星を掴む時

　どんな些細なことでもいい。何か新しいことをはじめよう、という人はステキに見える。ギターを始める、バイク免許を取る、セミナーに通う、海外へ留学する、コンサートを開く、新規事業に関わるetc。なんだっていい、その挑戦する姿勢にこそ意味があるのだから。

　しかし、残念なことに、必ずその足を引っ張るネガティブなことを伝えてくる人がいるものだ。『危なくないの』、『なんの意味があるの？』、『そんなんでお客来るの』、『金払う価値ないよ』。
　そんな風に、君の新たな挑戦の腰を折ろうとする人のことをドリームキラーという。意外と身近なところにいるので厄介だし、ついつい君は凹んでしまうかも知れない。

　けれど、恐れることはない。それらのほとんどは挑戦をしたことのない、ただただ保守的な変わりたくないだけの人だからだ。
　幸い自分の周りにはドリームキラーはいない。いたとしても遠巻きで眺めながら、ウダウダとボヤいて愚痴ってる。僕が跳ね除けるのをわかっているからだろう。

　だからその分、君を応援しようと思う。まだ若かりし頃に沢山の人達が僕にしてくれたように…。

　僕は誰かが何かに挑戦しようとしている姿勢が好きだ。成功は保障されないとしても、必ずや君に何かをもたらすに違いない。

　そしていつか君は星を掴むだろう。その時、小さく砕いたその星のかけらを、挑戦するうら若き誰かのもとに配るのだ。

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