤めることになる。 図書館の司書であり、魔女と呼ばれているマツリカという少女と織りなす言葉にはかなり惹かれるものがあった。 物語の前半は進行が遅く、やや退屈だったが、後半になると段々物語に引き込まれていき半分は一日で読んでしまった。こうなると二巻もすぐに図書館で借りねばならない。外に出たくない。 言葉というものは一体何なのか。それを考えさせられ