ドーハの歓喜
旅するスーパースター、蕎麦宗です。
2022年11月23日。カタールで開催されているサッカーワールドカップにて、日本代表がドイツを2-1で破るという快挙を成し遂げた。
サッカーに明るくない方々には『ほー、スゴイ』程度のことかもしれないが、10歳の子供時代に始めたサッカーが大好きだった僕にとっては、感慨深くこの40年の歳月を想った。
Jリーグの創世記。当時の日本代表が掴みかけた、《ドーハの悲劇》と呼ばれる初のワールドカップ出場が目前で掌からこぼれ落ちたあの瞬間。そこから考えると夢のまた夢。優勝4回を誇る強豪国ドイツに対して、全く臆することなく互角の戦いを演じ切った日本代表の選手達。対戦相手へのリスペクトこそあれど、なんの引け目もない。
そう、この若きサッカー選手達はごく当たり前にヨーロッパのトップリーグでプレーしており、また戦争を知らない第3世代の若者達なのだ。
僕(1972年生)ら以上の世代には、どことなく欧米崇拝や彼の国々に対する劣等意識があることは否めない。それは1945年の太平洋戦争敗戦から引きずったもので、未だ日本が性根に抱えている傷。その傷がようやく癒え、世界の中での新しい日本の立ち位置を築き始めているのが現在で、この日のサッカーの勝利はその象徴とも言えるのではないかと思う。
たかがサッカー。スポーツの一種目でしかない。
されどサッカー。これだけ多くの世界中の人々を熱狂の坩堝に巻き込む魅力は、その芸術性と文化や社会を反映させるこのスポーツの特性にある。僕自身は【サッカーはやめてしまったけれど】、残りの予選・決勝トーナメントそしてその先に続くサッカー界の行く末は、日本の未来を投影するものだと思う。そんな想いを心の片隅に置いて、興味深く観戦し眺めて行こうと思っている。
さて、ガンバラナシませう。
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