有毒性がジャンクフードレベル??肥満、糖尿病の発生率を高めるという調査結果も…
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ノルウェーのベルゲン大学とAlternative Medicine Reviewの研究によると、養殖サーモンは、脂肪組織に多くの有毒化学物質を蓄積していることが分かりました。
魚の有害化学物質汚染の問題は数十年前に遡り、米国と英国で規制または禁止されている難燃剤ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)、ポリ塩化ビフェニル(PCBs)、ダイオキシン(農薬製造の副産物)、エトキシキン(魚の餌に含まれる農薬保存料)など、残留性有機汚染物質(POPs)が高いレベルで検出されるという調査結果もあります。
食品分析の結果、養殖サーモンの切り身の摂取は、糖尿病や肥満などの代謝異常の割合が高くなることがわかりました。また、養殖サーモンにはPCBやダイオキシンなどの有害物質が含まれており、その濃度は他の食品と比較して5倍以上であることがわかりました。
報告書は、養殖サケの毒性の主な原因は、エトキシキンのような魚の飼料に含まれる毒物、および陸上源や養殖魚そのものに含まれる化学物質の環境濃度に起因すると指摘しています。
サケのような養殖魚は、最もリスクの高い養殖方法の一つである、沿岸や沖合に設置された開放型網棚を使用しています。
これらの養殖場では、養殖場と周辺の海洋環境との間で、排泄物や、農薬や医薬品などの化学物質、寄生虫などの問題が多い養殖法です。
魚は、このような環境で発生する病気や、害虫の侵入を防ぐために、様々な抗生物質や、殺虫剤を含む可能性のある餌を与えられていることもあります。
養殖サーモンの検査で、エトキシキンのレベルが、果物、野菜、肉類で許容されるレベルの最大20倍であることが明らかになっています。
エトキシキンは、人体への影響はないとされていますが、この化学物質がヒトリンパ球細胞のDNA損傷と染色体異常を誘発することが科学的に証明されています。
養殖サーモンは、天然サーモンに比べて脂肪分が多いため、脂肪部分に蓄積しやすい有害化学物質を、天然のサーモンよりも、更に多く、蓄積する可能性があります。
そのため、この研究の報告書には、もしサーモンを食べるのであれば「脂肪分が少なく、かつ、ライフサイクルが短い、野生で捕獲されたアラスカ産サーモン」を勧めています。
さらに、イワシやカタクチイワシなどの小魚のように、ライフサイクルの短い魚は、脂肪分が少ない傾向にあり、化学物質への暴露を軽減するために、より良い選択であると言われています。
養殖は、サーモンをはじめとする魚介類の安定供給に繋がっているため、決して断罪することは出来ません。
魚にとっても、環境にとっても、人間にとっても、出来る限り「害の少ない」産業に進化すべき時なのでしょう。消費者は、食品の安全性について、自分で調べ、情報を得ていくことが必要なのだと思います。
最後に豆知識を2つ。
有害物質は「脂肪分に蓄積しやすい」というシステムは、恐らくどの動物も同じです。
なので、
刺しの入りまくった柔らかいお肉=有害物質蓄積部分が多いお肉
脂の乗りまくった魚= ・・・
ということです。
お察しくださいませ。
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