猛暑 2020.08.11

結局、7月の終わりまで天候は曇りがち雨がちで、梅雨明けしたのは8月1日だった。夏の良さは暑さにあるのかと思ってたけど、あんまり暑くない夏も全然よかった。またやってほしい。

昔はエアコンがなくてもべつに大丈夫だった的なことをたまに聞くけど本当なんですかね。温暖化の原因がCO2なら人間の活動のスピードを緩める以外ないような気がするけど…。もしくは木めっちゃ植える。
コロナ禍(言いたかった)であらゆる動きが停滞したことによって、環境にどういう影響が現れるのか気になります。
あと、普通に今までやってたこれ必要だった?みたいなことが片っ端から見直されたらいいなと思う。誰の為にもならなくて情緒にもならないことに疲れるほど元気が余ってない。
現行の経済の仕組み(というか風習?)を維持するために人が合わせにいってるのを見るとかなり違和感がある。食べ物の絶対量が足りなくて生きていけないんじゃなくて、お金が回らなくて生きていけないんだみたいな。
多くを確保したり、出し惜しんだり、お金が価値を持ちすぎている。


8月11日

朝からめちゃくちゃ暑かった。直射日光がきつすぎて日陰に入るとだいぶましに思えるほど。熱中症警戒アラートなるものが発令され、日本地図が危険を示す赤やさらにやばい紫色になってた。

急激な真夏の到来に、商店街が近くにあるタイプの想像上のおばあちゃん家が思い浮かんだりしてたところ、なぜか1日で曲作るかという気持ちに。
セミの鳴き声に清涼シンセサウンドでM7系のコードという始まり方が浮かんだので脳内反芻メモ。
とりあえずコンパクトデジタルカメラで適当な風景とセミの鳴き声を動画に収めておく。

夕方頃から作業開始。動画から取り出したセミ音がハイ寄りでペラッペラだったのでテンション下がる。
試しにディエッサーをかけてみたら落ち着いたのでよかった。もし録音したセミの鳴き声が耳障りだったらディエッサーをかけてみてください。
リバーブを塩感覚でかける。

M7系のコード定めにかかるも、イメージしていた和音とかすぐに忘れていくので「ま、これでいいっしょ!」で済ます。
音色選びもこれを想定してたのかもはやわかりませんけど悪くないので採用。プラグインでビブラートをダブル掛けでうにょうにょ成分を足しました。シンセ感(?)がでます。

この辺りでもう疲れたので、生・セミの鳴き声を聞きつつ、買い物行ったりしながら展開の思いつき待ち。

最初はもうちょっと漂うアンビエントな仕上がりにしようと思ってたはずが早々にドラム登場。ビート打っとけば最低限曲みたいにはなります。これに頼るのはほんとよくない。
シンセも水っぽい音色でフォンフォン言わせたかったのになんかチャラくなった。でもべつにいいじゃないですか!お洒落のつもりがなんかチャラいみたいな。
ベースはルート弾きっぽいイメージだったけどエレキベース系の音色とあわず、MIDIキーボードでたまたま弾いたフレーズがよかったのでそれを軸に構成することに。ちょっと和音っぽいのがどこかいかついしバンド感でてきた気がする。実際のベースで弾けるかは知りません。

ソフトシンセのプリセットを適当に鳴らして曲と相性良さげな音色を選ぶ。
アンビエントだし(?)わけわかんない音いれたいなとFXカテゴリから謎のコロコロ音を発見。全体入り前にしかいれなかったけど後半にいれてもよかったな。
プリセットなんて膨大な量あるしほとんど覚えてらんないから二度と出会えないぐらいの気持ちになるけど、その偶然的に自分の想定を超えてくる感じが制作において重要だと思う。
展開をつけるために途中から小節あたまに単音伸ばしフレーズ。トレモロをかけたらなんかコーネリアス風味になった。
終盤のソロはmonoでぐちゃぐちゃブロークンにMIDI鍵弾きました。2,3回録って微調整でわりとうまくいったかも。
中盤の透明な夏を感じるフーーーン音で収まりのいいメロディが弾けるまで録音して、ソロのデータをコピペで重ねて楽器パートは大体終了。

録音したセミ音声のはじまりが元々ブツっとなっていたので、その手前に逆再生したセミ音声を配置、謎にAmpliTubeのアンプシミュレーターで情緒を煽り、フィルターとオートメーションでシュワ〜っとさせて導入部分にしてみました。最後にスネア1点に激深のリバーブをかけてテンションがあがった。

大体こんな感じで作業が進んでいたはず。

制作がひと通り終わる頃には0時を過ぎ、セミはすっかり鳴き止んでいた。


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