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一年越しの二輪車Get

目指せ*スーパースポーツ(笑)。蕎麦宗です。

 2021年の年始に大型二輪免許を取得して以来一年。その間に友人のスズキSTを借りての練習や、仲間とのレンタル二輪ツアーなどで、時折ちょっとづつ触れてきたオートバイ。
 自身の自転車レース熱がしぼんでゆく中、今まで触れたことのない世界が少しずつ広がりつつある。そんなこんなを語っていると仲間が出物を紹介してくれたりして、オートバイの所有も視野に入ってきた。

 昨年の暮れ、仕事の絡みで東京へ行った際に、足立区にある中古ショップ《シークレットモーター》に立ち寄った。狙っているのはスズキST。あまりに二輪車は疎いので、メンテナンスも含め安心出来る手頃な練習車が良い。と、決めたのがそのストリートバイクで、いきなり*SSドゥカティパニガーレとか言ってると、いつまで経ってもそれにすら乗れない。

 初めて乗るつくばエクスプレスの六町駅で下車、およそトーキョーとは思えない街路を歩いて向かった。お店に入ると、所狭しと並んだオートバイに圧倒される。ネットで紹介されていた幾つかをスタッフの若い兄ちゃんが説明してくれ、その横にピカピカに光るカスタムSTがあった。聞けば入荷したばかりの出物らしい。
 中古オートバイの世界は入れ替わりが激しく、程度の良い人気車は瞬時に売れてしまう。実はこの一週間前に浜松の出物品を目前で逃す、という失態があったので、ここは押さえねば!と訊ねたら、5万円の手付けでOKだという。たまたま、仕事品の仕入れで財布に余裕があったので決心。おいおい、買う順番逆でしょ!って声が聞こえるな。
 契約書を交わしつつ、そこの社長さんと色々と話す中、ついでに燃油タンクの塗装も頼んだ。色はもちろん蕎麦宗ブルー。それ以外は全て彼に任せて、仕上がりは納車の時を待つことにした。

 それからひと月。再び《シークレットモーター》へ出向くと、表に僕のスズキSTが置いてある。

『なんだコレ、メッチャかっこいいじゃないか!』

と嬉しいご対面だった。社長の永井さんは元々カスタムペイントなどもやっていて、モーターショー出展の経験もあるそうで、とにかくハイセンス(後日、蕎麦宗ロゴのアートなオブジェ作って送ってくれました)。そんなこんなデザインやカラーの話で盛り上がったおかげで、気合い入れて仕上げてくれたようだ。

 さて、帰路はオートバイ。club sobasoの仲間がこの納車ツーリングに付き合ってくれ、彼と共に首都高速を疾走。湾岸線・大黒埠頭・ベイブリッジ・*横横に移って朝比奈ICで鎌倉へと降りる。
 昼食を済ませたらR 134号から西湘バイパス。彼もまた同じスズキSTなので入れ替えて乗り比べると、なんだこれ同じオートバイ?と思えるくらいに異なる乗り味。どうも、二輪車の魅力はそういう所にもあるようで、横や後ろについて自分のをシゲシゲ眺める。うん、かっこいいな〜オレのST。いつだったか【太っ腹礼賛…】に書いた《ビート武》の逸話を思い出した。

 真鶴・熱海から丹那盆地へと抜ける頃には、もう日も暮れていた。大寒波が来ていたこの日は実に寒すぎた。冬は防寒対策が重要なのに、それを知らない僕の服装では凍えそうだった。ありがたかったのは、このSTには*グリップヒーターが装備されていた事。前のオーナーが後付けしたようで、気づいたのはこの納車の際。いやぁ〜実にラッキー。

 さて、後日。弟・ユウスケにも手伝ってもらいビカビカに磨き上げると、まるで新車のように光っている。そして早速、店までオートバイで出勤してみる。なんとも楽しい気分に心浮かれながら、ついついフラフラ遠回り。
 新しい長靴を買ってもらった小学生がわざわざ水溜りに入る様。ちっとも変わってない50歳のオッサン、いや子供。しょうがね〜なぁ。 
 …と童心に帰る、そんな気持ちにさせてくれるのがオートバイという乗り物のようです。

では、ガンバラナシませう。

*スーパースポーツ・SS…ドゥカティパニガーレのようなカウルがついたレーシーな二輪車のこと

*横横…横浜横須賀道路

*グリップヒーター…ハンドルの握り部分に温熱ヒーターが付いている冬場の必需品。

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#新しい事を始める #夢の実現 #ドゥカティ #首都高速ツーリング


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