アルミホイルで包んで調理してはいけない理由。
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*調理中にアルミが溶け出る?!
お魚、お肉、野菜を焼いたりする場合、アルミホイルで食材を包んで調理することがあります。しかし、そのアルミホイルの一部が食事に溶け出し、健康に悪い影響を与える可能性がある、ということを、あなたはご存じでしょうか?
アルミニウムと言っても、単に、アルミホイルだけでなく、調理器具の素材としても、一般的に使われています。
例えば、鍋やフライパンの裏地にも使われていますし、大きなスプーンなどのキッチン用品にもアルミニウムが使われています。
以前は「銅」が、この役割を担っていましたが、大量生産が可能で、洗浄が簡単、しかも軽い、ということで、アルミニウムが、銅の代わりに使われるようになったのです。
アルミホイルに包んでオーブンに入れることは、特に問題です。
「酸味」や「辛味」のある料理を、高温で調理すると、アルミニウムが、より多く溶け出してしまうからなのです。
*アルミニウムと健康
人間の体は、少量のアルミニウムであれば、非常に効率よく排泄することができます。つまり、アルミニウムへの暴露が最小限であれば、特に問題ありません。(注釈:勿論、暴露しないにこしたことはありません!)
世界保健機関(WHO)は、アルミニウムにおける、1日あたりの「問題無いとされる摂取量」を、体重1kgあたり40mgと定めています。
つまり、体重60kgの人の場合、許容される摂取量は2400mgとなります。
しかし、ほとんどの人が、この1日の安全摂取目安量をはるかに超える量にさらされ、アルミを摂取しているのです。
実は、アルミニウムは、トウモロコシ、黄色が濃いチェダーの様なチーズ、塩、ハーブ、スパイス、お茶などにも含まれているのです。
そして、冒頭でご説明したように、調理器具にも使われており、制汗剤のような薬理剤や、ワクチンの添加物としても使われているものがあるのです。
お酒やジュースの入った「アルミ缶」も、まさにそうですね。
*アルツハイマー病患者の脳組織
アルツハイマー病患者の脳組織からは、高濃度のアルミニウムが検出されている、という話を、ご存じの方もいらっしゃるかも知れません。
科学者たちは、アルツハイマー病の老人を調査し、アルツハイマーは「社会の工業化に伴う生活環境の変化から発症した現代病である」と、結論付けています。
また、アルミニウムは、他の健康リスクももたらします。
アルミニウムの大量摂取は、骨疾患や腎障害を持つ一部の患者さんにとって、特に有害である可能性が研究により示唆されています。また、人間の脳細胞の成長率を低下させる可能性もあるのです。
*調理時のホイルは避けましょう
ここまでにご紹介したリスクを考慮すると、調理の際、出来る限りアルミニウムを避けることは重要です。
新品の鍋などの調理器具は、アルミニウムが食品に溶け出すのを防ぐために、表面をアルミ以外の層で覆っていることが多いです。
問題は、調理後に鍋をゴシゴシ洗った場合、表面の層が徐々に削りとられていき、アルミニウムが表面に出てきてしまうことです。
その結果、アルミニウムの層が食品に直接触れてしまい、そのまま料理の中に溶け出してしまうのです。
表面のコーティングがはがれてしまう前に、適宜買い替えが必要でしょう。
しかし、アルミホイルで食品を調理することに関しては、話が別です。
アルミホイルは使い捨てなので、アルミホイルで包んだ食品の調理過程で、アルミニウムが食品に移行することは、世界保健機関(WHO)が定めた許容限度を超えていることが分かっています。
また、レモンやトマトジュースのような酸性で液状の溶液と接している場合の方が、食品への溶出が著しく多く、レベルも高くなります。
アルミホイルで調理した食品にスパイスを加えると、溶出レベルはさらに上昇します。
つまり、酸性の食材を調理する場合、アルミニウムがより溶け出しやすい、ということになります。
*まとめ
これらの調査から、アルミホイルは調理に使うべきでない、ということがハッキリしました。アルミ製の鍋やキッチンツール、最近では「アイスクリーム専用スプーン」などもありますが、原材料は「アルミニウム」であることが殆どです。
出来る限り使用を避け、ガラス、陶磁器、ステンレスなどを使うことをお勧めします。
なお、体に入り込んでしまった重金属をデトックスするためには、発汗が重要になります。重金属は、唯一、汗からのみ、体外に排出することが出来るからです。
奇しくも、高温多湿で汗をかきやすい「日本の夏」です。この気候を逆手に取って、上手に汗をかくことも、良いかも知れませんね。
勿論、熱中症には十分にご配慮頂いて。。。
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