見出し画像

【品格ある失礼加減 ナイツ 塙宣之 ⅱ】

#ナイツ のネタにある #塙宣之 の冴え渡るボケ
間違いなく 今回のタイトルの決め手となっている 品格ある失礼加減 が詰まったパフォーマンスだ。

彼の笑いの誘いとなっているのは 話題性 オリンピックの金メダル獲得や結婚などの明るいニュースは 後半にしかも控えめに持ってきつつ 食い気味に不祥事な話題を自分の意見で削り やがて磨き上げられた新鮮で上質な毒舌ネタへと仕上げ つなげていく。
ただ痛々しい失礼なことで片付けない 浅草の舞台 落語の頓知要素も含めているのも お年寄りの方の心を引くおもてなし加減が最高である。

漫才では喜怒哀楽をつけた漫才が増えつつあるナイツだが 控えめに訂正をする土屋さんのツッコミは 毒っけあるキツい塙さんの濃厚なボケに一切負けてない のもナイツワールド。囁くようなボリュームで飛ばした1発が 大勢の歓声になってこだまのように返ってくる。このペースが 1ネタ 約18分 独演会で続き 毎年大盛況で幕を閉じているのだ。

塙さんのように 調子を上げてウケる毒舌キャラ を 自らに定着させてることは極めて難しい。しりすぼみな心が過ぎると 毒舌キャラを追い求めるのが困難になり挫折することも多々ある
ただ上手いことを言える気持ちよさと 万人受けする話題の抉りがたをとことん研究し、丹精に絞り込まれ作られた 【醤油のようにサラッとした毒舌】は、 和洋折衷の舞台に 大いなる感動と刺激をあたえてくれる。

本人の即興的なアドリブをぶっ込んだとしても ただの毒舌とは感じさせないのは その周りを固める的確なコメント力。読者の方に伝わりやすいようにと 何度もM-1審査員を例に持ち上げてしまうのは少し失礼かとも思うが続けさせてもらう。
M-1 2018 2019 連続で審査員を勤めた姿を見て分かる通り 塙独自の分析力が大会の質を高めていた。こんなに緊迫した空気で冷静な塙宣之はまず お目にかかれないだろうし、100点でかつ キャッチーな審査を出場者にぶつけている。厳しめの傷痕を持って帰って強くなってもらう カタチにはみえないが 大いに塙宣之への信憑性が増す見所もあった。
このガチな感じがチラッと見えるのが 堪らなく面白い。

【品格ある失礼加減 = 塙宣之さんの本気が満ち満ちた部分が垣間見える 最高の叱責】

不祥事起こしたものがナイツのネタを観たら
【顔が蒼ざめながら笑う】という未知の表情が開拓されるほど心に刺さると思う。ただ ネタにされてかつ罵られた 不祥事有名人は 多分嬉しいことでしょう。


そんなことを思う #川添友太郎 の本音を今から書いていきたいと思います。

本音じゃなかったんかい!

いい加減にしろ どうも、読んでくださりありがとうございました。

あー楽しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?