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父の話 「タバコを悪者にする風潮が気に入らない」

タイトルを読んで、「なんだこのタイトルは!喫煙を助長するなんて気に食わん!」とお怒りの読者の諸兄方、ちょっと、ちょっと待ってください。
この記事は決して現代の禁煙ブームに文句を垂れ、タバコを全肯定する記事ではありません。あくまで健康に対する一意見として読んでいただければと思います。

このご時世に珍しく、僕は愛煙者です。
幼い頃から周りには父、祖母、母方の祖父と喫煙者が多く、中学生の頃に次元大介に憧れたり、仕事でメンタルがやられている時に喫煙者の友人に唆されたりとタバコの(悪)影響をモロに受け続けた結果、今では父と2人で連れタバコに勤しむという完全に悪い意味での親子の絆が育まれてしまいました。
今回はそんな僕の父親の話です。

いつものように外出の帰り、コンビニで連れタバコを終え、帰宅する道中での会話でした。
父が急に「最近どこでも禁煙だの言ってるけどさ、俺あれ間違ってると思うんだよな。」と言い始めたのです。
曰く、ここ数年は喫煙だの分煙だのタバコを悪者化し、避ける風潮があるけど、何でもかんでもタバコに押し付けていないか。という事でした。

ここ数年、ストロング系チューハイの危険性や若年層のオーバードーズについて耳にする機会が増えました。また、「ドカ食い」「○○キャンセル界隈」など心身共に不健康な行動をカジュアル化する傾向は間違いなく存在します。
「禁煙が進んだからこういった行動が増えた!」というのは暴論ですが、タバコを排除したにも関わらず、不健康な行動は減るどころかむしろ増え、挙句新しい社会問題となっているとなると、なんとも悲しい流れだなと感じます。

だからと言って「禁煙やめてタバコをドカドカ吸いましょう!」という訳にもいきません。ストロング系だろうがドカ食いだろうが健康に悪いのには変わらないのです。

結局、人間って不健康なことが大好きなんだろうな。そう感じた父の話でした。

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