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肉は外、心は内

GWはBBQ。そう決まっているわけではないかが、ここ数年、連休中の過ごし方の一つとして定番になりつつあるレジャーである。日差しも強くなってきて、外での活動もしやすくなる時期でもあり、大勢でワイワイ楽しめるともなれば、人気があるのもよく分かる。

僕は元来、出不精でインドア派の人間だ。海だのスノボだの釣りだのゴルフだの、誘ってもらえてもちょっと億劫に感じて遠慮させていただくことが多かった。

今でもこれらの外遊びは気が引けるが、家族ができ子供にもいろいろと経験を、となると話は別だ。アクティブなことは難しくても、ダラダラと家で過ごすよりどこかに行こう!と、こんな僕でもそういう気持ちになることも増えた。山に登ったり夕方に桜を見に行ったりしたのは、その辺の考えが影響している。

で、BBQもそのひとつ。と言っても家の庭で行うのでアウトドアと言っていいのか分からないが、僕はいつにもなく張り切って準備をすすめた。休みの日、天気もいい、従妹ちゃん家も来た、という絶好のコンディションの日で、ここを逃すわけにはいかない!という強い思いがあったのだろう。それにしても、こういう時の焼きそばは間違いない。簡単なのに最高にうまい、なんて頼りになるメニューだろう。


ひと通り食べて水遊びをして、片付け終わった後のタープの中。夕方が近づいてきた時間帯のこのまどろみの時間が最高に好きだ。普段と違う非日常をなんとかかんとか切り盛りしたあとの充実感や達成感、そして満腹感と疲労感なんかが入り交じり、もう動けない。でもこうやって動かないでいることを許されたような贅沢な時間である。

振り返ればBBQそのものより、この感覚を味わいたくて計画を立てたのかもしれない。この辺りに心はまだまだアウトドアになりきれてない僕の本音がある。涼しくなってきた風を感じながら、なんとなくそう感じた連休の一幕でした。


お越しいただきありがとうございます。でもこの時間は油断してると風邪引きますね。

ではまた!



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